血液循環療法とは、血液と循環の健全化を図る手技療法

 つまり、器具を一切使わず、手指だけを使って、全身、および患部の血液循環をよくする治療法であるといえる。

血液循環療法で、血流を促進し、血管を柔軟に保つ!

 心筋梗塞、脳梗塞の原因である動脈硬化の予防にも大いに役立つ。効果が大きいのは、腹部の大動脈と、総頚動脈の押圧である。血液の循環がよくなり、血管を柔らかく保つのに効果的である。(血管年齢が若返る)

血液循環療法はどのように活用するの?

(1)まず、家庭や職場、学校でお互いに治療することができる。(家庭療法

(2)いざというとき、自己治療できる。

自分でできる『腹部自己治療』(お腹の循環健康法)は、一生もの。

(3)プロの治療師として開業することも可能。(血液循環療法士

(4)また将来、健康教室を開いて教えることも出来る。(血液循環療法指導士

   肩凝りの自己治療法(「シコリを解けば病気がなおる」千書房より)

早めに癌の芽を摘み取っておくことが重要。

 実は、お腹にもシコリが出来ている。シコリのある部位は、血液の循環が悪く、抵抗力が非常に弱いところだ。このような所に、悪条件が重なると癌が出来やすい。一個のガン細胞が出来てから、早期発見が可能な1グラム以上の癌腫になるまで、およそ10年から20年。その後は加速度的に大きくなり、難治になってくる。そうならないうちに、早めに癌の芽を摘み取っておくことが重要なのだ。ガン細胞が出来ても、免疫力が強いとそれ以上大きくならない。このためにも、血液の循環をよくすることが一番なのだ。

血液循環療法と、マッサージとはどう違うの?

 マッサージのやり方は、軽擦法といって、主に、なでさする手法である。血液循環療法は、動脈血の流れをよくするために、心臓から末梢に向かって、血管を指で押す手法を使う。押圧法という。

では、血液循環療法と、指圧法とはどう違うの?

 『指圧法』は、ツボ(経穴)を押していく、ツボ療法。『血液循環療法』との、一番大きな違いは、患部(悪い所)を直接押圧して、循環障害を解消していく点である。しかも、ただ単に〔押す〕だけではない。『漸増急減圧という押し方』が特徴。

どんなに体に良いものを取っても、腸にシコリがあってはダメ。

 ストレスや運動不足で、血液を悪化させ、お腹にシコリを作る。正しい食生活をすることと同時に、血液循環療法を活用すれば、腸のシコリを取ることができ、宿便や便秘を解消し、腸の機能を活性化することが出来る。善玉菌を増やし、血液を浄化する大きな手助けになる。

腹部治療を受けると、気持ち良くなり、寝てしまう患者さんが多い。

これは、癒しに神経である、副交感神経が優位になるためなのだ。腹部治療を受けると、とても気持ち良くなり、直ぐに眠くなり、ガーッといびきをかいて、寝てしまう患者さんが多い。お腹が暖かく、軽くなりスッキリする。

      腹部治療法(「血液循環療法実践編」たにぐち書店より)

全身治療は、癌、心臓病、糖尿病、高血圧症などの、生活習慣病の予防に有効!

 全身治療を受けていると、いつの間にか体が若返ったように、身のこなしが軽くなっている。全身治療をする事で、全身の血液の流れを良くし、血液の滞りを解消して、浄化し、内部環境のバランスを回復し、自然治癒力を、最大限高めるのである。

『自分の健康は自分で守る!』は、これから生きていくためのキーワードである。

 血液循環療法を修得しておくと、何等器具の必要もなく、いつでも、どこでも、自分の体の手の届くところは、自己治療が出来るので、大変便利である。『自分の健康は自分で守る!』は、これから生きていくための、キーワードである。頭が痛い、目が疲れる、風邪をひく、扁桃腺が腫れて喉が痛い、肩が凝る、腰や足が痛い、スポーツの前後などに活用すれば、効果は大きい。血液循環療法は、運動器系疾患、神経系疾患、内臓病、あらゆる疾患に有効であるといえる。

大杉流『ジワーッ・パッ戦法』なのだ。

 ゆっくり押圧していき(指を入れていくのだ)、適当な圧をジワーッとかけて、次の瞬間、素早くパッ!と圧を解放する。これを繰り返すのだ。これが『漸増急減圧という押し方』なのだ。ここには、反動で新鮮な血液が供給される、という最高の秘密が隠されている。

                    

