日本伝統建築技術保存会設立趣意書

  日本の木造建築技術は、千数百年の昔より連綿と受け継がれ、我が国の
気候風土と融合調和して発達を遂げてきた日本が世界に誇る技術の一つで
あり、日本人の魂の拠り所でもあります。
  しかしながら、 近年の画一的、大量生産的な技術革新の波は、我々の祖
先が何十代にも亘って改良を重ねてきた叡智の結晶であるこの伝統的木造
建築技術をも一気に消し去ってしまいそうな勢いで押し寄せて参っております。
 この、危機に直面している伝統技術を受け継いできた私達は、これを守る為、
更に研鑚練磨を重ね、次世代に継承していくことこそ最も重要な責務と考えて
おります。
 そこで私達は個々の力を結集して、この責務を果たす為の第一歩として有志
の者が相集い「日本伝統建築技術保存会」を設立しようと考えました。





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