2001年6月 鑑賞作品


A.I.
 [ARTIFICIAL INTELLIGENCE]

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント
   ジュード・ロウ
   フランシス・オーコナー
   サム・ロバーズ
   ジェイク・トーマス
   ブレンダン・グリーン
   ウィリアム・ハート
   〈声〉ジャック・エンジェル

キャッチ・コピー:

デイビッドは11歳 体重27キロ 身長137センチ 髪の色、ブラウン
その愛は真実なのに その存在は、偽り

あらすじ:

不治の病気で冷凍睡眠になっている息子を持つスウィントン夫妻。疲れて行く妻モニカ(F・オーコナー)のために夫ヘンリー(S・ロバーズ)が連れてきたのは人間の子供ソックリのロボット・デイビッド(H・J・オスメント)だった。自分を愛するためのキーワードを入力するモニカ。ぎこちなくも幸せな一時が帰ってきたが、息子の病気が治り帰ってきたことで、デイビッドとトラブルが...。泣く泣くデイビッドを森に置き去りにするモニカ。本当の人間の子供になるためにスーパートイのテディと、途中出会ったジゴロ・ロボットのジョー(J・ロウ)と一緒にブルー・フェアリーを探す旅に出る。
デイビッドを人間にしてくれるブルー・フェアリーは見つかるのか...。待っていたその人は...。そして、デイビッドを待つ運命は...。

コメント:

キューブリックが温めていた話しを、スピルバーグが実現した、近未来SF作品です。
人が人のエゴで創った、心を持った子供型ロボット。今のペットと同じように、自分の都合が悪くなったら捨ててしまう。感情の無いものに、人間が無理やりを植え付けた感情。本当の子供のように、成長してきた感情ではなく、唐突に感情が備わった感情は脆い。しかも、愛されつづけている間はいいけど...。

ロボットとしての動きや、“人間が創った感情”の表現を、ハーレイ君がうまく演じてますね。また、ジゴロ・ロボットを演じる、ジュード・ロウが、またピッタリのハマリ役で、脇を固めてます。
映像もよどみがなく、さすがスピルバーグとうならせてくれます。廃棄処分となってしまった、壊れたロボット達は痛々しいがばかりです。
クライマックスは、話せませんが、目にジワっと涙がにじんできそうです。
しかし、今回もそこへ持ってくか、スピルバーグさん。

この作品、ロボットと人間の関係とすると、手塚治虫氏の「アトム」にやっと追い付いたかと、思いました。
デイビッドが産まれたいきさつも同じような...。

ちなみに、パンフにシワがよってる所が多数あって、悲しいぃ。

2001年/アメリカ/146分
鑑賞日:2001/06/30


ギフト
 [The GIFT]

監督:サム・ライミ
出演:ケイト・ブランシェット
   キアヌ・リーブス
   ジョヴァンニ・リビシー
   ケイティ・ホルムズ
   キム・ディケンズ
   グレッグ・キニア
   ヒラリー・スワンク

あらすじ:

占いで生計を立てるアニー(K・ブランシェット)は、頼ってくるヴァレリー(H・スワンク)の、乱暴者の夫ドニー(K・リーブス)とのことをカードでみて、別れるように進める。それを知ったドニーは、アニーを目の敵にするようになる。
車の修理工のバディ(J・リビシー)もアニーに頼る一人だが、精神的に病んでいて、不安定な男だった。
或る日、息子の学校の先生ウェイン(G・キニア)のフィアンセ・ジェシカが失踪した。警察から協力を依頼されたアニーは、その夜不思議な夢を見る、恐さで目がさめたアニーは、気晴らしにミルクを持って表の犬小屋へ。ポタと手に落ちる雫、見上げるとそこには...。夢のイメージからつきとめた場所は、ドニーの敷地内の池だった。遺体が見つかり、ドニーは逮捕されたが、本当にドニーがヤッタのか...。

コメント:

超感覚オカルト・サスペンス。
以外にもそうそうたるメンバーが脇を支えているこの作品、ちょっと豪華気分。
映像的な見せ方は、「ホワット・ライズ・ビニース」のようだな。この作品は、もっとB級らしく作った方がよかったんじゃないかな。キアヌ・リーブスとかも使い方がもったいないよね。ラストもなんだか、まとまりがなかったようにも思うしなぁ。
でも、J・リビジーのバディ役は良かった。最後なんか特にね。ま、怖さを堪能するなら、映画館だね。それか夜一人で部屋を暗くして観るとかね。

