新大駅前わたなべ眼科
屈折異常についてのお話
<はじめに>
物を見るためには、光線が角膜(黒目)や水晶体(レンズ)で曲げられ、目の奥にある網膜(カメラでのフィルム)に焦点が合わなくてはなりません。この光線が曲がることを屈折といいます。
<屈折異常とは>
さて、目の屈折状態は、調節を行っていない(楽に遠くを見ている)状態で、目に入ってくる平行な光線が屈折によりどこにピントを結ぶかによって、以下のように分けられます。
1 正視:網膜にピントが合う。
2 近視:網膜の前方にピントが合う。
3 遠視:網膜の後方にピントが合う。
4 乱視:どこにもピントが合わない。

正視 近視 遠視
また、楽に物を見たとき、正視は遠くが良く見え、近視は近くが良く見え、遠視は遠くも近くもぼやけて見えます。なお、目は水晶体を厚くしたり薄くしたりすることで屈折力を変え(これを調節といいます)、ピント合わせを行うことができますが、遠視の場合は遠くを見るときでも調節をして見ていることになります。
ちなみに遠視と間違えられやすいものに老視(老眼)がありますが、これは老化により水晶体が固くなり調節が困難になる状態です。正視と遠視では近くを見るためには老眼鏡が必要となりますが、近視では不要なことが多いようです。
(参考図書 丸尾敏夫:診療プラクティス9 屈折異常の診療. 文光堂)