お盆とは 

盆正月は日本人にとっては国民行事として
定着しております。
しかし、どういう意味のあることとは、知らない方が
多いのではないでしょうか。
お盆は正式には「盂蘭盆」といい、インドの梵語で
ウランバナを音訳したものです。
お釈迦さまの弟子で神通力第一といわれた目連尊者
が、その神通力で亡くなった母親の姿を見ると、
母親は餓鬼道におちている姿が見えた。
母親を救うためにお釈迦さまに方法を聞くと、僧をもて
なし供養をすればよいと教えられ、もてなすとその功徳
によって母親は餓鬼道から救い出すことが出来たという
「盂蘭盆経」の故事に由来し、起源はお釈迦さままで
のぼることができます。
お盆は地域によって違いますが、私どもの地域では
8月14日から16日までの間で、七日盆といってお墓の
掃除を8月7日に行い、14日の早朝に家族そろって
お墓参りをし、夕方には迎え火を焚いて先祖をお迎え
します。
そして16日の送り火でお送りするまで、先祖をしのび
供養のまことを奉げます。
お盆には、幽冥互いに隔たりのない、この世と仏の世
が交わった空間と時間が生まれます。
我々誰もが、先祖から命のバトンを引き継いだ「尊い
生命」といえます。
たとえ自宅に仏間や仏壇がなくても、脈々と伝わった
命の尊さに目覚め、自己の内面を見る期間がお盆と
思ってください。

お彼岸とは

お彼岸とは、春分の日と秋分の日を中日とする前後三日間
をいいます。
お彼岸に法要を行うのは、昼夜が等分の日であることから、
仏教の中道の教えにちなんで行う等諸説があります。
彼岸は梵語でパーラミター到彼岸から来た言葉で、「迷いの
世界から、悟りの世界にいたる」という意味があります。
悟りへの道として、六波羅蜜・八正道など色々な修養を積ま
なければなりません。
お彼岸は、こうした仏教の教えを実践する仏教週間ともいえ
ます。
先祖をしのび、自分が今あることに感謝し、先祖の供養をする
とともに、自ずからも到彼岸できるよう精進する気持ちを再確認
する期間としたいものです。