2000年/アメリカ/112分
鑑賞日:2001/06/22


パール・ハーバー
 [PEARL HARBOR]

監督:マイケル・ベイ
制作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ベン・アフレック
   ジョシュ・ハートネット
   ケイト・ベッキンセール
   キューバ・グッティングJr.
   ウィリアム・ボールドウィン
   ジョン・ボイト
   トム・サイズモア
   ウィリアム・フィクトナー

キャッチコピー:

全世界の心に捧ぐ、世紀のドラマ。
「“さようなら”は言わない、必ず戻るから…。」
1941年・現地時間12月7日午後6時、ハワイ諸島―
海と空の青が一瞬にして深紅に染まったその日、ただ愛だけが、若者たちに残された最後の楽園だった・・・。

あらすじ:

悪ガキのころから親友だったレイフ(B・アフレック)とダニー(J・ハートネット)は、子供の頃からの夢だった戦闘機のパイロットになっていた。レイフは健康診断で出会った看護婦のイヴリン(K・ベッキンセール)に一目ボレ、やがて二人は恋に落ちる。
理想に燃えるレイフはドイツ軍と戦うべく、イギリス空軍に志願し、イヴリンをおいて、戦線へ一人発ってしまう。親友のダニーに「俺が死んだら後のことは頼む」と言い残し。そして、数ヶ月後ダニーの元へ、レイフ戦死の知らせが...。悲しみに暮れるダニーとイヴリン。幾月が経ち、亡きレイフの思い出を拭い去るかのように恋に落ちる二人。そんな二人の前に現れたのは、死んだはずのレイフだった。恋人との絆、親友との絆を失ったレイフは荒れた。
レイフとダニーがケンカした翌朝、それは起こった。1941年12月7日日曜日、日本軍による真珠湾攻撃。空を埋め尽くす日本軍機。沈む軍艦。飛び立つ前に撃ち壊される戦闘機。みるみる内に火に包まれるパールハーバー。いつ止むとも知れぬ攻撃に、レイフは、ダニーは...。そして、傷つき、叫ぶケガ人を看護するイヴリン。いったいこの世界はどうなってしまうのか...。そして、3人の関係は...。

コメント:

思ったより「愛と友情」の部分が多くてちょっとホッとしました。ストーリー的には、エピソード・パートが多く、これでもかと言わんばかりに、かなり長いです。気持ち中だるみのような気もしますが、私は最後まで引き込まれていました。
泣かせるシーンもちゃんと用意してあって、隣の御婦人はかなり涙を拭きまくってました。私は、泣くほどまで行かなかったですがね。
映像的には、最近の技術を駆使してかなり見せてくれます。
やはり、アメリカを美化し日本を卑怯として描いてますので、そのあたりを許せないと思う方にはオススメしません。
愛と友情の物語として観ていただく分にはいいかも。
「タイタニック」と「アルマゲドン」で感動した方にはオススメできるかな。

そういえば、日本でカットされた台詞ってなんなんでしょか。今日観た中で「あれ?」と思ったのは、アレック・ボールドウィンの台詞の一部が、字幕スーパーで訳されていないとこです。その辺なのかなぁ。

そうそう、今日のスーパープレミアム試写会には、な、な、なんと制作ジェリー・ブラッカイマー、監督マイケル・ベイ、主演ベン・アフレックがそろって舞台挨拶に来ましたよん。うぅ得した気分でっす。(^o^)/

2001年/アメリカ/183分
鑑賞日:2001/06/21(プレミアム試写会)


センター・ステージ
 [Center Stage]

監督:ニコラス・ハイトナー
出演:アマンダ・シュール
   イーサン・スティーフェル
   サシャ・ラデッキー
   イリア・クーリック
   

キャッチコピー:

あなたを感じる・・・魂をこめて私は踊る

あらすじ:

厳しいオーディションに合格し、ニューヨーク名門バレエ団付属アカデミーの練習生になったジョディ(A・シェール)。バレエ団のトップスター、クーパー(E・スティーフェル)に惚れ、一夜を共にし恋人気取りになってしまう。
ルームメイトの自分勝手なエヴァ、優等生のモーリーン。日々のレッスンが繰り返される。やがてバレエ団に残ることができる3名を選ぶための卒業公演が始まる。

コメント:

いわゆるバレエのサクセスストーリーです。たいして目新しくもなく、きわめてフツーでした。
クライマックスの舞台はバレエじゃなくてバレエを採り入れたミュージカルだろ。あれは、無理があるんじゃないか?ってことで、イマイチ感がありあり。
でも、バレエやダンスシーンはちょっとだけイイかな。

2000年/アメリカ/115分
鑑賞日:2001/06/21


g:mt
 [g:mt]
 【R-15指定】

監督:ジョン・ストリックランド
出演:スティーブ・ジョン・シェパード
   アレック・ニューマン
   ベンジャミン・ウォーターズ
   キウェテル・イジョフォー
   アリシア・イヨー
   メラニー・ガタリッジ
   ジョージア・マッケンジー
   アンジェラ・ローレン・スミス

キャッチコピー:

ゼロから始まる俺たちの未来!
世界標準時のUKグリニッジから飛び出したNEWジェネレーション・ムービー!

