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| 現在日本では、機械生産の靴が市場の大半を占めています。しかしながらここに来て、日本の靴業界は大きな転換期にさしかかっています。 ところで今、若者向けのファッション雑誌で靴を話題に取り上げると、その雑誌の売上が何パーセントか伸びるそうです。それを反映してか、現在私が関係している製靴科専門校にも、ここ数年若い訓練生が多く入校してくるようになってきました。 日本の製靴業界でも、最近話題になっている「健康と靴」に関する消費者の関心に応えるべく「コンフォート・シューズ」の生産をはじめました。しかし、若い消費者はいくら「足に優しい靴」でもファッションを無視した靴は履こうとしません。 ここ数年、「マイブランド・シューズ」を作りたい若者が最近多くなってきています。その証拠に、民間の靴工房にも多くの若者が靴の製法を学びたいと集まってくるようになっています。そこでこのページでは、ほんの少しだけ靴の専門的な情報を皆さんに送らせていただこうと考えました。 以下の革靴に使用される材料とデザインについて参考にしてください。 |
| カーフスキン | 生後6ヶ月ぐらいの子牛の皮のこと。薄手できめ細かく繊維も緻密で、最も上質の革とされている |
| キップスキン | 生後6か月から2年目ぐらいまでの中牛の皮のこと。カーフより厚手であるがきめは細かく上質である |
| カウ・ハイド | 生後2年目ぐらいの既産の(未産の牛はカルビン)牝牛の皮のこと。革質は丈夫で厚い |
| ステア・ハイド | 生後3-6ケ月以内に去勢した牡の2年以上経った成牛皮のこと。品質は丈夫で最も多く使われている |
| ブル・ハイド | 去勢されていない牡の成牛皮のこと。大型で粗い組織、丈夫で厚みが有る |
| コードバン | 植物タンニンなめしをした馬の尻の部分の革。繊維が緻密で丈夫、光沢の良い仕上がりになる |
| キッドスキン | 仔山羊の革をなめしたもの。軽くてきめが美しく、感触も柔らかく丈夫である |
| ゴートスキン | 山羊の皮をなめしたもの。繊維の充実度が高く、羊より肌が硬くて丈夫 |
| シープスキン | 羊の皮(仔羊はラムスキン)。革質は薄くて柔らかい |
| カンガルー・レザー | オーストラリア産のカンガルーの皮をなめしたもの、薄手で柔らかく丈夫で強い.高級品として使われている |
| ピックスキン | 豚革のこと。表面の摩擦に強く丈夫で通気性が良い。毛穴のあとが3っつ揃っていて特徴がある |
| バックスキン | 本来は鹿革の銀面を削り取られた床の部分を言うが、今日では牛革を、鹿革と同じ方法で仕上げた物を言う |
| トカゲ革 | 靴用にはリング・アグラ・ベンガル・オーバルなどが使われる |
| ワニ革 | 靴用としては、クロコダイル・アリゲーター・カイマンなどが使われる。美しい鱗模様が生かされる |
| オーストリッチ | ダチョウの革。羽を抜いた後が丸く盛り上がっていて独特の模様を作り出している |
| 亀革 | 甲羅以外の部分を使う。ワニの皮に似ているが、革質は丈夫である |
| 本染め革 | 子牛、中牛を選び天然革らしさを損なわないように、なめし・染色・仕上げ加工を施して上品さを出した最高級の革 |
| ガラス張り革 | 製牛皮をクロムなめしをして、ガラス又は、ホーロー引き鉄板に張って乾かしたもの.表面を樹脂系塗料で仕上げる |
| スエード | 子牛、山羊、羊などの革の裏面を細かなサンドペーパーでベルベットのように仕上げたもの |
| ヌバック | 牛革の銀面をサンドペーパーでバックスキンのように起毛して仕上げたもの |
| ベロア | 成牛革の繊維の強さを生かし、革の裏面を毛足を長く起毛したもの |
| シュリンクレザー | なめし工程中に、薬品を使って表面を縮ませシボを深くして銀面に陰影を刻みこんだもの |
| エルク | 良質な成牛革を八方から揉みあげて優雅な模様を表面に出したもの |
| 型押し革 | 成牛、ピックスキンのタンニンなめし等の皮革を、高圧プレスでワニ、トカゲ等を彫刻板で型押し加工をしたもの |
| メエナル革 | パテント・レザーとも言われ、革の表面に塗料仕上げを行った後、ウレタン塗料を数回塗り重ねて光沢を出した革 |
| アメ豚 | ピックスキンを上質なタンニンでなめし、銀面を摩擦仕上げをして、あめ色を出したもの |
| メッシュ | なめした革を薄くすき、ひも状に裁断して模様編みにしてシート上にしたもの |
| アニリン | 合成染料の一種、アニリン染料で仕上げ、銀面の特長を効果的に生かして浮き出させ、透明仕上げをした革 |
| ぬめ革 | タンニンなめしをして底革より、やや柔らかく仕上げ、革本来の色を出すように小麦色に仕上げたもの |
| 床革 | なめした厚い革を、銀面と裏面の二層にカットした裏面側を床面と言い裏材などに使う革 |
| 底革 | 成牛皮をタンニンなめしをして、厚みの有るまま硬く仕上げた革。靴底用に使われる |
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バルモラル | 日本では内羽式とも言われ、19世紀の中頃イギリス・スコットランドのバルモラル城で、ビクトリア女王の夫君アルバート公がデザインされたと言われてこの名が付けられ、一般に普及したもの |
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ブラッチャー | 日本では外羽根式ともいわれ、1810年プロシヤ軍のブリュッヘル将軍が軍用靴に考えた履き口が外に開いて紐で締めつけるタイプのもの。バルモラルとともに一般に普及したもの |
