おぜうは名探偵 第二話 デュエル詐欺事件(その4)

おぜうは名探偵

第二話 デュエル詐欺事件(その4)



馬犬「で、何処に案内して欲しいんだい?」

おぜう「勿論、デュエルディスクを実際に開発しているエリアよ!」

馬犬「…なら製造エリアだね、案内するよ。」

おぜう「折角のお客さんなんだから、丁重におもてなししなさいよ。」

馬犬「ハイハイ。」


〜☆〜


馬犬「ここが製造エリア、全てのデュエルディスクはここで作られているんだ。」

おぜう「凄いわね、全部が機械によるオートメーションで作られているわ。」

馬犬「ここで作られているのは量産品のデュエルディスク、君が今持っているデュエルディスクと
   同じものが作られているんだ。」

おぜう「ふぅん。」

馬犬「中には人とは違うデュエルディスクを作って欲しいと言う人も居てね、
   そういう時はあっちの特注品コーナーで作っている。」

馬犬が指差したのは、巨大で透明な箱。
箱の中では、何だか人の手を模したと思われるアームが、変わった形のデュエルディスクを作っている。

おぜう「あら、特注品なんていうから人の手で作られてるのかと思ってたら、こっちも
    完全に機械任せなのね。」

馬犬「機械だからこそ、公平に作ることが出来るんだよ。」

おぜう「…確かにそうかもしれないわね。」

馬犬「ここで作られたデュエルディスクは僕の目で不良が無いかテストされてから
   世に送り出されるんだ、解ったかい?」

おぜう「ええ解ったわ・・・製造工程になんら怪しいものが無い以上、一番怪しいのがあなたであることもね。」

馬犬「…え?」

おぜう「社長が言ってたわ、デュエルディスクを無理にいじろうとすると大爆発を起こすから普通の人に改造は無理だって
    デュエルディスクの検品をしているあなたならデュエルディスクを改造することも可能なんじゃないの?」

馬犬「まさか、僕が不正をしてると思ってるの!?」

おぜう「あら?違うの?」

馬犬「冗談じゃない!もしそんな事したら僕はここをクビになるばかりか会社の信用を失わせたとして
   社長にどんな目に合わせられるか・・・。」

馬犬、青い顔をして全身を震わせる。

おぜう「・・・無茶苦茶震えてるわね・・・本当に犯人じゃない、って事なのかしら。」

馬犬「大体、そのデュエルディスクをあけたら爆発だなんて、初めて聞いたよ。
   社長の張ったりじゃないかな?あの人ハッタリが大好きだし。」

おぜう「・・・ハッタリねぇ、本当に爆発するか直接確かめられれば良いんだけど。」

馬犬「じゃあ直接あけて見るとか?」

おぜう「じゃああなたが開けて。」

馬犬「イヤだ、君が開けて。」

おぜう「お断りよ・・・う〜ん、どうやって確かめれば良いんだか・・・。」

と、そこに誰かがやってくる。

美鈴「あの〜何かわかった事がありますか。」

馬犬「あ、美鈴君、残念ながら見ての通り今は難航してて・・・。」

おぜう「・・・あなたが来たのは丁度良かったわ。」

美鈴「え?」

馬犬「どういう事だい、探偵さん?」

おぜう「ここじゃあマズイからちょっと外に出ましょう。」


研究所、中庭。


美鈴「え〜と、こんな広い所に出て何をするつもりなんですか?」

おぜう「あなたにこれを渡して置くわ。」

おぜうは美鈴にデュエルディスクを手渡した。

美鈴「え?これってデュエルディスクじゃないですか。」

おぜう「私が合図を出したらそれを力ずくでこじ開けてくれないかしら。」

美鈴「え?それってどういう事ですか・・・って何でそんなに離れるんですか!?」

おぜう、あっという間に美鈴がいる位置からから離れた所に移動する。

おぜう「良いわ!あなたの力を見せてやりなさい!」

美鈴「な、何が何だか解らないけど・・・とりあえず!」

美鈴は、デュエルディスクを力任せにこじ開けようとした!
その瞬間!