あらすじ:

ロンドン郊外のグリニッジ...高校を卒業して明るい未来を信じていた8人の若者達がいた。
チャーリー(A・ニューマン)はバイク便の仕事をしながらプロカメラマンを目指す。リックス(C・イジョフォー)とビーン(B・ウォーターズ)はサム(S・J・シェパード)の援助を得てバンド「g:mt」を結成。サムはg:mtのマネージャーとして歩む。それぞれがパートナーを得、そしてやっと成功の第一歩を踏み出そうと上手く行っていると思っていた時に悲劇は始まった。
チャーリーが事故で半身不随になってしまった。医療器具に繋がれ身動きが取れないチャーリーを見てショックを隠せない仲間。バンドに亀裂が入り、分裂、サムは、g:mtを売り込むためにボーカルを迎える。出ていったビーンは麻薬の売人に...。
やがて、段々と回復していくチャーリーを中心に、また元のように戻れるのか、それとももっと...。

コメント:

UK音楽シーン・ミュージックがガンガンかかるが、ただの音楽映画じゃぁない。夢を目指した若者が挫折を乗り越え、大きく成長して行く様を描く作品です。
ただ、そこには悲劇があり、誤解があり、歪んだ道があり、そして、友情があり、愛情がある。どんなに不幸なことが起きても、自分を呼び起こしてくれる友人がいる限り、頑張ることができる。そんな気分になれる作品でした。
g:mtの演奏も良いですが、ラストで、再び写真を撮ることができたチャーリーの笑顔が忘れられません。
映像的には、写真パネルのようなアングルが、ちょっと目を引きます。

「g:mt」とは、「グリニッジ・ミーン・タイム」(グリニッジ標準時)の頭文字で、世界のスタート時間を意味します。

1998年/イギリス/118分
鑑賞日:2001/06/21


エル・ドラド 黄金の都
 [THE ROAD TO EL DORADO]

監督:エリック・バージェロン
出演:〈声〉ケヴィン・クライン
   〈声〉ケネス・ブラナー 
   〈声〉ロージー・ペレス
   〈声〉アーマンド・アサンテ 
   〈声〉エドワード・ジェームズ・オルモス
   エルトン・ジョン (ナレーター)

あらすじ:

トゥリオ(K・クライン)とミゲール(K・ブラナー)はイカサマ賭博でエルドラドへの地図を手に入れる。追われた弾みで、エルドラドを探すコルテスの船に密航する形になってしまい、ひょんなことからコルテスの軍馬だったアルティボといっしょに抜け出す。漂流の末にエルドラドが存在する島に流れ着く。そして森の奥に潜むエルドラドへ。
エルドラドでは、言い伝えから、神として間違われ、崇められるが...。平和にエルドラドを統率している酋長のタナボック、エルドラドの権力を手中にしようとする聖職者のゼケルカーン、エルドラドから抜け出して外の世界へ出たいチェル(R・ペレス)。そして、エルドラドを狙い探すコルテスが攻めてくる。
二人はまんまと金製品を持って帰ることができるのか...。

コメント:

ドリームワークス映画が作成した冒険ロマン・アニメーションです。作品自体は、お子様向けの定番名作アニメってとこかな。それでも、けっこう楽しめました。
お子様連れでしたら、吹き替え版をオススメします。
スタッフは、「アラジン」や「ライオンキング」を作ったメンバーを揃えたそうで、なんともディズニーアニメみたいです。ディズニー映画と紹介されたら信じてしまうでしょうね。どうして、ディズニーアニメに似たものを作るのか。もっと、ドリームワークスらしいアニメーションを作って欲しいですね。
ちなみに曲は、エルトン・ジョンが手がけています。

2001年/アメリカ/89分
鑑賞日:2001/06/17


マレーナ
 [MALENA]

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:モニカ・ベルッチ
   ジュゼッペ・スルファーロ
   ルチアーノ・フェデリコ
   マティルデ・ピアナ
   ピエトロ・ノタリアーニ
   ガエタノ・アロニカ

