方向音痴を克服せよ!

KAWAHENは、すごい特技を持っている。
シャレにならないくらいの方向音痴なのだ。

三年以上住んだ街でも平気で道に迷うし、
ましてや生まれ育った街ですら迷ってしまうから半端じゃない。

方向音痴のプロと呼べるだろう。

方向音痴の能力を持つみんなに、KAWAHENは言いたい。

「方向音痴を恐れるな!ゴーイング、マイウェイだ!」

これは、方向音痴に捧げる道しるべとなるであろう。


アドバイス1. 方向音痴を科学的に分析する番組を見る。

KAWAHENは、『特命リサーチ200X』と『発掘あるある大辞典』と『ためしてガッテン!』と『たけしの万物創世記』いう番組が好きだ。

これらの番組は、テーマを科学的に分析し、分かりやすく解説してくれるのだ。

無論、『音痴』や『方向音痴』についても特集が組まれた事があった。これをKAWAHENが見逃すはずもない。

しかし、内容の大半は忘れてしまった(オイオイ)。一応、記憶のある範囲内で紹介してみよう。

誰かビデオに撮ってない?


アドバイス2. 動くモノを目印にするな。

方向音痴になるのはどうしてかと言えば、場所を覚えられないのが主な原因である。

大概の人は、

「あの角にコンビニがある。」

「二つ目の信号を右に曲がれば、大きな工場がある。」

とか、一度通った道の目印を覚えているそうだ。

しかし、方向音痴の人間は、全然覚えられないのだ。なぜなら、目印が『トラックが停車していた』とか『取り壊し中の店』などを目印にしているから、次に同じ道を通った時に、その目印がなくなっていてダメという事らしい。

まぁ、並の方向音痴君なら、この点に気をつければ問題ないだろう。

しかし、KAWAHENくらい筋金入りの方向音痴は、目印など覚えない。どういう道だったかなんて一切問題にしない。ただ、直進あるのみだ。

だから、KAWAHENにアドバイスなど無駄なのだ。

記憶力を養う事も重要と知れ。


アドバイス3. 体内磁石がない。

KAWAHENは少し前、小説のネタに『磁石』を調べてみた。この時に知ったのだが、人間の体内には、方位磁針(方位磁石)があるらしい。

「多分、こっちに進めば海に出る。」

「こっちは西だ。」

と、直感的に分かるというのだ。もちろん生活していく上で磁石なんか持ち歩かないし、太陽の位置や道路標識を見れば、問題ないはずだ。

しかし方向音痴のヤツは、東に進もうとして夕日に向かうのだ。KAWAHENのもっとも得意な行動だ。特に高速道路に乗る時、クルクル回っていると本当に迷う。道路標識を見ているのに、

「この道は違う!行きたい場所からどんどん離れているに違いない!」

と、正しい道を引き返すのだ。無論、逆もある。

標識は正しい。間違っているのは自分と心得よ。


アドバイス4. 店から出るなら、入った入り口と同じ所から出ろ。

KAWAHENは店から出ると、その時点で迷っている。景色が違うから、自分の位置を把握できないのだ。しかも北口から入って、南口から出たらお手上げだ。

「おっ、おい!どこに行くんだ?」

「駅だろ?」

「駅は反対だぞ!」

「そうだっけ?」

飲み屋から出ると、酔っ払っていないのに、逆方向に歩き出す。特に方向音痴が二人同時に同じ方向に歩き出すと、正常な人までついて来てしまうので注意が必要だ。

KAWAHENはなるべく他の人の後ろについていくようにしている。

退席の時は、方向音痴の人と一緒に行かない方がよい。


アドバイス5. 「どこで待ち合わせしよっか?」

KAWAHENは、めったな事では遅刻しない。人を待たせるのが嫌いだからだ。そんなKAWAHENも時として遅刻をする。原因は待ち合わせ場所。

「後、どれくらいでここに来る?」

「後、5分もあれば到着だね。」

と言いつつ、10分遅れて登場。

「どこに行ってたの?駅北口の噴水前って言ったのに、何で南口から出てくるのよ。」

「分からん。」

本人にも分かりません。なぜ南口から出てきたか分かれば、遅刻する事もなかったでしょうに。トホホ……。

待ち合わせ場所は、己が指定すべし。


アドバイス6. カーナビを搭載せよ。

カーナビは便利だ。自分が道を知らなくても、機械が教えてくれるからだ。これで確認しながら進めば、道に迷う事などあり得ない。

だが、やはりKAWAHENには無駄だった。

「うぷっ。ちょっと酔っちゃった……」

本当に何回も画面を見るから、車に酔ってしまうのだ。最近では、声で知らせてくれるものが出回っているが、それも無駄だろう。KAWAHENは侵入禁止でも、機械を信じて進んでしまうからだ。それ以来、カーナビが怖くなった。

