精神科領域における「薬物療法」といっても症状や、病気によって、または個人によって薬効が違います。このページの目的は患者さんや家族の方が薬物療法の大切さを認識して頂くことが目的です。また薬事法の問題もありますから内容については目安として理解して頂き、詳しくは掛りつけの医師の説明や助言を必ず守って頂きますようお願い致します。


  ここでは向精神病薬について以下の分類に分けて説明いたします

 抗精神病薬

 抗うつ病薬

 抗躁薬

 抗不安薬

 抗てんかん薬


*** ここに記載してある内容は看護士として知り得た情報を整理したもので全て正確というものでは有りません。くれぐれも掛かりつけの病院の医師に御相談くださいますようお願い致します *** 御質問・御意見は下記からどうぞ…

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精神科領域における「薬物療法」といっても症状や、病気によって、または個人によって薬効が違います。このページの目的は患者さんや家族の方が薬物療法の大切さを認識して頂くことが目的です。また薬事法の問題もありますから内容については目安として理解して頂き、詳しくは掛りつけの医師の説明や助言を必ず守って頂きますようお願い致します。


 

  抗精神病薬(メジャートランキライザー)

 薬の種類

 薬理作用

 予薬方法

 副作用について


  薬の種類

これは一般に鎮静作用と抗幻覚・妄想作用を併せ持つ薬物で、精神病、躁病、幻覚・妄想を示す脳気質精神病や中毒性精神病に使用される。また退行期うつ病や、精神病性うつ病の不安・焦燥・妄想に対して用いられることも有る。

 

  構造式の違いでフェノチアジン系ブチロフェノン系その他の3つに分けられる

  下記の表を見て頂きますが商品名の所が普通よく使われる名前です最初に戻る 抗精神病薬に戻る


フェノチアジン系

一 般 名

商 品 名

1日経口投薬量

クロルプロマジン

コントミン・ウインタミン

50mg 〜 450mg

レボメプロマジン

レボトミン・ヒルナミン

25mg 〜 200mg

チオリジダジン

メレリル

30mg 〜 90mg

プロペリシアジン

ニューレプチル・アパミン

10mg 〜 60mg

ペラジン

プシトニン

50mg 〜 400mg

トリフルオペラジン

トリフロペラジン

5mg 〜 30mg

パーフェナジン

PZC・トリオミン

6mg 〜 48mg

フルフェナジン

フルメジン・アナテンゾール

1mg 〜 10mg

チオチキセン

ナーベン

20mg 〜 30mg

ゾテピン

ロドピン

75mg 〜 150mg

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ブチロフェノン系
一 般 名

商 品 名

1日経口投薬量

ハロペリドール

セレネース、リントンほか

3mg 〜 6mg

ピパンペロン

プロピタンほか

75mg 〜 225mg

スピペロン

スピロピタンほか

1.5mg 〜 4.5mg

チミペロン

トロペロンほか

3mg 〜 12mg

ブロムリドール

インプロメンほか

3mg 〜 18mg

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その他

一 般 名

商 品 名

1日経口投薬量

ピモジド

オーラップ

1mg 〜 9mg

カルピプラン

デフェクトン

75mg 〜 225mg

クロカプラミン

クロフェクトン

30mg 〜 150mg

オキシペルチン

ホーリット

40mg 〜 240mg

 

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  抗精神病薬の薬理作用(戻る)

抗精神病薬の適応となる疾患群は、精神分裂病が中心である。抗精神病薬によく反応する症状としては、幻覚、妄想、緊張、活動過多、敵意、攻撃性、拒絶症、不眠、食欲不振などがあげられる。一般に精神分裂病の陰性症状と言われている社会的引きこもりや意欲の低下、感情鈍麻には、有効な薬物が少ないとされている。

抗精神病薬の薬理作用表

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 与薬方法

医師の指示(時間・量など)に従いかかさずに服用することが大切である。副作用が著明に出現する場合は 勝手に家族や、本人の判断で調節したりすることは後々、病状が不安定になることがありますので注意しましょう。

服薬が不規則で、度々病状が悪化しやすい傾向にあるケースではフルフェナジン(アナテンゾールの注射)や、デカン酸ハロペリドール(ハロマンスの注射)などの持効剤を使用することも有る。

 副 作 用

ここでは一番多いと言われる副作用の中で錐体外路症状を列記します。詳細は各商品名を参考にし、一般名をクリックしてください(詳細が閲覧できます)

  急性ジストニア

精神薬を服用後、 数日以内に起こる急性の筋聯縮である。頚部や体幹が曲がったまま動かなくなったり、下が出たまま戻らないという症状が起こる。薬の量が少なくても力の強い薬や人によっては微量でも生じることが多い。急性ジストニアは若い男性に起こりやすい。

  アカシジア(正座不能)

精神薬を服用後、数ケ月以内に起こる症状である。アカシジアは足元がむずむずして座っていられないと不快感を示し、ひどい場合は自殺を企てることも有るといわれている。見た感じは、足踏みをして落ち着かないと見られてしまうことも有る。

  遅発性ジスキネジア

長期の抗精神薬のの服用によって起こるといわれている持続性の不随運動のことで、口の廻りに見られることが多い

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  抗うつ薬

 薬の種類

 抗うつ薬の選択

 薬理作用

 与薬方法

 副 作 用最初に戻る 抗うつ薬に戻る


  薬の種類

抗うつ剤には 精神運動を賦活させる作用のもの、気分高揚作用の強いもの、抗不安作用が強いものなどが有ります。三環系・四環系とMAO阻害剤の3つに分けられます。

 

