●LinuxにWindows端末をつないで出来ること
Windowsのハイパーターミナルを使ってWindowsマシンをLinuxマシンの端末にすることでファイルの転送やコンソール上でプログラムがハングアップした場合に役立ちます。
●適応OS
Linux と Windows98/95
●端末接続に必要な物
Windows95/98 CD-ROMと
シリアルポートに接続できるクロスケーブル
●ハイパーターミナルのインストール
1.マイコンピュータ ->
コントロールパネルを開きます。
2.アプリケーションの追加と削除を起動し、”Windows
ファイル”タブをクリックします。
3.”ファイルの種類”と書かれたリストボックスのスライドバーを下にずらすと通信と書かれた部分があるので、それを選択します。

4.”詳細”ボタンを押します。

5.スライドバーを下げ”ハイパーターミナル”の部分にチェックを付け”OK”ボタンをします。
6.Windowsの指示に従ってインストールを進めます。
●ハイパーターミナルの起動
1.”スタート”メニュー->”プログラム”->”アクセサリ”->”通信”->”ハイパーターミナル”を選択しクリックします。

2.”Hypertrm.exe”をダブルクリックで起動します。

3.”接続の設定”ダイアログでこの接続設定に対する名前とアイコンを選択します。

4.このダイアログでは、接続に使用するポートを選びます。

5.このダイアログでは、通信スピードと各パラメータを設定します。以下のように設定します。

6.以上の設定終了後ハイパーターミナルを一度終了します。そこで、接続を切断すると言う趣旨のダイアログが表示された後、以下のようなダイアログが表示されますので”はい”ボタンを押し設定を保存します。

7.すると、ハイパーターミナルのフォルダに最初に選んだアイコンが追加されます。以後このアイコンをダブルクリックしてハイパーターミナルを実行します。

●Linux側の設定
1.rootでログインし、inittabをエディタで開きます。
LNote2 login: root
Password:
Linux 2.0.36.
Last login: Thu Apr 6 22:47:55 on tty1.
No mail.
Oh my GOD -- the SUN just fell into YANKEE STADIUM!!
LNote2:~# vi /etc/inittab
2.Serial linesとコメントされた部分を探し赤字の部分を
# Serial lines
#s1:12345:respawn:/sbin/agetty 19200 ttyS0 vt100
#s2:12345:respawn:/sbin/agetty 19200 ttyS1 vt100
次のように書き換え、保存します。
# Serial lines
s1:1235:respawn:/sbin/agetty -Lhi 38400 ttyS0 vt100
#s2:12345:respawn:/sbin/agetty 19200 ttyS1 vt100
3.initプロセスにHUPシグナルを送ります。
LNote2:~# kill -HUP 1
以上で/dev/ttyS0(WindowsのCOM1)のシリアルポートに端末を接続できる環境になりました。
●LinuxにWindows端末を接続する
1.シリアルケーブルをLinuxマシンとWindowsマシンの両方に接続します。
2.ハイパーターミナルのフォルダを開きます。


3.以前に作った接続をダブルクリックしてハイパーターミナルを立ち上げた後リターンキーを1度押します。

4.以上のように表示されていればOKです。
●Linuxとファイルを送受信する。
1.適当なユーザー名でハイパーターミナル経由でログインします。
LNote2 login: kawa
Password:
Linux 2.0.36.
Last login: Thu Apr 6 22:15:31 on ttyp2 from LNote3.kawamo.or.jp
No mail.
Think big. Pollute the Mississippi.
LNote2:~$
2.転送するファイル(ここでは、ReadMe.txt)をszというコマンドで送信します。(Linux -> Windows)

3.するとWindows98では、自動的に受信を開始します。


4.逆にWindowsからLinuxへ送信する場合Linux側コマンドはrzというコマンドを使用します。

5.ハイパーターミナルの”転送(T)”メニューから”ファイルの送信(S)...”コマンドを選びます。


6.ファイルの送信ダイアログで参照ボタンを押し、転送ファイルを選びます。


7.上の画面で送信ボタンを押すと、以下のように送信経過を示すダイアログが表示されます。

8.ls コマンドで転送されているかを確認してみると、

転送されていることがお分かりになると思います。
●ファイル送受信の注意点
ファイル転送に当たってWindowsからの漢字名のファイル等は転送すると予期せぬファイルが出来上がる可能性があります。また、Linux側のファイルを受信する場合もコンマの沢山ついたファイル例えばtemp.tar.zのようなファイルは、エラーとなる場合があります。
●補足として...(06/14/2002追加)
WinodwsME以降のハイパーターミナルは、Telnetクライアントとしても起動します。ネットワークを介してLinux端末として利用することが可能ですが、最近のLinuxには、sz
や rz
コマンドが実装されていないことが多々ありますが、ソースからコマンドを起こせば動くはずなので皆さん実装しましょう!
端末から突然ファイルを送りたいときには非常に便利です。