キャッチコピー:

あの頃、あなたが世界のすべてだった。

あらすじ:

僕が彼女に会ったのは、戦争が始まって間もない1940年、12歳の時だった。
シチリアの小さな町。レナート(J・スルファーロ)は、年上しかも人妻の美しい女性マレーナ(M・ベルッチ)に出会い、一目で恋に落ちた。夫の戦死、未亡人となった美しいマレーナに近づこうとする男達、嫉妬する女達、あらぬ噂。いつしか生活のために娼婦に身を落すマレーナ。そんなマレーナを守ると心に決めたレナートだったが、遠くから見ていることしかできなかった。
やがて、イタリアは戦争に負け、解放に沸く町、そして怒りの矛先がマレーナに向けられる。

コメント:

少年期の感受性が豊かな時期に、マレーナを愛することで本当の大人に成長する少年の姿と、美しいが故に悲劇に襲われてしまったマレーナの姿を描くドラマです。
男なら誰もが通る少年時期の不思議な甘酸っぱい感覚。少し滑稽でもあるけど、本人は真剣そのもの。やり過ぎは困るけどね。
一方のマレーナを襲う悲劇は、現代のいじめ、中世の魔女狩りのように見えます。町の女性達に襲われ、胸も露に血だらけになってても、あれほど近寄ってきた男達すら、助けようとしないのは、なんともやるせない気持ちで一杯でした。
少年の青春、女性の悲劇と取り戻した幸せを、美しい映像と音楽で堪能してください。

2001年/イタリア/92分
鑑賞日:2001/06/17


誘拐犯
 [the Way of the gun]

監督:クリストファー・マックァリー
出演:ベニチオ・デル・トロ
   ジュリエット・ルイス
   ライアン・フィリップ
   テイ・ディッグズ
   ニッキー・カット
   スコット・ウィルソン
   ジェームズ・カーン

キャッチコピー:

胎児の身代金は1500万ドル、完璧な計画のはずだった・・・
「ユージュアル・サスペクツ」の脚本化が仕掛けた新たな

あらすじ:

仕事も無く何をしているのか、二人の男、ロングボー(B・デル・トロ)とパーカー(L・フィリップ)。大富豪のチダック夫妻の代理母のロビン(J・ルイス)を身代金目的で誘拐する。身重のロビンを連れ、ボディーガードそして、掃除屋ジョー(J・カーン)から狙われる二人。
しかしロビンのお腹の子は実はチダックの子ではなく...、そしてチダックの妻は、ボディガードと良い仲で...。欺き、裏切り、仲間割れ、事件が進むに連れ人の奥底にある本質が露になってくる。やがてロビンの帝王切開が行われる娼婦の館で始まる激しい銃撃戦。壁をも付きぬける銃弾、飛び散る血しぶき!ロビンと子供の運命は、そしてロングボーとパーカーは金を手にすることができるのか...。

コメント:

じっくりと観たい、クライム・アクション作品です。
人と人の繋がりや裏切りなど、複雑で混乱しました。それと、その時々の感情の変化などは、どういう意味なのか良く判らんところもありましたね。そういった、脚本のヒネリがたっぷり効いたところは、見応えがあるってとこでしょか。ただ、もう一度観てオサライしたいね。
クライマックスの銃撃戦は、“凄い!”の一言だね。
で、最後、産後のロビンとXXXの無言の意思の疎通は、「そこまで繋がってるかぁ」って更に感心しちゃいました。
しかし、その日暮らしの二人がどうやってあの手の銃器を手に入れたのやら。
クライム・アクションとしては男性にオススメかな。
脚本の妙として、映画ファンにオススメですな。

2000年/アメリカ/119分
鑑賞日:2001/06/15


デンジャラス・ビューティ
 [MISS CONGENIALITY]

監督:ドナルド・ピートリー
出演:サンドラ・ブロック
   ベンジャミン・ブラット
   マイケル・ケイン
   キャンディス・バーゲン
   ウィリアム・シャトナー

キャッチコピー:

これぞ、新世紀の美人道。

あらすじ:

仕事一筋のFBI捜査官グレイシー・ハート(S・ブロック)は、化粧ッ気無し、色気無しの女。連続爆弾魔に狙われるミスコンテストに潜り込ませる囮捜査官にグレイシーが抜擢される。嫌がるグレイシーだった。ミスコン理事長キャシー(C・バーゲン)の協力で有能過ぎて仕事が無くなったビクター(M・ケイン)を紹介される。さすが凄腕、みるみるうちに綺麗になっていくグレイシーに、あまりの変化にとまどう同僚のエリック(B・ブラット)。やがて、はじまるミスコンテスト、優勝の栄冠は誰の手に、そして連続爆弾魔を止めることができるのか。