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スリッポン | 紐を使わないで履ける突っ掛け式の靴のことで、ベロ革の下にゴムが取り付けられているものをゴアー・スリッポンという。イギリスでは総称してステップインという |
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ローファー | 袋仕立てのトルーモカシンのスリッポンで、甲部分にバンドを縫い付け、ストラップの中心に横長の穴をあけ、硬貨を挟めるようにして入れることもある。気楽に履ける靴 |
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タッセル・スリッポン | 甲の前部にU字型のスキンステップがあり、その上に房飾りをつけたスリッポン、 |
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ハイヒールパンプス | 6センチ以上のヒールのついた無飾りのシンプルなパンプスで、紐も使わずに突っかけて履く浅い靴 |
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オープントウ | パンプスで、つま先の部分が空いているもの |
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オープンサイド | オープンシャンクとも言われ、側面が空いたパンプスのこと |
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スリングバック | バックバンドとも言われ後部カウンターの入る部分が空いているもの |
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ミュール | 本来は室内履きなどに用いられていたもので、つま先部分をカバーして、後部の開いたオープンサンダル、底にはウエッジヒールが付けられている。最近、厚底で若い女性に人気がある |
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インステップストラップ | パンプスで、甲の履き口に長さを調節できるストラップをつけたもので、甲のインステップ部分を止めるようになっている |
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アンクルストラップ | ストラップパンプスやサンダルの中で、足のくるぶし部分にストラップを巻きつけるもの |
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Tストラップ | パンプスの甲の部分にT字型のストラップがついたもの |
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ワラビー | モカシンタイプで袋ベロの仕立てとなり短靴,深い靴の2種類ありつま先は太くオブリックトウで、ベロアまたはグローブ調の革が使われることが多い |
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チャッカーブーツ | 足のくるぶしまでの深さの靴で、プレーントウで二つ又は三つの鳩目の外羽根式デザインの靴のこと |
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ジョドプアー | くるぶしよりも深い靴で、甲を締めるベルトとバックルがついたもので、乗馬用のズボンをはいて使われる |
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サイドゴアー | 足のくるぶしよりもやや深くて、両サイドにU字型に切り込んだところにゴムテープを縫いこんだ靴のこと |
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サンダル | 足を露出する開放的な履物で、さまざまなデザインがある、今では四季を通して履かれている |
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ギリー | 甲の履き口をU字型に開きその縁に紐を通す輪を作り、ベロ革をつけないで特徴の有る紐を締めて履くようにしたもの |
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ウオーキングシューズ | 女性の靴の場合、旅行や通勤履きに機能性と歩きやすさを考えて、3センチぐらいの太目のヒールに甲の部分で紐で結べるようにしたもの |
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ハーフブーツ | 婦人ブーツには、ロングブーツ、ハーフブーツ、ショートブーツがありハーフは足の脹脛ぐらいまでの長さで、甲革やヒールで変化を持たせる |
その他 |
モンク・ブローグ・など | その他デザインは、数限りなく次々と考えられるが、おおよそ代表的なものとして21点ほど取り上げて見ました |
・ご意見、ご感想、お問い合わせは、電子メールでお願いいたしますメールアドレス hirata@peach.ocn.ne.jp |