下記の表を見て頂きますが商品名の所が普通よく使われる名前です

一 般 名

商 品 名

1日経口投薬量

  イミプラミン

トフラニール、イミドール

25 〜 200mg

  デジプラミン

パートフラン

50 〜 150mg

  クロミプラミン

アナフラニール

50 〜 225mg

  トリミプラミン

スルモンチール

50 〜 200mg

  ロフェプラミン

アンプリット

20 〜 150mg

  アミトリプチン

トリプタノール、アデプレス

30 〜 150mg

  ノルトリプチン

トルトレン

30 〜 150mg

  ドスレピン

プロチアデン

75 〜 150mg

  アモキサピン

アモキサン

25 〜 75mg

  マプロチン

ルジオミール

30 〜 75mg

  ミアンセリン

テトラミド

30 〜 60mg

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 抗うつ薬の選択

 薬理作用

抗うつ剤は抑うつ気分を解消させ、不安・焦燥を緩和し、意欲を増大させる作用が有る。また、単極制及び双極性うつ病のほか、恐怖症、強迫症や慢性疼痛にも使用されている。

 与薬方法

医師の指示(時間・量など)に従いかかさずに服用することが大切である。副作用が著明に出現する場合は 勝手に家族や、本人の判断で調節したりすることは後々、病状が不安定になることがありますので注意しましょう。

 副 作 用

各項目の商品名をクリックしてください

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 抗 躁 薬

  薬の種類

  抗躁薬の選択最初に戻る


 薬の種類

抗そう薬には現在はおもに2種類の薬物が使用され、 精神運動興奮を抑制させる作用のもの、また抗てんかん薬のテグレトール抗精神薬のセレネースなども使用されます。

 

下記の表を見て頂きますが商品名の所が普通よく使われる名前です

一 般 名

商 品 名

1日経口投薬量

炭酸リチウム

リーマス

600 〜 1200mg

  塩酸スルトプリド

バルネチール

300 〜 600mg

炭酸リチウム

テグレトール

100 〜 1200mg

 

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 抗躁薬の選択

 リーマス(Limas)

【成分名】

炭酸リチウム(lithium carbonate)

【何の薬?】

躁病の治療薬

【主な作用】

脳に直接はたらいて、特有の自発運動、興奮を抑制し躁病、躁うつ病の躁状態を改善します。

【副作用など】

過量になると中毒をおこしやすい薬なので、服用の仕方については家族も一緒に医師の指導を十分受けましょう。中毒症状として吐き気、下痢、食欲不振、けいれん、脱力感、めまい、発熱、発汗、頭痛、耳鳴、情動不安、昏迷、不整脈、血圧低下、タンパク尿、排尿障害などがおこることがあります。一般に日本人は血液中に0.5〜1.0mEqが治療有効濃度であり、0.5〜0.8mEq/Lが維持濃度であると言われている (病状や体格、水分の摂取量によって維持濃度は変化します)

【与薬方法】

個々の症状にあわせて服用量を増減させるので、医師(精神科医)の厳重な監視のもとで、服用を続けます。医師の指示(時間・量など)に従いかかさずに服用することが大切である。副作用が著明に出現する場合は勝手に家族や、本人の判断で調節したりすることは後々、病状が不安定になることがありますので注意しましょう。

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 バルネチール(Barnetil)

【成分名】

塩酸スルトプリド(sultopride HCl)

【何の薬?】

強力な精神安定剤

【主な作用】

鎮静作用、幻覚・妄想を抑える作用があるので、躁病や精神病の症状を改善します。

【副作用など】

筋肉のこわばり、健忘、うつ気分、ねむけ、不安・動悸を感じたり、血圧の上昇、月経が止まる、乳汁分泌などがおこることがあります。

【与薬方法】

長期間服用することになるので、勝手な判断で急に服用をやめたり増量したりせず、医師の指示をよく守りましょう。なお、ねむくなったり、反射能力が落ちたりしますので、危険な作業や車の運転は避けましょう。また、酒類と一緒に飲むと、作用が強く出すぎることがあるので避けましょう。

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 抗不安薬

 薬の種類

 一般に緩和な精神安定剤(マイナートランキライザー)といわれている。薬の構造式によっていくつかのタイプに分類される。風邪をひいたときにも服用したりすることもある。

 薬理作用

 各薬剤によって異なります。

詳細は下記の一般名をクリックしてください。
一 般 名

商 品 名

種 類

ジアゼパム

ジアゼパム他

各 種 あり

クロチアゼパム

リーゼ

各 種 あり

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 抗てんかん薬

 薬の種類

 抗てんかん薬の選択

 薬理作用

 与薬方法

 副 作 用


 薬の種類(一般名をクリックすれば詳細が観られます

一 般 名

商 品 名

種 類

バルプロ酸ナトリウム

デパケン

錠剤(100mg〜200mg)

バルプロ酸ナトリウム徐放性

デパケンR

錠剤(100mg〜200mg)

フェニトイン

アレビアチン

錠剤(100mg〜200mg)

カルマパゼピン

テグレトール

錠剤(100mg〜1200mg)

 

 抗てんかん薬の選択

  種類によって若干の違いがあります。症状によっては安定剤を用いることもあります。

 薬理作用

  各種てんかん発作、およびてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)に有効とされている。

 与薬方法

 ほとんどの場合、食後ではなく時間薬に使用することが多い。これは血液中の薬の濃度を一定に保
  つことが目的である。
医師の指示に従ってください。

 副 作 用

 眠け、注意力、集中力、反射運動能力などの低下がみられる事がある。その他、肝機能障害、消化
  器、皮膚などの異常をきたす事もあります。

 

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