コメント:

サンドラ・ブロックのためのコメディです。(笑)
囮捜査とは言え、ムサイFBI捜査官から、美しいミスコン嬢への変身は見物です。でもちょっとバストが足りないかな。(クスっ)でもやっぱりサンドラは美人顔だね。鼻を鳴らしながら笑う所は、姿形が変わっても変わりばえ無さを現してるみたいですね。
久しぶりに見たキャンディス・バーゲンやちょっと丸くなったウィリアム・シャトナーも出てます。最後の最後までムサイFBI捜査官であることで有りつづけるグレイシーに共感できるかもね。

2000年/アメリカ/110分
鑑賞日:2001/06/10


ハムナプトラ2 黄金のピラミッド
 [THE MUMMY RETURNS]

監督:スティーブン・ソマーズ
出演:ブレンダン・フレイザー
   レイチェル・ワイズ
   ジョン・ハナ
   フレディ・ボース
   アーノルド・ボスルー
   オデッド・フェール

キャッチコピー:

今、甦る神秘と驚異の最新SFXアドベンチャー!
大地は震え−死者は立ちあがる!

あらすじ:

古代エジプト、スコーピオン・キングは闘いに破れ、逃げ延びた地でアヌビス神と魂の取引をする...。
リック・オコーネル(B・フレイザー)とエヴリン(R・ワイズ)が死者の都ハムナプトラから帰還してから8年が経った。
英国博物館の館長の手により忌まわしきイムホテップ(A・ボスルー)が蘇り、スコーピオン・キングを蘇らせ倒すことで更なる強大な力を得ようと企てる。
リックが、秘宝探しで見付けたスコーピオン・キングのブレスレット、息子アレックス(F・ボース)が腕に付けたことで、館長達に連れ去られてしまう。
エブリンの兄ジョナサン(J・ハナ)、砂漠の賢人アーデス・ベイ(O・フェール)の助けを得ながら、アレックスを追う。
蘇るスコーピオン・キング。無限に溢れるアヌビス兵士達と闘う、アーデス率いる砂漠の賢人達。強大な力を発するスコーピオン・キングとイムホテップに、果敢にも立ち向かうリック。スコーピオン・キングを倒す手立ては...。そしてイムホテップを倒すのは...。

コメント:

冒険アドベンチャー超娯楽大作ってやつで、文句無く楽しめます。よく続編はコケるっていうセオリーがありますが、これは、良くできてる。前作の面白さを引き継いで、更にパワーアップしてる。今作単品でも楽しめますが、因縁みたいなものが解った方がなお楽しめますので、やっぱり1作目も観ましょう。最近こうした冒険アドベンチャーものが減ったね。「インディジョーンズ」シリーズや「ロマンシング・ストーン」シリーズなどが有名ですが、ベタでもいいからもっと作ってほしいな。
クライマックスのスコーピオン・キングはCGで作り過ぎだな。顔まで作ってたからゲームのキャラクターみたいに見えたんだな。顔は本人の顔をはめこんで欲しかったっス。
冒頭で“文句無く”って書いたのに文句言ってる私っていったい...(-.-;

2001年/アメリカ/130分
鑑賞日:2001/06/10


ビートニク
 [THE SOURCE]

監督:チャック・ワークマン
出演:ジョニー・デップ
   ジョン・タトゥーロ
   デニス・ホッパー

あらすじ:

サイケもラブ&ピースもヒップホップも、すべてはここからはじまった。
1944年、ケルアック、ギンズバーグ、バロウズがニューヨークで出会った。その時、彼らの人生は一変した。そして、20世紀も...。若き3人の作家・詩人達の写真に重ねられた言葉。すべてのポップカルチャーはこの出会いからはじまったのだ。そう、今ある「自由」という概念でさえも...。

50年にはじまるビート・ジェネレーションを膨大な映像資料で蘇らせ、未来へと続くビート・スピリットを綴った驚愕のドキュメンタリー。

コメント:

ふぅ、私にとっちゃぁ、こりゃ眠いです。ドキュメンタリー映画なので、内容に興味が無いとなんともならんですな。仕事がえりってこともあって、ほとんど夢見心地だったねぇ。
J・デップ、J・タトゥーロ、D・ホッパーがクレジットされてたので、ドラマ仕立てになってると思いきや、ケルアック、ギンズバーグ、バロウズに成り代わってコメントするんです。(リーディング・パフォーマンスって言うらしい)その他、インタビューやクリップフィルムなど多彩なので、興味のある方のみにオススメかな。

