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心のお洒落
花をデザインする=人生をデザインする
花を選び、花を切り、それぞれの花をバランスよく組み合わせて全体としてまとまりのある作品を創りあげるということは
、自分で生き方を選び、思いを断ち切り、バランスのとれた人間性を養いながら自分の人生を創りあげるということでは、
ないでしょうか?同じ花材を使ってもひとりひとり違った作品が出来上がるように、生き方も違うからこそおもしろい。ある
程度、お花に親しんでくるといろいろな発見がありますね!
フラワースクール幸花では、お花を通して技やセンスを磨くことはさることながら、一人一人の心を磨くことにも重点をお
いています。なぜなら、お花をデザインすることは、突きつめていくと自分自身の生き方をデザインすることと大変似てい
るのです。作品は、その人自身の生き方を映し出しているといっても過言ではありません。そういうわけで今回は、フラワ
ースクール幸花流【心の磨き方】をご紹介致します。お花に関連して少しでもそのエッセンスを感じとっていただければ幸
いです。そして、すべての人が人生に幸せな花を咲かすことができますように。。。
フラワースクール幸花流
【心の磨き方】
その1*お花をアレンジする時は、全体を見ながらつくる
↓
物事を考える時もいろいろな角度から見ることができるようになりましょう。例えば、前だけにとらわれてアレンジをつく
っていて後ろは全然気にしないという人がいますが、大変バランスが悪いです。人も表面だけ着飾って見える部分だけ
美しくしていても、見えない部分(その人の本質・心の部分)が欠けていては、やはり魅力が半減してしまいます。見えな
いところほど、美しくしておきましょう。
また、日常生活で何か問題が起きた時でも、ある一部分だけにこだわってしまうと答えはなかなか見つかりませんが、
いろいろな角度から考えると様々な答えが見つかります。そうすると、その中から解決策も出てくるものです。ですから、
常に全体を見ながらなのです。
それから、人を判断する時もある一部分で判断しないでいろいろな角度から見て判断することが大事です。全体として
バランスのとれている人は、ある一部分をとっても優れているものです。それと同じで、全体としてバランスのよい作品は
、ある一部分をとっても美しいのです。
その2*中心は、どの花にも合いやすい色のものを選ぶ
↓
中心というポジションだけでかなり他より目立つのですから、そこにさらに強調するような強い色を持ってきたら、そこだ
け目立ってしまい全体のバランスを崩します。ですから中心には、あえてどの花にも合いやすい色を持ってくるのです。
そうすることによって、他のポジションの花も素敵に見え、作品全体が調和を奏でるのです。
それと同様に組織(グループ)の中心に立つ人は、どんな人とでも合わせることができ調和=ハーモニーを創ることが
できる人でなくてはいけないのです。『私が、私が、』と自分ばかり主張していては相手と衝突してしまいます。内には自
分というものをしっかり持ちながら、一歩譲って人に合わせる。人間関係を円滑にするコツではないでしょうか?
その3*花と花との空間のとり方に注意する
↓
ひとつの作品を創りあげる時、花と花との間隔に気をつけましょう。あまり、花どうしがくっつきすぎてもお互い窮屈だし、
また空間があきすぎても何か間延びしたようでバランスを崩します。どのくらい間をあけたら一番美しいか?調和がとれ
ているか?同様に人間関係も考えてみましょう。人と人との間にも適度な空間が必要な気がしませんか?あまり近すぎ
てもいけないし、遠すぎてもいけない。どのあたりが、お互い気持ちよく(心地よく)感じるか?
人間関係がうまくいってる時は、お互いの距離のバランスがとれている証拠です。どちらにとっても居心地がいいので
す。フラワーデザインでも花と花との空間がきれいだと花たちも居心地がいいし、1本1本の花がそれぞれに活き活きし
てくるのではないでしょうか?
その4*強い色どうしを組み合わせる時は、中間色を上手にとり入れる
↓
例えば、ビビットトーンの黄色と橙色を組み合わせるような時にはその間にライトトーンやペールトーンのクリーム色や
ベージュを入れるだけで、何となくやわらかくふんわりとした雰囲気になりませんか?また反対色どうしを組み合わせるよ
うな時には、その間をつなぐ緑色や黄緑色を入れるだけでなんとなく落ち着いてきませんか?
