1月の釣り Ver.2



 ■ 天気も釣果も上々!

1月20日 自宅付近も現地も、完璧な晴れの天気予報に何の不安もなく出発!
先週は、現地は晴れだったが自宅付近が雪だったために、運転には支障がないにもかかわらず気持がのらず断
念・・・。
サクラマス釣りは時期が早ければ早いほど釣果が良いので、すでに出遅れてしまったと思いつつも期待は充分できる
と思っていた。

ここ数日はほとんど降雪がなかったので、アスファルトの現れた除雪の行き届いた道は走りやすい。
三日月が大きく見える空はまだ真っ暗だったが、現地に着く頃には明るくなりはじめる。

          

駐車場には先客が2台しか停まっておらず、私たちの前にはソリを引く釣り人が一名いただけだった。
湖上への乗り入れ口は依然高い位置にあり、それでも前回よりはずいぶんと水位が下がっていて、取り残された氷が独特の芸術作品を生み出していた。
釣り場を見ると灯りの点いているテントが一張あるのは駐車場を見てきているので納得だが、他にテントが10張以上も立っているのである。
もちろんテントの中は無人だろうから、常設、或いは前日から続けている人たちもいるのだろう。
今回は、ここの釣り情報や稔侍さんの情報によって岬下ポイントと決めていたので、この日の異常なほどの寒さにワカサギの魚群の確認もせずに場所を決めた。
結果的には正解だったが、前回から経った17日間の間に氷の厚さが随分増していた。
テントの中に入ると温かく感じたが、あまりの寒さのせいかガソリンストーブの火が点かない・・・。
2台とも同じ状態だったので、根気よく繰り返しているうちになんとか点火に成功したが、僅かに青い炎が弱々しく燃え
ていた。
ジェネレーターが温まり火力が安定すると、小さなテント内はたちまち温まり、安心して外のサクラマスの準備に出掛けられるはずだったが・・・。
ここで重要な忘れものに気付いたのである。
それはイスで、前回使用した車内に積み込んだままだったために、今回はうっかり見落としてしまっていた。
幸いテント内で横になれるようにとソリに積んでいた銀マットを敷き、これで何とか座って釣りをすることができたものの、長く座ったままで
は腰の負担が大きく後半が辛かった。
この日の気温はマイナス30℃近くはあったと思われ、周りを見ると雪がきらきらと輝き、全てが澄んで見える証左に遠くはニペソツがくっきり見えている。
圧倒される大自然の風景から我に返りドリルを手にするが、5ヶ所の穴あけは意外に大変だった。
穴あけだけを済ませてテント内に戻ると、竿や仕掛けはセットする元気もなく休憩となり、そのまま朝食タイムとなった。
元気が戻るとワカサギの様子が気になり、ようやくワカサギ釣りを始
めたが、なんと、いきなり入れ食いタイムに突入!
11mの湖底に大きな群れがいるらしく、仕掛けを下ろすとすぐに竿先が揺れた。
反応は前回の聖地並みに良いが、深さがあるので数は稼げない。
サクラマスの準備もしなくてはとワカサギの竿先を見ながら続けるも、どちらかに集中しなければ二兎を追うもの一兎も獲ず状態になる。
なかなかセットできずにワカサギ釣りを楽しんでしまい、ようやくサクラマスの準備に外に出てみると、朝にあけた穴は完全に凍りついていた・・・。
ここから5個分の穴あけと竿立て用の浅い穴を同数あけて、その勢いで仕掛けのセットを済ませたのが9時半だった。
すっかり日が高くなっていて気温も幾分上昇したせいか、テントに戻ると汗が噴き出しダウンジャケットは必要なくなった。
周囲ではいつの間にか釣り人も増えていて、野天釣りをしている人もいるほどだった。
遠くからスノーモービルのエンジン音が聞こえてきたがその音はなかなか近づかず、管理人さんは各ポイントの状況を
詳しく聞いてきているらしかった。
しばらくしてからやっと管理人さんによる料金徴収が終わり、ついでに同じ魚探を使っている管理人さんに有効な使い
方のレクチャーを受けたりもする。
ワカサギの反応の良さに、サクラマスのことなどすっかり忘れていた時だった。
11時少し前のこと・・・私の竿に強くグイグイと引くような手応えがあった。
しかし、巻き上げても巻き上げても糸が出されていくので、電池がなくなってきているせいかと必死で電動リールを操作した。
一度魚体が見えた時、サクラマスなのかウグイなのかは一瞬
だったので判断できなかったが、尾びれ近くに針がかりしているようだったので持久戦となりそうな気配を感じる。
それからしばらく格闘をして、ようやく見えた魚体の背中に斑点を見たのでサクラマスを確信して、氷掬いを使ってなん
とか釣り上げることができた。
最初の針は口に掛かっていたが、絡んで尾びれにスレがかりしたようだった。
30cmほどだろうか?写真を撮ってから穴に入れるとあっという間に消えてしまい、時間を要した割には元気だった。
その後電動リールの電池が完全になくなってしまい予備電池に交換すると、こんなにも違うのかと驚くようなパワーを見せてくれた。
お陰で11mの湖底から引き上げるワカサギ釣りの効率も良くなり、調子に乗っているうちに一本の針に2匹がヒットすることもあったほど。
最小4cmから時々釣れる大きなものでは13cm位のワカサギまで、アタリは相変わらず微妙だが面白い。
しかし、肝心のサクラマスが全く反応を見せてくれず、仕掛けのチェックも全くしていなかったので穴は凍りついてしまう
体たらくだった。
朝からワカサギだけを釣っていたら結構な数が釣れたかもしれなかったが、サクラマス狙いはやめられないのでこれでも充分だった。
私は150匹、Kさんは154匹と同じような釣果で、午後は少しだけ風が吹いてきて寒さを感じる。
帰る頃にはすっかり釣り人も減ってしまっていて、タウシュベツ橋に向かう人が一人見えていて、野天釣りをしていた人が私たちの後方からついてきていた。
今期のサクラマスは日と場所に大きく左右されるらしく、すでに1月も後半に入ってしまったので今後の期待は出来ない
かもしれない。





