魂のDNA
農家の次男として乗り込んだ少年期のある夜、なかなか寝つけなくて目を閉じて
いたら瞼の裏にぼんやりした円が現れその中を黄金色と黄緑色が動くのでたまらず目
を開けたら、今度は天井あたりに白っぽい大きな輪がぽっかり浮いているのです。暫く
したら輪を縮めながら落下してきて身体に入ってしまいました。とたんに魂みたいなもの
が膨張し始めだんだん感覚的には月でも触れる気分になってきました。飛び起きて行
った数々の体験はまたの機会にして・・・怖かったけど心地よかったなー。それからも三
度ありだんだん馴れて楽しみになった十歳頃からは遊びに来てくれなくなりました。五
十歳を過ぎて幼稚で恥ずかしい話かもしれませんが・・・・俗世界にどっぷり浸かりなが
らも待ってるんです。
今一度訪れてくれる事があればこの右手に鉛筆を握らせて書いて貰おうと思っている
んです・・・・魂のメカニズムと宇宙の実態を・・・・。それまでは元々貧弱で大分錆び付い
てきたこの脳を借りて想像した空論を楽しんでいようと決めました。でもこの次男さんに
もタイマーがセットされているんだろうから困ったなー。また新しい身体に乗り込んで一
から体感しなければならないのかなー。この魂は健忘症なのか一個ではほとんど思い出さないので助けがいるみたい トホホ
