不眠症を治すために

 

   

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 患者さんの疑問に答るQ&A―不眠症と睡眠薬     谷口充孝監修

 フジメディカル出版

 1890円+税2005

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  ロゼレム  メラトニン受容体作動薬 

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  @ 患者さんの疑問に答るQ&A―不眠症と睡眠薬

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たった87ページでこの値段です!

解りやすい本でした。

以下に印象に残った記載を箇条書きにします。

 

<1 断眠が72時間を越えると、怒りっぽくなるなどの性格変化、

幻覚などの精神的な変調を生じる。

<2 肝機能が低下している場合には、代謝経路がグルクロン酸抱合

のみで単純なエバミール®=ロラメット®が適している。

<3 睡眠薬1錠の臨床効果はほぼ同じになるように、

含有量が設定されているので、作用時間などにより薬剤の選択が行われている。

<4 (オメガ)ω1受容体選択性の高いドラール®や、リスミー®

筋弛緩作用や運動失調が少ない。

<5アネキセート®はBZ受容体に結合し、BZ系薬剤による麻酔、

鎮静、中毒および呼吸抑制の解除に優れた効果がある。

<6 デジレルやトリプタノールやトフラニールやアナフラニールは

うつ病を伴う不眠症の患者に就眠前によく使われる。

<7 グレープフルーツやセント・ジョーンズ・ワートはBZ系薬剤と

相互作用があるので要注意。(CYP3A4に関与)

<8 お年寄りには筋弛緩作用がなく、半減期の短いリスミーや

アモバンが推奨される。


      

 

   A ロゼレム

概説

寝つきをよくするお薬です。

作用

【働き】睡眠のリズムをつくり、自然な眠りを誘います。適用となるのは、慢性的な不眠で寝つきが悪いときです。どちらかというと、治療歴がない比較的軽い不眠症に向きます。また、不眠の背景に不規則な生活パターンによる就寝時差がある場合にもよさそうです。

特徴

  • メラトニン受容体作動薬という新しいカテゴリーの不眠症治療薬です。今までのどの睡眠薬とも作用機序が違います。鎮静作用や抗不安作用によらない自然な睡眠をもたらします。
  • 直接的な睡眠作用はないので、効果にややむらがあります。治療歴のある重い不眠症、あるいはうつ病など精神疾患をともなう場合には向かないかもしれません。
  • 強力な作用がない反面、ベンゾジアゼピン系睡眠薬にみられる ふらつきや記憶障害の副作用が少なく、また中止後の不眠症状の悪化(反跳性不眠)や、離脱症状(退薬徴候)を起こす可能性は低いです。いわゆる禁断症状を起こすような薬物依存性もありません。

注意

【注意する人】

肝臓の働きが極度に落ちている人は使用できません。肝臓での代謝が遅れ、薬の作用が強くあらわれるためです。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

  • 抗うつ薬のフルボキサミン(デプロメール、ルボックス)とはいっしょに飲めません。併用によりこの薬の作用が強まるおそれがあります。
  • そのほか相互作用を起こす可能性のある薬剤として、レボフロキサシン(クラビット)などキノロン系抗菌薬、イトラコナゾール(イトリゾール)などアゾール系抗真菌薬、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)などマクロライド系抗生物質、結核治療薬のリファンピシン(リファジン、リマクタン)などがあげられます。
  • 飲酒は控えてください。副作用が強まるおそれがあります。また、お茶に含まれるカフェインは、この薬の効果を弱めるかもしれません。寝る前の日本茶、コーヒー、紅茶類は控えたほうがよいでしょう。

使用にあたり】

  • 寝るすぐ前にお飲みください。飲む前にやるべきことを済ませておきましょう。
  • 食事と同時または食直後の服用は避けてください。同時ですと薬が十分吸収されず、効果が減弱してしまいます。
  • 仮眠の前はよくありません。たとえば、十分な睡眠時間をとらないまま起床して仕事をしなくてはいけないとき、また、夜中に一時的に起きて仕事をする場合は、この薬を飲まないでください。

2週間後に有効性を評価します。あまり効かないようでしたら、継続の必要性を含め医師とよく相談してみましょう。効き目がないのに、漫然と続けても意味がありません。

効能

不眠症における入眠困難の改善

用法

通常、成人はラメルテオンとして18mgを就寝前に経口服用する。

 

作用

安全性が高く、副作用は少ないです。ただ、人によっては、翌朝に眠気やめまい、けん怠感などが残ることがあるかもしれません。ベンゾジアゼピン系薬で問題となる離脱症状(退薬徴候)を起こす可能性は低く、依存性もありません。
まれなケースと考えられますが、長期服用時の副作用としてプロラクチンの上昇があげられます。プロラクチンはホルモンの一種で、生理不順や乳汁漏出、あるいは性欲減退をもたらす可能性があります。気になるときは、医師に相談してください。
【重い副作用】
..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください

  • アナフィラキシー様症状..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)。

【その他】 めまい、頭痛、眠気、けん怠感

  • プロラクチン上昇(生理不順、無月経、乳汁漏出、性欲減退)

 

 

 

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