 ■ 厳寒の地に厳しい洗礼

昨年知り合ったゴッドさんのブログを観ると、イトウやサクラマスが景気よく釣れているらしい。
解禁、そして次の週も誰かしらイトウを釣っているのである。
ただし、3〜5名での釣果となるので確率からいうと厳しいかもしれないが、これはもう行くしかない。

1月28日 エンジンをかけると、すぐに外気温計に目をやる・・・マイナス21℃だった。
この分だと現地の気温はかなり下がっているだろうことが予想されたが、釣りたい一心で出発!
途中の街のコンビニで朝食と昼食、そしておやつなどを購入するのもいつも通りで、少しだけ明るくなりはじめた東の空
に安心しながら朝食を食べつつ、昨年よりも2週間も早い目的地を目指す。
スノーモービル送迎が始まる10分前に受付に到着し、髭の釣り番長が今年会った最初の係員で支払いを済ませる。

            

駐車場も前浜などの釣り場も混雑していたが、スノーモービルの乗り場に並ぶ人がいない様子??
スノーモービルの受付をすると、一度試験走行をしてからになるとのことだった。
管理棟の大きな寒暖計を見るとマイナス20℃を下回っており、この日の最低気温は29℃もあったらしい。
トイレを済ませてからKさんと釣り場を見ていると、野天釣りをしてきた釣り人がこちらに向かって歩いてきていた。
服装と帽子からして昨年お会いしたゴットフィッシャーさんだと思われたが、ここではすれ違いになる。
試験走行らしきスノーモービルが一台走って行ったが、すぐにUターンして乗り場に戻ってきた。
私たちは、そのスノーモービルに乗って出発となった。
前浜の釣り場を過ぎると速度を上げはじめ、ここから試練がはじまった・・・。
速度は大したことはなかったが、極度の寒さにより舞い上げられる雪が運転手と私の僅かな隙間に巻き込み、顔のや
り場がないのである。
予定していたいつもの走行中の撮影はできず、耐え忍ぶうちに目的地の島陰に到着。
イトウが釣れたら、撮影に来るから電話をくれと言い残して去って行った。
大物狙いの穴はここ最近の積雪が少ないのか残っていたので、それを使うことにした。
問題はワカサギ釣りの場所選びであるが、試し掘りをした最初の穴からワカサギの反応がみられたのですぐに決定!
準備をしていたところにスノーモービルの音が聞こえてきて、ゴッドさんが到着したようだった。
昨年の吹雪の日、聞き取れなかった私たちのアラーム音を聞いて、わざわざ教えに来てくれたのがゴッドさんだったので、さっそく挨拶に
向かった。
その後、ゴッドさんはそこから私たちよりも奥に陣を構え、並んで大物狙いをする格好になる。
しかしここで問題発生!
先週も経験したガソリンストーブが着火しない・・・問題。
ジェネレーターや本体を温めるなどしたが、全く着火しなかったのである。
幸い、テントに入ると凍てつく寒さはしのげたので、Kさんがワカサギ釣りを始めた。
私は大物釣りの準備を始めたが、除雪をしつつ足場を踏み固めなければならず、これが一番しんどい作業だった。
穴の準備だけ済ませてテントに戻るも、火の気がないので指先を温めるにも体温を使うしかない。
しかし、こんな過酷な状況下においてもワカサギの反応はいいらしく、Kさんは次々にワカサギを釣っている。
釣果に励まされた私は大物竿の準備を始め、Kさんのワカサギを頂き大物仕掛けをセットしはじめたところ、2本目の竿をセットしているときに一本目の竿の鈴が鳴っている・・・。
竿先は大きく引き込まれているので何かが食いついているのだろうが、冷静に鈴を外し合わせを入れる・・ヒット!
グイグイ引かれる快感がたまらなかったが、イトウでないことは明らかで、すぐにオモリが見えるとサクラマスが現れた。
35cmだったが腹が太いせいか大きく見え、時間を見ると8時47分だった。
この後、全ての仕掛けをセットして、気付いた時にはすっかり太陽が高く昇った9時過ぎになっていた。
安堵したところでテントに戻るとストーブは点火していて暖かく、ようやくワカサギ釣りの準備を始めた。
時計を見ると9時半を過ぎているにもかかわらずバケツの中は空で、仕掛けを下ろしても反応がないのにKさんは次々
に釣り上げている。
魚探の反応も底付近に多く見られ、すぐに私の竿先にもワカサギからの便りがやってきた。
ワカサギは大きさの割には引きが強く、他の釣り場のワカサギに比べると何故か色が濃い。
テントの外に寒暖計を置いてあり、10時過ぎの温度がマイナス14℃と依然寒かったが、体感気温はそれほどでもない。
11時50分、竿の点検に向かい一本の竿がエサだけなくなっていたので交換をしてテントに戻ったところ・・・・・Kさんの竿がない?
幸い電動リールの電池がなくなってしまい手動のリールを使っていたのだが、ワカサギスペシャルGTと銀庵が何者かに持ち去られてしまったようだ。

