人工採苗のページです

 市販の蛍光ランプとブロアーなどで比較的簡単に餌は増やせます、もちろん試験場、栽培センターのお世話になってです。 ヲ人工採苗について 餌となる植物プランクトンを増やすために以下の培養液を使います。
A液
B液
C液
    蒸留水        1,000ml
    硝酸Na 100g                 
    Na2-グリセロリン酸β    17g
    チアミンHCl      100mg
    ビタミンB12       1mg
    ビオチン         2mg
    硫酸第一鉄アンモニゥム  7g
    ホウ酸          2g
    Na2EDTA 3g
    B液           10ml 
    蒸留水  1,000ml   
    MnCL2 40g
    CoCL2 1g
    ZnCL2 4g
    FeCL2 10g
    蒸留水   1,000mg   
    硅酸ナトリウム 45g
 現在、私のところで使っている餌は、パブロバ、イソクリシス、
キートセラスの3種類です。
パブロバ、イソクリはA液1,000ccにB液を1cc混ぜた培養液を滅菌海水1リッターに対して1cc、キートセラスはそれにC液を1リッターに対して2cc 加えます。パブロバは気温が高くなると枯れてしまうので、イワガキの採苗時にはイソクリとキート若しくはイソクリだけになることもありますが、何とか出来ます。
○いわがき
  いわがきは雌雄異体(雌雄同体のものが環境によって繁殖期に雄化したり雌化したりが正しい?)で、
 切開法によって卵を取り出し受精させる。水温が高い時期なので、フ化まで6時間〜8時間ぐらいである。
 7月末ごろ採卵。
○ひおうぎがい
  ひおうぎがいも雌雄異体だが、まれに雌雄の生殖細胞が、ごちゃ混ぜに生殖巣に存在
 する場合があるので注意が必要。20℃でフ化まで12時間ぐらい。6月下旬に採卵。
○いたやがい
  いたやがいは、雌雄同体であり採卵するのに最も苦労する。ちょっと目を離したすきに
  濃い精子海水の中で産卵し、何日も徹夜でがんばったのが水の泡となることがある。
  今のところ最も手強い相手である。
蛍光灯をつけっぱなしにして、ブロアーで空気を吹き込み、フラスコの中の植物プランクトンたちはどんどん増えて行く。  (うちの場合7,000,000cell/ccが限度)貝の成長にあわせて投餌量を増やして行き、沖だし(海中へつるす)のころには  20,000cell/cc位の濃度で餌をやる。  出荷のシーズンと種苗生産の時期が重なるので、時々体力の限界を感じることがある。結構神経も疲れるんですよ。   
        この大きさで大量に死ぬ事が多い
この大きさ以降はあまり死滅はないが、高水温に注意!
     生まれて2週間目のいたやがい幼生
約3ヶ月目の稚貝
                        イタヤガイの親は大切に大切に飼って、たっぷりといい餌を食べさせて成熟するのを待ちます。                           これが幼生の飼育室、カメラが良くなって画像がきれいになりました。
いわがき  ヒオウギ貝  イタヤ貝   メインページ   通信販売  イワガキの開け方 調理例  つれづれ   スモークだぞ〜
mailto pecten@lily.ocn.ne.jp