初心者向け靴作り講座

『自分で作る My フィット・シューズ』

 その1「ワラビー」 制作編  前期分(型紙)


初心者向け靴つくり講座{ワラビー」を、上記のタイトルで制作手順を 前期と後期の2回に分けて 紹介してみようと思いこのページを開きました。

革靴職人のHPにアクセスして頂いている方々の中にも、靴作りに興味をお持ちの方がいらっしゃるかと思いますが、簡単な工具と靴型・材料等を揃えていただければ、ご自宅でも出来ると思います。

● 関連記事 「靴の学校・カルチャー教室」のページに有ります。

  革靴職人 応言司


足型測定から型紙まで

形の測定(足のサイズを測る)

(1) A3ぐらいの用紙の上に、肩幅の広さで足を乗せる 。

(2) スクライバー(または鉛筆で)足の周囲を写す。

(3) つま先・親指の付け根・小指の付け根・踵の後端の印をつける。

(4) 親指と小指の付け根の位置で、甲周りを測る。

(5) 甲の一番高い部分を測る。

(6) 骨格の特徴を記す。(外反母趾・ハンマートウー・偏平足など)

(7) 巻尺は軽く締める程度で良い。

(8) 足長を測る。

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靴型の修正(足形に合わせる)

(1)      足のサイズにあった靴型を用意する。

(2)      靴型を計測して、骨格の特徴に合わせて、革を貼り付けて修正をする。

(3)      靴型の甲と、踵部分にブーツ・キットを取り付ける。

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型紙の作成(靴型の基本線)

(1)           中底型を作る(詳しくは、「革靴職人」HP”型紙編”をご覧ください)

(2)           靴型に、先端・後端・内外のボールガースの4点を写す。

(3) 三角定規で、後部中心線を描く。

(3)           つま先から、甲部中心線を描く。

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型紙の作成(デザインを描く)

(1)            巻尺でボールガースの甲部中心線と交わる位置に印をつける。

(2)            後部中心線の下から80mmの位置に印をつける。

(3)            甲部中心線の靴型上端部に印をつける。

(4)            (3)の位置からブーツ・キットに沿って20mmの位置に印をつける。

(5)            (1)の印から中心線に直角に内外それぞれ35mmの位置に印をつける。

(6)            甲部分に、上記写真のようなモカ(デザイン)線を描く。(詳しくは以下に記します)

(7)            『デザインの描き方』 (8)より(23)まで

(8)            中心線の甲部頂点から15mm間隔で当たりを付ける

(9)            上の当たりから順に、中心線から内外に向かって10/15/25/35/40mmの位置に当りを付ける

(10)       靴型のボールに巻き尺を巻き付けて、甲部中心線と交差する位置に当たりを付ける

(11)       10)の当たりから10mm上部に当たりを付け、内外に向かって40mmの位置に当たりを付け、この点をモカの立ち上がり点とする

(12)       「次に、モカ部分のデザイン線を描く」

(13)       靴型の爪先部分の一番高い位置で当たりを付ける

(14)       コンパスを使って、(13)で付けた当たりの幅で、靴型エッジラインに沿って内外に借りの線を引く

(15)       14)で引いた線を修正しながら(11)で付けたモカの立ち上がりの点に繋がるように任意の線を引く

(16)       続いて、(9)で付けたあたりを、下から上に向かって順に繋いでゆく

(17)      「踵の深さを決め、トップライン線を引く」

(18)      (9)で付けた最上部の当たりの高さを底面から測り、靴型の底にヒールを置いて、後部中心線を下から測り同じ高さに位置に当たりを付け、前後の当たりを横線で繋ぎ、トップライン線とする

(19)      「ベロ型の設計」

(20)      (13)横線に沿って内外40mm当たりを付け、その位置から下に向かって(11)のモカの立ち上がり点と結ぶ線を引く

(21)      「ハトメ穴の当たりを付ける」

(22)      トップラインから15mm幅で甲部分より後ろに向かって20mmほど平行線を引く・(16)の線に平行に15mm幅で上から下に40ミリほど線を引き、二つの線が交差する位置を、「上のハトメ」の位置とする

(23)      「上のハトメ」から下の40mmの線に沿って20mmさがった位置を「下のハトメ」とする

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型紙の作成(靴型にデザインテープを貼り、デザインを写す)

  

甲部モカ部分

(1)           甲の部分にデザインテープをモカ線より大きめに貼り付ける(両サイドは適宜ハサミを入れながら貼り付ける)

(2)           甲部中心線(センターライン)を写してから、モカの「立ち上がり点」を内外ともに当たりを付ける

(3)           モカのデザイン線を写し、モカの立ち上がり点から、コンパスを使って羽根の頂点と同じ長さで「べろ」の折り返し部分に横線を引き、その位置までモカの折り返し線を引き、交差した位置に当たりを付ける

