■ホクロ(色素性母斑)の手術
ひとことでホクロと言ってもいろいろな色、形、場所のものがあります。ホクロを切除する手術の場合、大きさとどこの場所か?と言うのが問題となります。 例えば上まぶたの大きなホクロを切って取ってしまったら目が閉じませんし、小鼻のホクロを取って縫い縮めると鼻の穴が上を向いたりしてしまいます。御年寄りの皮膚には余裕がありますから、かなり大きいできものも取ることができます。逆に若くてムチムチの人の場合、思いのほか切り取ったあとのキズをふさげません。キズがふさげない場合は皮膚をずらして寄せたり(皮弁と言います。)、皮膚を植えたり(植皮と言います。)します。 このように人によって手術の方法が違うので実際に診察をしないと分かりませんから気になる方は御相談下さい。 手術は、基本的には局所麻酔を注射して木の葉型に切除します。そしてていねいに縫合して終了です。時間的には20〜30分ぐらいです。通常ですと翌日の診察で問題なければ、翌日からキズをシャワーに濡らしても良いことにしています。抜糸は指や関節部以外は1週間後、指や関節部、手のひら、足の裏は10〜14日後です。但し、3ミリ以下のものは、まるくくりぬく手術か電気メスで焼く手術が良いでしょう。 傷跡についてですが、メスを入れる以上キズにはなります。その傷を目立たなく行うのが形成外科の仕事です。肌のシワに沿ったキズのほうが目立ちませんし、無理やり引っ張ったキズは開いてしまいます。初め、キズは赤味があり硬いです。それが白く柔らかくなるのは3〜12ヶ月かかります。例えばニキビをつぶしたキズでも2ヶ月ぐらいは赤味がありますのでこのくらいかかると思って頂ければ結構です。