森の空想ミュージアム
高見乾司の本
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豊かな自然環境と町づくり運動で知られる湯布院町で、独自の構想のもとに「由布院 空想の森美術館」を設立した著者の、「町と自然とアート」を巡る10年間の思索と発 言。1996年度「地方出版文化賞」(次席)受賞。<1995年/海鳥社刊 2600円> 1986年に設立された「由布院空想の森美術館」。その森に包まれたおだやかな日 常の中にふと見い出す生の安らぎやぬくもり。自然との交感、大地との対話を草木染 めのようなしっとりとした筆致で紡ぎ出す随筆集。 <1990年/青弓社 1(絶版)> ![]() さわさわと吹き渡る風に誘われて、今日も森へ行く。折々の草花に彩られ、小さな生き 物たちの棲むそこは、歓喜と癒しのひとときを与えてくれる。「空想の森」から届けられた フォトメッセージ。写真は弟の高見剛 <1997年/海鳥社 2600円> 西米良神楽 西米良村教育委員会編 文・高見乾司/写真小河孝浩 鉱脈社刊・2009 ![]() *この一冊で西米良神楽がわかる* 九州脊梁山地の中央部に位置する宮崎県西米良村に伝わる 「村所神楽」「小川神楽」「越野尾神楽」 の三座の神楽の三十三番の神楽を詳細に解説。 さらに村所神楽の社人が勤める 「狭上神楽」「横野神楽」「上米良神楽」の資料も付記し 、広大な米良山系に分布する 旧・東米良の神楽の特徴と共通点なども俯瞰する。 西米良神楽探訪必携の書。 *以上の他に、「詩集石切り場」(葦書房)、「ゆふを織る」(不知火書房・共著)、「謎の猿田彦」(創元社・鎌田東二編・共著)などがあります。いずれ紹介します。本の整理をするのは好きだけれど、自分の本の整理はなかなかしないもの。振り返るのが恐いような、湯布院時代のことを振り返らずに生きてゆこう、とする心理が働いているような。それでも、通りがかりの町の古本屋の棚に自分の本が並んでいると、嬉しくて、つい自分で買ってしまうし、山深い里の神楽の焚き火に手をかざしながら、「貴方の本を読みましたよ」などと初対面の人から声をかけられた時などは、生きていてよかった、とさえ思うのです。次の書を著すエネルギーはこんなところから湧いてきます。「火の神・山の神」「豊穣の神・境の神」「空想の森から」の三冊は、在庫がありません。増刷になるほどの実力もないようですが、インターネット古書などに時々出ていることがあります。これも妙に嬉しい。自分の本がこうして生きつづけてくれている、と思うのです。本の照会文は、少し照れくさいけれど主に「帯」の文章からいただきました。 (高見乾司) |
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(SINCE.1999.5.20)