人間関係も個性の強い人どうしが近づくとトラブルを起こすことが多くありますよね。やはりお花と同様に強い人と強い
人の間にワンクッション穏やかな人を入れるだけで、和んできませんか?個性を持つことは大切ですが、時と場合によっ
ては周りと合わせる協調性も重要なのではないでしょうか・・・。
その5*同じ花でも、他の(まわりの)花材との組み合わせによって使い方は異なってくる
↓
ビバーナムの実(紺色)を使ってスプレーカーネーション(黄緑)、スプレーバラ(黄)、グラジオラス(黄緑)、チドリ草(白)
と組み合わせてアレンジする時には、ビバーナムはアクセントカラーになり全体を引き締める役割を果たします。しかし、
スプレーカーネーション(濃いピンク)、スプレーバラ(淡いピンク)、グラジオラス(薄紫)、チドリ草(紫)などと組み合わせ
たらビバーナムの実(紺色)はアクセントにはなりませんよね。類似色の中で、他の花との質感の違いを表現する役割に
なります。このように、組み合わせる(まわりにくる)花が違えば、おのずとその役割も違ってきます。私たちも自分が置
かれる環境によって変わってきます。その時、その場所、その環境に身を置いた時にいかにフレキシブルに自分を表現
できるか?どういう時、どんな場所、どのような環境が自分らしさを最大限に発揮できるか?それには、まず自分を知る
ことです。シンプルで簡単なようですが、案外難しいことのようです。皆さんもさらにレッスンを積み重ね、お花に親しみな
がらいろいろな自分を発見していって下さい。お花は、あなた自身をそのまま映し出しますから、楽しい気持ちでアレンジ
すればまとまるし、悩みながらアレンジすれば作品もそうなります。そう考えると、自分の心を映し出すバロメーターです
ね!
その6*元氣のない花を元氣にするには?
↓
時々、お花が入荷したばかりにもかかわらず元氣がなくしおれかかっている場合があります。そんな時は、どうすれば
よいのか?
お花の種類によって違いますが、一般的にはお水の中にステム(茎)を入れ、水中でステム(茎)を切る【水切り】や、
鍋に2cmくらいお湯を沸かし、お花を新聞紙でくるんで熱湯に10秒つけ、すぐに冷水に戻す【湯あげ】などがあります。
新しい花であれば、このどちらかの方法でたいがい元氣になります。要するに、水切りの場合新しい切り口を作ることに
より、湯あげの場合瞬間的にお湯と水という刺激を与えることにより元氣になるのです。この現象は、人間にも言えるこ
とだと思います。
元氣がない時は、氣が病んでいる証拠です。(だから病氣という言葉が生まれたみたいですょ。)その状態から抜け出
すには、新しい考え方の切り口を見つけ出す、または自分に刺激を与えシャキッとさせる。いつまでも、ぬるま湯に浸か
っていては何の進歩もありません。お花を見てるとよ〜く分かりませんか?
その7*早い段階でオアシスをカバーするのは、なぜ?
↓
アレンジを創作する時、わりと早い段階で葉ものでオアシスをカバーします。これは、なぜでしょうか?お花をたくさん挿
してからだと手がうまく入らず、ところどころオアシスが見えていたりしてきれいにカバーできませんよね。
これをご自分の人生設計に例えたら、葉ものでカバーするというのは足元をがっちり固めるということです。それをきち
んとやらずに先に進んだ場合、いろいろな面で支障が出てきます。後からカバーしようと思っても土台がしっかりしていな
いから、うまくいかないのがよく分かります。日々の生活の中で誰しも急ぎがちですが、何事も先を急がず、一歩一歩着
実に自分の人生をデザインしていきましょうね。
その8*形より花本来の美しさ・・・
↓
アレンジメントをやってると、マウンド・トライアングル・ホリゾンタルetc・・・というようにいろいろな形が出てきますよね。
さて、その形の中に定規で測ったようにぴったりと花がおさまっていれば素敵なアレンジと言えるのでしょうか?
アレンジを評価する際には、形はおおよその目安であって(といってもマウンドのアレンジがトライアングルに見えても
いけないのですが)花本来の美しさが活き、そしてなおかつまわりの花との色合いや質感の調和が保たれ、ホリゾンタル
であればホリゾンタルの定義がしっかり表現されて全体としてまとまっているかどうかが問われます。要は、形の中にど
んな花でも同じようにただ単に入れていくのではなく、1本1本の花の個性を活かしながら形を創っていくということなの
です。私たちが生きていく際にもなるべく、今自分が置かれている環境や条件に感謝し、自分らしさを忘れずにまわりと
協調しながら生きていくことができたら、ひと味違った趣きのある人生が送れるのではないでしょうか?不平、不満を言
ったらキリがありません。どんなささいなことにでも感謝できる人は、すばらしいと思います。そうなれるよう心がけたいも
のですね。