サクラマス程度では竿ごと引きずり込
まれはしないが、奴なら充分可能だっ
た。
穴の周囲の雪や氷の破片の散乱状


実際にはもっと反応が濃い
況や、銀庵のガイドのシールなどがはがれていることも相当に力の強い魚の仕業だろうから、たぶんイトウがワカサギ
仕掛けにヒットしていたワカサギを呑み込み、竿ごと水中に引きこんでしまったと思われた。
ここはイトウの棲む湖である。油断していた自分たちが悪く、高い授業料になったが是非にあらずといったところか。
午後からは風が時折強く吹き雪が舞うこともあったが、概ね晴れの良い天気だった。
それでも念には念を入れて、雪深い雪面にアキアジのブッコミ用の竿立てをペグ代わりに使い風対策をした。
14時少し前のこと、ゴッドさんがアラームが鳴っていると知らせてくれたのでテントを開くと、確かにアラームが鳴っていた。
テント内でガソリンストーブを焚いていると聞こえないこともよくあり、またしてもゴッドさんのお世話になってしまった。
一番奥の竿先が穴に向かって引き込まれており、少し巻いて合わせを入れるとズンとした手ごたえに竿が大きく曲がった。
しかしリールが随分重く感じたので、見るとラインがスプール内に絡みついていた。
魚の引きは伝わっていたが体で受け流しながらスプールを外して糸がらみをとり、再び巻きはじめると強い引きが伝わってくる。
穴から飛び出してきたのは39cmのサクラマスだったので良かったが、もしもイトウだったならとっくにラインを切られてい
ただろう。
納竿予定時間まで15分足らずとなっていたが、この日は他にも2度餌がなくなっていたので、この一本に気をよくしてこ
の竿も再度仕掛けを投入してテントに戻ろうとしたところ、ゴッドさんの鈴が鳴りサクラマスを釣り上げた様子だった。
ワカサギは依然好調ではあったが、迎えの40分前には納竿して大物竿の撤収を始めた。
最後から2番目の竿の鈴が吹っ飛んでいて、竿先に僅かな反応が見えた。
僅かというのは、この竿だけ竿先が折れていてガイドの3番目が最先端部になっている。
巻いてみるとサクラマスらしき反応があり、穴から出てきたのが35cmのサクラマスだった。

         

この一本で片付けの時間が若干遅れたが、この頃には風もなくなっていて、先にやってきたスノーモービルに乗ったゴ
ッドさんを見送り、テントを片づける前の14時55分には私たちの乗るスノーモービルが来てしまった。
女性ドライバーの運転で、朝よりも楽に(気温が低くなかった)管理棟前に到着する。
この時間なのでまだまだ前浜は賑わっていたが、落ち着くと筋肉痛を感じるほど体の各所に疲れを感じた。
薄い雲にぼんやりと太陽が見えるので、道は走りやすく運転することができたが、途中の街で買物などをしてきたので
自宅には18時半頃に到着した。


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