(4)           甲部中心部頂点から、10mm上に当たりを付ける

(5)           (3)で付けた当たりと、(4)の当たりを曲線で結び、「べろ」の上部線とする

(6)           デザインテープを剥がして型紙用紙に皺の出尚用に注意して貼り付ける

本体部分

(7)           靴型の外側にデザインテープを大きめに皺の出ないように貼り付ける

(8)           周りの部分を全て5mmぐらい大きめに残して切りはなさす

(9)           デザインテープに、前後の中心線・モカのデザイン線・トップライン線・底のエッジライン・全ての当たりを写す、

(10)      靴底の部分を5mmほど残して切り取り、底面に折り曲げて貼り付ける

(11)      靴型の内側も上記(7)〜(10)と同様の作業をする

(12)      底面にデザインテープを貼り付け、周りを5mmほど残して切り取り、エッジラインで、サイドに貼り付けたデザインテープの上に折り曲げ、靴型サイド部分に貼り付ける

(13)      靴型のエッジラインを正確に写す

(14)      底面の内外のボール点から、20mm後部に当たりを付け、その位置から踵側をエッジラインで切り離す

(15)      踵部中心線(バックシーム部分)を切り離す

(16)      モカ部分は、立ち上がり当たりから爪先部分は10〜15mm間隔で切り込みを入れる(注爪先中心線は切り離さない)

(17)      下記左図のように、切り込みを入れながら剥がして、型紙用紙に貼り付ける

  

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型紙の作成(決め型・裁ち型を作る)

甲部モカ部分(決め型)

(1)     型紙用紙に貼り付けたデザインテープの線に沿って、立ち上がり当たりからモカ部分を正確に切り離す

(2)     立ち上がり当たりから上部「べろ」側は、折り返し線で型紙用紙を二つ折りにして、モカ線に沿って5mm間隔で目打ちを使って当たりを付けていく

(3)     べ上部線は二つ折りのまま切り離す

(4)     二つ折りにした型紙を開いて、当たりの線を切り離す

甲部モカ部分(裁ち型)

(1)     別の型紙に甲のモカ部分決め型を写し、爪先部分を3mm詰めて修正する

(2)     モカ縫いする部分の外側にコンパスを使って5mmの幅で外側に線を引く

(3)     モカ縫いする部分の決め型線上に、爪先中心部分から内外に、5mm間隔で当たりを付ける

(4)     2mmの小穴抜きで穴を開ける

(5)     「べろ」の折れ線を写す

(6)     全ての外郭線を切り離す

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本体部分(決め型)

(1)     型紙用紙に貼り付けたデザインテープの外周を正確に切り離す

(2)     中底型と本体側をエッジラインから切り離した部分に、18mmの釣り込み代を付ける

(3)     中底型部分のボールガース線より、10mm後部で、内外の釣り込み代の線を緩やかなカーブで繋ぐ

(4)     上記で記した線を切り離す

本体部分(裁ち型)

(1) 別の型紙用紙に決め型を写し、爪先中心当たりを付ける

(2) 型紙爪先部分の中心当たりを、中底型を使って確認し、ずれている場合は修正をする

(3) モカ縫いする部分の外側にコンパスを使って5mmの幅で外側に線を引く

(4) モカ縫いする部分の決め型線上に、爪先中心部分から内外それぞれ、甲部分の立ち上がり当たりまでの穴の数を確認して、同数を立ち上がり当たりまで等間隔で当たりを付ける

(5) 立ち上がりから上部の部分は、5mm間隔で甲部分と同数の当たりを付ける

(6)2mmの小穴抜きで穴を開ける

(7) バックシーム部分の片側に、コンパスを使って5mm幅で外型に線を引く

(8) 全ての外郭線を切り離す

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型紙の作成(トップラインのイタリアンテープ型)

(1)     トップラインの距離を測り、10mmほど長くして、幅40mmの型紙を切る

(2)     片側に、コンパスを使って幅5mmの線を引く

(3)     線上に5mm間隔で当たりを付け、2mmの小穴抜きで穴を開ける

型紙の作成(市革の型を作る)

(1)     型紙用紙を二つ折りにして、本体の裁ち型を使って、バックシーム部分の高さを合わせて上下に印を付けて、その線から上下を切り離す

(2)     折れ線から横に、上部で20mm、下部で40mmの当たりを付け、緩やかな任意の曲線を引く

(3)     二ツ折りのままで切り離し、その線から内側に5mmの線を引き、5mm間隔で当たりを付ける

(4)     型紙を開いて(3)で付けた当たりを、2mmの小穴あけで穴を開ける

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型紙の作成(裏型)

(1)     型紙用紙に、決め型のモカの立ち上がりから後部の、踵部分の内と外を写し、切り離す

(2)     釣り込み代部分の下側を、コンパスを使って7mm上に線を引き、その線を切り落とす

(3)     市革の型紙を写し切り離す

以上で型紙の作成は終わりです、後期は、製甲・底付け編です。ご期待下さい


★ 上記内容は、個人が学習用に使用するものとし、無断転載・コピー・
及び、営利を目的とした出版等に利用することは、堅くお断り致します。

 
 革靴職人 応言司

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