
八朔は酸っぱくない柑橘として、酸っぱいのに弱い人に人気があります。
名前の由来は、旧暦の8月朔日(ついたち)から食べられるという事から名付けられたのですが、酸味を感じるのが少ないというだけで、決して美味しく食べられるという事ではない。これは八朔の特徴で未熟果でも酸っぱくありません。
原産地は広島県因島市田熊町で、それは万延元年間(1860年)に同町恵日山浄土寺の庭にあるのを、同寺の住職が発見したものですが、文旦類ではないかと言われています。
八朔は酸が低い為食べ易く、果肉はやや硬いが、そこが日本人の好みに合って代表的な雑柑として一時は爆発的に普及しました。
近年は他に素晴らしい柑橘が誕生した為、ややその人気に陰りが見えてきました。
そんな事から八朔とみかんを交配してスィートスプリングを作り出しました。酸っぱくない、甘いジューシーな柑橘として根強い人気が出てきました。
八朔の味を決めるのは畑の場所と肥料です。
私の八朔畑は日当たりが良い段々畑です。排水が良く、そして、肥料もすべて有機質肥料で、魚粉、カニ殻粉、草木灰などの肥料をふんだんに施用している関係からか、昔から美味しいとほめられる事が多く、味は自慢の柑橘です。「今までの八朔とは全然違う。この美味しさを友人にも分けてあげたい。」などと言うお便りlを戴いたりすると、大変嬉しく、生産者冥利に尽きます。
減農薬栽培、オール有機質肥料による栽培等、美味しい八朔を作る要因ではありますが、排水良好で、東南向きの日当たり良好な石垣積み畑等自然条件つまり地の利が90%以上をしめると思っています。所謂 適地適作が美味しい八朔を造る最大の要因であります。
農薬は再生産に必要不可欠の時にのみ使用するという事で、サビダニ、ヤノネカイガラムシを対象に年2回の散布で済ましています。防腐剤や摘果剤等化学農薬は一切使用していません。
一般には十数回撒布している農家も多いのですが、その為見かけは市販のものと比べると頗る悪いです。
収穫も、はさみを使わず、手でもぎますので、ヘタがありません。こうする事によって、ヘタから感染する、黒点病菌による軸腐れ病を防いでいます。
我が家では、温州みかんに次いで生産量が多い柑橘です。
大木になりやすく、数年前の相次ぐ台風によって数多くの倒木が出ました。今年は台風はありませんでしたが、紀南地方の記録的な豪雨に伴う大雨、日照不足で大変心配しましたが、果実の肥大は良好で、しかも美味しく熟してくれました。
私のホームページをご訪問下さった皆さん、一度は是非お食べいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。お買い上げ下さった殆どの皆様が美味しい・・・とお褒め下さいます。