            セミナー風景                          

やられると、どんな感じなのか。

 ひとこと。ソフトである。「えっ、こんな程度で効くの?」といった感じ。強く押しすぎると、毛細血管を傷つけてしまうのだ。内出血したり、患者が疲労して、治療の後、だるくなったり、痛みが出たりする。俗に言う〔アンマダコ〕を作ってはならないのだ。強圧しても、生体の防衛反応により、シコリはますます硬くなり、ほぐれにくくなる。さらに神経が鈍感になり、かなり強刺激を受けなければ、効かなくなってしまう。これが〔アンマダコ〕状態の典型だ。血液循環療法では、上手になればなるほど、指の力が抜けて、弱い圧で効果を上げられるようになる。

腹部治療の実施は、生命活動の活力源なのだ。

@胃、小腸、大腸、などの消化器系臓器は、生命の源である食物を消化吸収し、細胞の基となる。

A肝臓は、血液を一時的にたくわえ、必要に応じて供給したり、ブドウ糖や脂質を代謝し、免疫に関係したタンパク質を合成したり、体内に入った毒素を分解したり、老化した赤血球を処理するなどの、巨大な化学工場である。

B腎臓は、活動の結果生じた、血液中の老廃物を濾過して排泄する、血液の浄化装置である。

C副腎は、生命活動を微妙に調整するホルモンを、分泌する器官である。

 これらの臓器が、総合的に調和が取れた状態で、はじめて生命が健全に保たれる。この活動を支えているのが、血液そのものである。この調和のために血液循環を良くすることが、非常に重要である。血液循環療法における、『腹部治療の原点』はここにある。

  

●毛細血管の血液が周囲へ押し出される       ●圧力の解放により周囲の血液が集まる

      (局所的貧血)                       (局所的充血)

                 

腹部治療の最終の目的は、全身の血液循環の促進を図ることである。

 腹部治療によって腹部内臓や全身の動脈管系を中心に施術することで、全身の血液循環の促進を図る、という目的を達成することになる。動脈血管を筋や内臓を介して、体表から直接、ピタリと指で圧迫すると、血管内の血行は一時的に静止か、又はそれに近い状態となる。次の瞬間、指を急に離して圧力を開放すると、心臓の拍出する血圧力により、押圧を加える以前よりも強い圧力となって、一気に血管内を動脈血が流れてゆく。それは、あたかも一度せき止められた水が、解放されて一気に流れ出るのと同じ原理である。この方法を、腹部内臓や全身の動脈管系を中心に施術する事で、全身の血液循環の促進を図るという、目的が達せられる。

●押圧により血流は静止に近い状態となり、      ●圧を解放すると、通常より高い圧力の

 心側は圧が上昇 (動脈の押圧)             衝撃流となって流れる (圧力の解放)

病変部位があれば、直接その部位を治療して循環障害を除去し、軟化させる。

 『血液循環療法』では、東洋医学のツボとは全く関係なく、原則的には、動脈管系の走向に沿うような形で、全身をくまなく一定の順序で押圧してゆく。そして治療の過程で、血液循環を阻害するような病変部位(たとえば硬結など)があれば、直接その部位を治療して、循環障害を除去し、軟化させる。

「血液循環療法の歴史」と経緯

大正から昭和の初期にかけて、盛大に発展し、海外にまで支部があった。

 「血液循環療法の歴史」は古い。明治四十三年、小山善太郎先生が創見されて以来、九十五年以上の歴史がある。小山善太郎先生が『血液循環療法研究会』を組織し、活動されていた大正から昭和の初期にかけて、盛大に発展し海外にまで支部があった。日本治療師会の副会長をされていた小山先生が七十七才でなくなられたのが昭和十五年。その後、戦争動乱期と、戦後は簡単な『ツボの指圧』がマスコミに乗って大流行した。昭和三十九年には、法律で『指圧』という名称に統一。『血液循環療法』についてだんだん知る人が少なくなってしまった、が現在も東京多摩霊園には小山先生の巨大な記念碑が立っている。(「天地一指」徳富蘇峰揮毫)

現在は大杉幸毅先生が『現代医学の革命児』として、血液循環療法の普及に尽力を注いでいる。

 小山善太郎先生の弟子の村上先生は『いろいろあった治療法を比較研究してみたが、その結果「血液循環療法」が一番優れた療法であると結論に達した。』と語られている。村上先生ご自身は仙台で朝から晩まで治療に追われる毎日で、広く一般に『血液循環療法』を普及する余裕などなかった。現在は、村上先生の弟子となられた大杉幸毅先生が〔現代医学の革命児〕としてその先頭に立ち、大阪の血液循環療法専門学院で、この療法の普及に(セミナーなどで)尽力を注がれている。

 (出典:「血液循環健康法」「血液循環療法理論編」 「血液循環療法入門」   文章:血液循環療法士・武藤和雄)

   

        オープンセミナー(池袋たにぐち書店セミナーハウス)及び 修了式

 

 

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