総合疾患理解

 器質性精神病

 脳の器質的変化によって起こる精神障害をいう。原因として、@ 感染 A 外傷 B 腫瘍、血管損傷 C 変性代謝性によるもの等がある。

 基礎疾患として、髄膜炎、脳炎、脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍、パーキンソン病、アルツハイマー病、ビック病なとがある。

 症状精神病

 脳以外の身体疾患を基礎とする脳の機能障害によって起こる精神障害をいう。基礎疾患として、全身性エリテマトーデス、膠原病、神経べ一チェット病、悪性貧血、全身感染症、代謝栄養障害、内分泌疾患、肝疾患、心疾患、賢疾患などがある。最近では、人工透析、lCU・CCU症候群もある。

 症状および状態

 器質性精神病では

せん妄、アメンチア、もうろう状態などがあげられる。

 症状精神病では

急性期 ⇒ 意織混濁、せん妄、記銘障害、失見当識、昏睡。

慢性期 ⇒ 痴呆、人格変化として自己中心的、感情変化として感情失禁、多幸、抑うつ、神経症状として麻痺、痙攣、不随意運動、幻覚、妄想

 経過はいずれも意識の変化が中心で原因疾患の治癒とともに回復する。中枢神経の変化が回復しない場合、慢性症状に移行する。

 介護上の注意点

1.一般状態、意識状態の観察を行い、異常の早期発見に努める

2.水分・栄養の補給、清潔の保持に留意し、合併症の予防に努める。

3.外界の認織が不完全なため、行動錯誤による危険性が高い。安全な環境を整える。

4.興奮の激しい時は、個室などの保護的な環境での治療につなげる。

5.疾患により日常生活lこどのような支障がきたしているか把握する。

6.日常生活行動面におけるケアは、患者のテンポに合わせて行う。

7.リハビリテーションは患者の残された能力を最大限に生かすように工夫する。

8.言動に注意し、具体的に現実感が持てるように話す。

9.身体的変調「いつもよりふらつく、身体がだるいなど」に気付いたら、早め相談するよう伝える。

10. 自分でやれること、やれないことについて、自覚できるように促す。

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