農林業体感民泊
天 辺
「おまえねや 今日
ワイヤーを張る為に あの山の
天辺まで 登ったんぞ 大渡ダムの水が見えて
鳥形山の 頂上が見えて けっこう方々見えたんぞ」
夫の指差す その山は
幼い私が 毎日昇る太陽を見て
大きくなったら 大きくなったら
あの山の天辺へ 登ろう
そして太陽を掴むんだ と 毎日夢見ていた山
日毎に齢を重ね
いつしか太陽は山から昇るのではないことを悟り
たとえ 山の天辺に登った所で
太陽は 遥か向こうにあるのだと言うことを
知識として 知った私は
丈伸びた身を持ちながら
未だに あの山の天辺へ 登っていない
擂鉢の底の
ような小さな村の中にいて
自分自身で この身を縛り付け 一人足掻いてる
飛ぶことを恐れ
飛ぶことを忘れた
それにひきかえ
一日の労働の果てに
汗と泥にぐっしょり濡れ
木の香 漂わせて帰りきた
夫の横顔
きらきらと 輝いている 作: 松本宣子.
て っ ぺ ん
愛媛県上浮穴郡久万高原町中津
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ページを更新しました!(7月30日)
上:天辺の食材採れたて野菜ほか
右:手づくりの囲炉裏小屋です。
【仁合津林道にて】
眼下に仁淀川、国道33号線向かいは休場地区。中津の里が一望のもとに眺められます。