1999年/アメリカ/90分
鑑賞日:2001/06/08


リトル☆ニッキー
 [Little Nicky]

監督:スティーブン・ブリル
出演:アダム・サンドラー
   パトリシア・アークェット
   ハーヴェイ・カイテル
   リス・エヴァンス
   クエンティン・タランティーノ
   オジー・オズボーン (特別出演)

キャッチコピー:

パパが悪魔で、ママ天使。そして僕らは地球を救う!

あらすじ:

ニッキー(A・サンドラー)は地獄の魔王サタン(H・カイテル)の三人兄弟の末っ子。二人の兄は、地上の世界を地獄にして支配すると言って業火の門を通って行ってしまったが、そのために業火の門が凍り付いて地獄へ来るはずの魂が通れなくて、サタンのからだがどんどんと消えて行く。父サタンとため末っ子(リトル)ニッキーが二人を兄を連れ戻すために地上に行く。地上の相棒ブルドッグのビーフィ、フリーマーケットで出会うヴァレリーに恋し、そして...。

コメント:

もードッタバタコメディで大爆笑。こうゆうくだらない作品はお気楽でいいねぇ。パイナップルが…(笑)
カメオと言うか特別出演というか、意外な大物が出てます。どこで出てくるかはお楽しみ。リス・エヴァンスがミョーにかっこいいよ
相棒のブルドックはCGなのかな?うまいことできてるなぁ。
おもいっきり笑いたいときに観る作品です。

2000年/アメリカ/93分
鑑賞日:2001/06/07


ガールファイト
 [girlfight]

監督:カリン・クサマ
出演:ミシェル・ロドリゲス
   サンティアゴ・ダグラス
   ジェイミー・ティレリ
   ポール・カルデロン
   レイ・サンティアゴ
   エリサ・ボカネグラ

キャッチコピー:

好きなを生きてみる。
初めて見つけた〈私〉の場所。対戦相手は〈彼〉。未来を決めるゴングが鳴った。

あらすじ:

学校も家もツマラナイと思っているダイアナ(M・ロドリゲス)だったが、弟をボクシング・ジムへに行って、やりたいことを見つけた。父親(P・カルデロン)のお金をくすね、思い出のロケットを売りレッスン料を作り、ジムに通う彼女。やがて同じジムに通うプロを目指すエイドリアン(S・ダグラス)と恋に落ちる。自分の居場所を見つけこれまでに無い充足感を感じ、女性ボクサーとして順調に実力を付けていった。リーグ戦に参加し順調に勝ちつづけて行くダイアナであったが、決勝戦であたるのは同じフェザー級の彼エイドリアンであった。決勝ファイトの勝者は...。

コメント:

ミシェルの眼光の鋭さといったら、切れそうです。
女性が女性という枠にとらわれずに自分のやりたいことにチャレンジしやり遂げるといった、勇気と希望を与えてくれます。決してダイアナだけが特別じゃない、やりたいことを見つけ努力すれば必ず叶うものだと。
しかし、男の立場からみればちょっと釈然としない。クライマックスの彼とのファイトは、彼女はあれで納得できるのだろうか?疑問である。女性と戦うだけでも、全力を出せないであろう状態で、更に好き合った女性と戦うなどホントの全力であろうはずがない。球技ならそれもできようが、格闘ではそうはいかない。やっぱり釈然とせんなぁ。

データ:
 2000年サンダンス映画祭グランプリ

2000年/アメリカ/110分
鑑賞日:2001/06/06


彼女を見ればわかること
 [THINGS YOU CAN TELL JUST BY LOOKING AT HER]

監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:グレン・クローズ
   ホリー・ハンター
   キャシー・ベイカー
   キャリスタ・フロックハート
   キャメロン・ディアス
   エイミー・ブレナマン
   ヴァレリア・ゴリノ

キャッチコピー:

しあわせの、かすり傷。

あらすじ:

ロスの郊外型住宅地に住む、シングルレディ達。
痴呆症の母親を介護しながら、彼からの電話を待っている医者のエレイン(G・クローズ)。
黒人男性と不倫の上妊娠してしまう、銀行支店長のレベッカ(H・ハンター)。
15歳の息子と二人暮しで、向かいに引越してきた背の低い男が気になるシングルマザーのローズ(C・ベイカー)。
病魔に冒され死が着実に迫っているリリー(V・ゴリノ)と、彼女を愛し、やがて訪れるであろう別れを悲しむ占い師のクリスティーン(C・フロックハート)。
同級生の自殺事件を捜査する刑事のキャシー(E・ブレナマン)は、盲目の妹キャロル(C・ディアス)と暮らしている。
同じ街での出来事、少しずつ繋がりがあっても、想いと悩みはそれぞれ。それは、彼女(達)を見ればわかること...。そんな彼女達を、今日も夜が優しく包み込んで行く。

コメント:

女性必見のこの作品。5つのエピソードからなるこの作品だけど、それぞれのエピソードの女性が別のエピソードにも登場し、街の少しの繋がりを見せてます。出演している女性たちは、そうそうたる女優陣。泣顔と笑顔で、女性の想いを伝えてくれます。
C・ディアスもすっかり演技派女優として落ち付いた役が板についたようで、C・ディアスが嫌いな人にも安心して観られます。

1999年/アメリカ/110分
鑑賞日:2001/06/02


メトロポリス
 [METROPOLIS]

監督:りんたろう
出演:〈声〉井元 由香
   〈声〉小林 桂
   〈声〉岡田 浩暉
   〈声〉富田 耕生
   〈声〉石田 太郎

キャッチコピー:

愛さずにはいられない。
21世紀・・・全世界に贈るもうひとりの「アトム」の物語。

あらすじ:

いつとも知れないくらいの遠い未来。
巨大都市国家メトロポリスで超高層ビル「ジグラット」の完成を祝い街中が沸いていた。
その最中、メトロポリスに、ロートン博士を追って空港へ降り立つ探偵のヒゲオヤジとその甥のケンイチ。地元警察のロボット刑事を一人案内役に借りて、メトロポリスへ捜査に向かう。

街の有力者であるレッド公、裏では世界を征服しようと企てる。レッド公は、世界征服の要となる“超人の椅子”を造り、そしてそこへ座らせるためのロボット(人造人間)を亡き我子ティマに似せて科学者のロートン博士に造らせている。そのレッド公を親と慕うロックが、ロートン博士を殺害し、研究所を破壊する。ロートン博士を追って辿り付いたヒゲオヤジとケンイチ。炎に崩れる研究所の中で断末間のロートンを抱き起こすヒゲオヤジ、研究所の裏へ回ったケンイチはティマに出会う。逃げるケンイチとティマ、追うロック、そしてティマを探すレッド公。
ティマは、人として生きられるのか、そして暴走をはじめたティマをケンイチは止められるのか...。感情を持ったロボット(人造人間)ティマをめぐる、映像オペラが今始まる...。

コメント:

手塚治虫先生が遺した、名作の一つ「METROPOLIS(大都会)」をベースとしたアニメーションです。
手塚時代の大人が喜ぶ作品にできあがってますね。監督はりんたろう、脚本を大友克洋ってことで、世代的にハマリました。映像もかなりのハイクォリティのできで、期待以上のものがあります。キャラクターは現代風にアレンジしているとは言え、原作の味が活きています。アニメのアニメとした映像にCG然としたCGにアニメ的なCGを駆使して違和感を無くしてます。

いかんせん原作自体手塚先生の初期作品とのことで、脚本の大友克洋氏によって再構築されオリジナルストーリーとしてまとまってはいますが、今の子供達の感覚では、ちょっと合わないかも。とは言え、感情を持った人型のロボットの悲しさや、人間のエゴなど手塚先生の残したテーマはしっかり残ってます。世代的には30代から40代が喜びそうな作品ですが、今の子供達に、ゆっくりと何度も観てもらいたい作品です。

この作品は、手塚先生が亡くなったからこそ実現したかも知れないな。

2001年/日本/107分
鑑賞日:2001/06/02


シリアル・ラヴァー
 [SERIAL LOVER]

監督:ジェームズ・ユット
出演:ミッシェル・ラロック
   アルベール・デュポンテル
   エリーズ・ティエルローイ
   ミシェル・ヴュイエルモーズ
   アントワーヌ・バズレール
   ジヌディーヌ・スアレム
   ジル・プリヴァ
キャッチコピー:

カレ・・・死んじゃった...

