御祭神

伊奢沙別命(いざさわけのみこと)
千有余年、天筒の嶺に霊跡を垂れ境内の聖地(現在の土公)に降臨したと伝承される伊奢沙別命は笥飯大神(けひのおほかみ)、又の名を御食津大神(みけつおほかみ)と称へ奉り食物を司り給う神で、上古より北陸道総鎮守と仰がれ、海には航海安全と水産漁業の隆昌、陸には産業発展と衣食住の平穏に御神徳、霊験著しく鎮座されている。また、ケは食物を意味し、ヒは霊妙(不可思議な働き)を意味するとも伝えられる。また、弘法大師が立宗された真言宗(密教)では、高野山真言宗の四大守護神(四社明神)のひとつとして祀られ、伝教大師が立宗された比叡山天台宗においても山中に氣比神社を建て守護神として祀られている。

仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
帶中津彦命(皇統第十四代天皇)。氣比大神の御神徳を尊ばれ国内平定に尽力された天皇様であり、九州平定の途中にて崩御。その際に大祓祭執行される。神社祭祀の重儀である大祓祭縁起を物語る神様です。当神宮に深い信仰を寄せられたことにより、後世、十七代文武天皇の御代大宝二年(七〇二)に合祀される。

神功皇后(じんぐうこうごう)
息長帶姫命。仲哀天皇の皇后。應神天皇の御母君。天照大御神、住吉三神が懸られ、国を導いて行かれた皇后である。摂津國一之宮住吉大社の御祭神(第四本宮)として有名である。古事記・日本書紀等に当神宮を参拝されたという記述がある。文武天皇の御代大宝二年(七〇二)に合祀される。

日本武尊(やまとたけるのみこと)
景行天皇の皇子。本名小礁皇子。また日本童男ともいう。その一生を日本国平定の為に捧げ、東奔西走して力の限りを尽し、その高き志の中で薨去され神上がりされた古代伝承中の白眉の人物。当神宮では仲哀天皇の御父君として祀られております。文武天皇の御代大宝二年(七〇二)に合祀される。応神天皇(おうじんてんのう)

譽田別命(皇統第十五代天皇)
仲哀天皇、神功皇后の皇子。大和国高市郡軽の明宮で天下を治め給う。全国八幡神社(宮)の主祭神。文武天皇の御代大宝二年(七〇二)に合祀される。

玉妃命(たまひめのみこと)
神功皇后の御妹君。仲哀天皇参拝時に同行し氣比大神が懸られ、大神の神宣があったと伝えられている。文武天皇の御代大宝二年(七〇二)に合祀される。

武内宿禰命(たけのうちのすくね)
第十四代仲哀天皇、第十五代應神天皇 時の大臣。審神者として、神功皇后、玉妃命に懸られた神が正神であるか、邪神であるか、常に審神をされていたと伝えられている。文武天皇の御代大宝二年(七〇二)に合祀される。

[御神徳]

伊奢沙別命は笥飯大神、又の名を御食津大神と称へ奉り食物を司り給う神で、夙に海上交通農漁業に神蹟を垂れ給ひ、神功皇后、応神天皇亦漁業に対する御神徳著しく、古来五穀豊穣、海上安全、大漁祈願が行はれ、現に農漁海運業者の崇信が極めて篤い。仲哀天皇・神功皇后・応神天皇・武内宿禰命は無病息災延命長寿、また神功皇后・玉妃命は音楽舞踏の神である。

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