ドォオオオオオオオオオオオオン・・・・。


デュエルディスクは、美鈴と共に大爆発を起こした。
その爆発で、中庭にクレーターが出来上がってしまった。

おぜう「うわぁ、爆発するのは本当だったのね。」

馬犬「た、探偵さん!何て事してるんですか!絶対美鈴さん死んじゃいましたよ!」

おぜう「・・・いや、大丈夫みたいよ、ほら。」

おぜうの言うとおり、美鈴はクレータの中心で、黒コゲになりならがも立ち上がった。
美鈴「ハァ〜…死ぬかと思いました。」
あまりダメージは無いようだ。

馬犬「よ、よく生きてるね・・・丈夫過ぎやしないかい?」

おぜう「フフ、全ては私の計算どおりよ。
    さて、うp主、ぶっ飛んでデュエルディスクを確かめに向かうわよ。」

おぜう立ちはクレーターの中心に向かう。
クレーターには黒コゲの美鈴のほかには、バラバラになったデュエルディスクと思わしきパーツが散乱していた。

おぜう「あ〜あ、これだけバラバラじゃあ何が何だか解らないわね・・・。
    外で爆発させたのは正解だったわね、工場の中で爆発したら、どれだけの大惨事になるか・・・。」

美鈴「探偵さん!酷いじゃないですか!爆発するなら爆発するって言ってくださいよ!」

おぜう「あら、ごめんなさいね。あなたなら何故か爆発にも耐えられそうな気がしたもので。」

美鈴「・・・うう、何だかこんな目に合うのは初めてじゃない気がする・・・。」

おぜう「…それにしても、社長も随分と物騒なセキュリティーを搭載したものね。
    これじゃあ誰にも改造なんて出来っこ無いじゃない・・・。」

馬犬「なるほど、あれはそういう事だったのか・・・。」

おぜう「・・・あら?あなた、何を考え事してるの?」

馬犬「え?たいした事じゃないですよ。」

おぜう「それでも気になるわ、話して!」

馬犬「…仕方ないですね、じゃあちょっと付いて来て。」

おぜう「今度は一体何処に連れて行くつもりかしら・・・とにかく行くわよ!うp主!」

〜☆〜

馬犬「案内したかったのはここさ。」

おぜう「ここって・・・四方が頑丈な壁で囲まれてるわ、まるで金庫みたいな所ね。」

馬犬「ここは、完成したデュエルディスクを検品するための部屋何だ。
   完成したデュエルディスクは、ここに運ばれて、僕の手で直接検品するって訳。」

おぜう「へぇ。」

馬犬「ここにはある特殊なコンピューターが置いてあるんだ。」

そう呟く馬犬の視線の先には、一台のコンピューターが置いてあった。

馬犬「デュエルディスクにはそれぞれシリアルナンバーが振り込まれている。
   で、そのシリアルナンバーをこのコンピューターに入力すると・・・。」

おぜう「・・・あ!コンピューターから何か出てきた!」

馬犬はコンピューターからでてきた鍵みたいなものを取り出した。

馬犬「コイツをデュエルディスクに差し込む事で、デュエルディスクを開けることが出来る。」

馬犬は取り出したデュエルディスクに鍵を差し込んだ!
デュエルディスクの蓋が開いて、中身の機械が露出した!

おぜう「あ!今度は爆発しないでデュエルディスクが開いたわ。」

馬犬「今まで僕は何でこの部屋だけ頑丈に出来ているのかわからなかったけど・・・
   さっきの爆発を見て理解したよ、万が一手違いで爆発が起きたとき、
   最悪、爆発の被害が工場に広がらないようにするためだって。」

おぜう「・・・ふぅ〜ん、で?これがどうしたの?犯人があなたである可能性が、ますますアップしただけじゃなくて?」

馬犬「違うよ、僕が言いたいのはそんな事じゃない、この鍵さえ何とか手に入れることが出来れば
   デュエルディスクを開けることが出来るって言いたいんだよ。」

おぜう「・・・どういう事・・・って、あ!」

馬犬「そう、もしかしたら誰かがここに忍び込んで鍵を持出した可能性があるってことさ・・・。」

おぜう「・・・確かに、その可能性はあるわね。」

馬犬「これから僕は工場を徹底的に調べて誰かが侵入した形跡がないか調べてみる。
   実はこの工場、ジャングルの奥にたっているだけあってセキュリティが凄く甘いんだ。
   こんな所に侵入者なんて来る筈がないってね。」

おぜう「・・・ちょっと待って、だったらその前にあなたを取り調べさせて。」

馬犬「え?」

おぜう「あなたが提示した可能性は、改造が誰にでも出来るという事を示しただけ、
    あなたが一番怪しいと言う事実は変わらないわよ。」

馬犬「・・・わかった、僕も無実を証明するためだ、遠慮なく取り調べてくれたまえ。」

おぜう「うp主、ここが腕の見せどころよ!」



続く

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