カーナビの情報は細かくないから、自分の目も信用すべし。


アドバイス7. 公共の交通手段を利用せよ。

KAWAHENは、タクシーを利用する。何せ目的地を指定すれば、勝手にそこまで行ってくれるからだ。大体の位置までは、電車、バスを利用するのが良い。地球環境にも優しいから、推奨しまっせ。

ただ、タクシーで注意したいのは、最近タクシーの運転手になった人の車に乗った時だ。目的地を指定しても、その人が道に迷わないとは限らない。

類と友を呼ぶと言うが、KAWAHENの乗るタクシーは、本当によく道に迷う。

「えっと、その場所はですねぇ……。あっ!場所は分かるんですけど、近い道はないかなって思いまして……。」

このセリフが出たら、かなりデインジャラスだと言える。だって無線で、

「……ここの店なんだけど……そう。そう、港町の?……はい。じゃあ行ってみます。」

「お前!本当に行った事があるのかよ!」

とツッコミたくなる時もしばしばですわい。

タクシー任せにせず、自分がちゃんと道を知っておくべきである。


アドバイス8. 信号のある道へ進め!

道に迷ったら、まずKAWAHENのとる行動は、大きな交差点を目指す。大きな道を進めば道路標識が見つかるはずだ。それを頼りに自分の位置を確認するのだ。

交差点を探す際、信号を探すのが良い。大きな交差点には、必ず信号機が設置されていて、多くの場合、どちらに曲がれば何があるか分かるようになっているはずだ。

よく道に迷うから、もうこの手段が一番良い事を学びました。

でも細い路地に迷い込み、一方通行の罠にハマった場合は諦めてください。いずれ出る道までひたすら進むだけです。

交通ルールを守りつつ、最善の手段を用いよ。


アドバイス9. 空車タクシーを追い掛けろ。

空車タクシーの大半は、駅に向かって行ったり、人通りの多い道に走っています。たまにタクシー会社に戻る時もありますが、その時は、タクシー会社の事務所に押し掛け、

「道に迷いました!地図をください!」

と、簡潔に用件を述べて、目的の地図をゲットしましょう。この方が確実だけどね。

とにかく駅まで出れば、こっちのものです。駅には、どっちに進めば良いか分かるように街の全体図の看板がありますから、これを覚えて、大よその位置まで走りましょう。

ここでワンポイント耳寄り情報!

「地元ナンバーの車を追い掛けろ。」

と言う人がいますが、KAWAHENはあまり薦めません。迂闊についていくと、マンションやデパートなど、ますます目的地から離れていってしまう事があります。KAWAHENは、その人の家の前まで行ってしまったり、高速道路に乗ってしまったりと最悪でしたから。

まさに最後の手段だ!


アドバイス10. あまり気にするな!

道に迷ったからといって、命まで取られる事はありません。全然問題ありません。もちろん不便だとは思いますが、思いもよらぬ新発見があったり、いつも新鮮な気持ちで通勤通学できたりと、意外と良い事もあります。

「また道に迷ったか……。まぁいいか。今日はドライブにしよう。」

神経質な人間には耐えられないかも知れませんが、すぐに気持ちを切り替えられれば、大物にもなれるでしょう(KAWAHENは小心者だけどね)。

世の中、いい加減でも何とかなっちゃう事もいっぱいありますから、方向音痴だって事を気にしない方がいいですよ?

KAWAHENなんかいい加減のまま、生きている!


道に迷った時、

「三人に聞けば目的地に辿り着ける」

と言いますが、KAWAHENくらいの方向音痴になると無意味でした。5人目の話を聞いた時に、実は最初の人に聞いた場所の二件先だったと、やっと気づいたのですから。

この時ばかりは、自分の頭の悪さに脱力しました。最初の一歩目から間違っていたなんて、マンガの世界だけだと思っていたのに……。

本当に自分が大雑把な人間で良かったと思いました。

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