あらすじ:

ミステリー専門出版の編集者クレール(M・ラロック)は35歳の誕生日を迎え、結婚相手を決めるべく普段付合っていた男達をディナーに招いた。男達は、誰しも自分を選ぶように、アピールしてくる。ディナーの料理を用意するクレールに近づくシャサが始めの犠牲者。偶然が偶然を呼ぶ、殺人劇がここから始まる。
近くで起きた強盗事件の犯人を追う刑事セリエ(A・デュポンテル)、妹のアリス(E・ティエルローイ)が友達を連れて乱入して大騒ぎ。ことあるごとに、見つかりそうになる殺された男達。クレールの偶然殺人は続くのか、それとも...。

コメント:

フランスの、もろB級ナンセンス・スプラッタ・コメディです。(ナンノコッチャ)
とかく、クダラナクて笑えますが、なんだか手法が古いかな。ビデオにもならないかもね。
ま、大した事無い作品でした。

1998年/フランス/85分
鑑賞日:2001/06/02


ロスト・ソウルズ
 [LOST SOULS]

監督:ヤヌス・カミンスキー
出演:ウィノナ・ライダー
   ベン・チャップリン
   ジョン・ハート
   フィリップ・ベイカー・ホール
   サラ・ウィンター
   ジョン・ディール

キャッチコピー:

魂が消えることを予言された男・・・
  それを予言し阻止しようとする女。

あらすじ:

精神病院に隔離される突然家族を皆殺しにした数学者。病室に入っていく神父達と一人の女。やがて始まる悪魔払いの儀式...。
その数学者が残した暗号めいた紙からマヤ(W・ライダー)は悪魔が復活し宿る人間の名前を見付けた。その名は、ピーター・ケルソン(B・チャップリン)。犯罪研究書の作家。マヤは、自分も悪魔に取り付かれた体験があり、身を持って知っている苦悩からピーターを救おうとするが、悪魔の幻覚による攻撃が迫る。悪魔が宿ることは生まれた時から決まっている。33歳の誕生日にことが起こる。いったい、ピーターの生立ちは?そして、マヤはピーターを救うことができるのか...。

コメント:

オカルト作品で「エクソシスト」っぽいです。かなりシンプルにしてあるようで真理的に押してくるんですが、いくつか、驚かすためのギミックが作り過ぎのとこがあって、ちょっと減点だな。せっかく真理的に押してるんなら、全編で通して欲しかったな。
そこを覗けば、不安・恐怖を煽るカメラ・アングル、カメラ・ワーク、色合いは上手いです。心底、恐い印象に包まれます。

2000年/アメリカ/98分
鑑賞日:2001/06/02


東京マリーゴールド

監督:市川 準
出演:田中 麗奈
   小澤 征悦
   樹木 希林
   寺尾 聰
   斉藤 陽一郎
   石田 ひかり(特別出演)

キャッチッコピー:

最近、ダメなオトコとつき合っていませんか。

あらすじ:

エリコ(田中麗奈)は、男と別れたばかりで、恋愛に臆病になりつつあった。そんな時、クリスマスを数日後に控えた合コンで知合った、不器用でちょっと変な男タムラ(小澤 征悦)のことがなんとなく気に入って、数日後電話してデートに誘う。喜んで応じたタムラだったが、彼には留学中の彼女がいた。しかも1年後に帰ってくるという。しかし、やがて深い中になってしまう二人。エリコは言う「彼女が帰ってくるまでの1年間だけ、つきあって。」と。彼女の存在が見え隠れしながらも、二人の楽しい1年が過ぎようとした。そして、翌年のクリスマスが近づき、1年限定だけのお付き合いのはずだったが、エリコは...。

コメント:

田中麗奈ちゃん、可愛いー、ってことでミーハーな私は観てきました。
鰹風味でおなじみの「ほんだし」発売30周年記念作品のこの映画。CMのように田中麗奈と樹木 希林が母娘を演じてます。出てくるお味噌汁も美味しそう。
さて、ストーリーの方はと言えば、大人に成りきれていないイマドキの男と女の虚しくも悲しい恋物語です。彼女がいる男と付合う感覚はどこからでてくるのでしょうか。ただ、その男が好きだったのか。ちょっと、イケナイことをしているような感覚がイイのか。しかしそれを乗り越えた時、女は成長する。逆に男は落ちて行く。(情けない)ラストの“なぁんだ”って思わせるところが、いいかも。
市川準監督の、“空間”というか“間”が感じられるところが映像的にいいですね。ただ、ロケーションが転々としているので、なんだか違和感あったな。

ちなみに、渋谷シネパレスで観たんですが、エレベーターホールにフレンチ・マリーゴールドの鉢植えがズラーッとならんでて綺麗でしたよぉ。

2001年/日本/97分
鑑賞日:2001/06/01