長島の自然を守るの活動:2005

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 2005−1ニュース

 4月24日

A

 春季調査

 5月4日(水)5日

B

 きのこ教室観察会

 6月26日(日)

C

 夏季調査

 7月23日〜24

D

 第二回きのこ教室・観察会

 10月8日(土)

 E

10月現地調査

 10月15日(土) 

F

 10.27中電・県庁申し入れ

  10月27日(木)

G

  2005−2ニュース

  9月27日

2005−1ニュース

@ 上関原発緊急事態 

  中電が詳細調査強行!!  

     不意打ちの調査強行

中国電力が4月13日、詳細調査を強行しました。

同日、7時30分、詳細調査開始の1報を受け、

高島が駆けつけました。調査地点は、原子炉

設置予定地から東200メートルの陸地で、

30m四方にフェンスを張り、内部で前夜から警備員約四十人が警戒に当たると

いう物々しさで、県にも、当日6時30分に電話報告(中電発表;現実にはあり得ない話?!)

という不意打でした。

     警官に守られ調査

祝島など反対派100人の抗議を無視し、11時30分,掘削機が始動。送水管が

通じていない中で、掘削できるわけもなく、30分で1日目の作業は終了。

まさに「調査開始」というアリバイ作りのセレモニーでした。反対派はバリケードで

包囲し、睨み合いましたが、16時、警察官数十人が私達を取り囲み、ごぼう抜きに

しました。私は最後の3人の1人でしたが、悔しくて悔しくて涙が止まりませんでした。

警備員までも警察に守られての退去でした。

      

安全祈願でお神酒をかける中電  前日から張り込む警備員   反対派のバリケード

無残な樹木伐採

調査地点は標高約100メートルで、周囲50m四方の樹木が切り払われ、

貯水プール敷地用にも、伐採が進められており、素晴らしい照葉樹林が無残な

姿をさらしています。海面下100メートルまで掘り進めるため、ボーリング終了には

二、三カ月は掛かるようですが、 原子炉の予定地から北側の海岸に設ける

取水口付近でもボーリング調査の準備が進んでおり、予断を許しません。

          

       拡張されたブル用の路            伐採のための立ち入り禁止枠

★ あきらめず、したたかに

予定地西側の海岸にある田ノ浦遺跡内の約1650平方メートルで、3月上旬

までの試掘で縄文時代の土器片などが発見され、発掘調査が必要な区画が

あり、調査の遅れも予想されるなど、私たちにとって、有利な条件もあります。

今後、様々な抵抗を展開します。中電の動向をにらみながらの緊急行動に

なります。戦術が決まり次第、お知らせします。遠方の方は、中電に

抗議電&FAXを集中してください。

また、5月4日〜5日には、大掛かりな春季調査を行います。長島の

自然環境・生態系の貴重さを科学的に解明し、戦う武器にすることこそ、

私たちの歴史的使命だと考えるからです。是非、多くの方に、現地に

お出で頂き、目で、耳で、長島の自然の素晴らしさと、そのおかれている

危機を感じ取って頂きたいと思います。そして、詳細調査阻止行動に共に、

立ち上がって頂くことを、お願いします。

抗議電&FAX送付先 〒730-8701
広島県広島市中区小町4-33
 中国電力本社
пG082(241)0211     FAX; 082(523)6185

 

 

  A 春季調査のお知らせ

1.日程

5月4日(水)              ★5月5日(木)

1

2.指導にあたられる方(4月26日時点での確認)

★潮下帯;向井宏さん、秋山貞さん(折衝中) 

★鳥 類;山本尚佳さん ★貝 類;山下博由さん   

 

自然の学校&きのこ観察会 

 

  Bきのこ観察会

 きのこの季節は秋と思いがちですが、夏は秋に次いできのこが

多く発生する時期です。 きのこの生態に詳しい山田詳生さんに、

きのこの奥深い世界を案内していただきます。

日 時 2005年6月26日(日)

  

C 自然の学校―夏季調査のお知らせ

 

海辺の生き物教室&里山めぐり

ゴカイや貝類の秘密を先生と一緒に勉強したり、

里山めぐりや海水透明度計測も行います。

とき;7月23日(土)12:00〜17:00

7月24日(日)10:00〜17:00

講師;佐藤正典先生(ゴカイ・貝類)

    加藤真先生(海生生物・植物etc.)

    湯浅一郎先生(海水透明度)ほか 

 

 

    

 D きのこ教室開催決定!!

2005年10月8日(土)

【第一部】上関町中央公民館 9:30開場

【第二部】

13:30〜15:00きのこ観察会

15:00「集いの家」 16:00解散

  講師:きのこアドバイザー 山田 詳生さん  

 E 追及!! 詳細調査のダメージ検証 

    10月現地調査のお知らせ

9月15日、長島の自然を守る会は、中国電力が陸域ボーリ

ング調査で、ボーリングに用した濁水を垂れしていた事実を

告発しました。中国電力は垂れ流しの事実を認め、現在、

詳細調査はストップしています。 垂れ流し告発のきっかけ

は、7月から顕著になった田ノ浦東側海岸部の異変でした。

真っ黒い汚泥がたまり、おびただしい貝やカニの死骸が

散乱するという、かつて目にしたことのない異様な光景に、

「ボーリングのダメージだ!!」と追及した結果です。

詳細調査のダメージを、より科学的に検証するため、

下記のとおり、現地調査を行います。

★日程

10月15日(土) 9:30 蒲井港駐車場集合

10月16日採集(H.N.撮影)

左から、ヌリツヤハマグリ、ツノガイ、キザクラ(以上、生貝)

アラウズマキ(イソコハクガイ科、死殻)

 

 F 10.27中電・県庁申し入れ

以下2枚が資料です。

今回は、特に田浦の生態系が壊されている現実と、

カラスバトの調査と保護を訴えました。

 

 

  G 長島の自然を守る会ニュース

200512

 

 

 

長島の貴重な自然環境

甚大なダメージを

与えている

 

 

 

皆様へ大変、残念なお知らせです。

上関原発詳細調査のボーリングによる生態系へのダメージが

大規模かつ急速に進行しています。

守る会は、5・5〜6、5・24、7・25〜26、8・27、9・4に

現地調査を継続してきましたが、異変は7月から顕在化し始めました。

7月調査で予定地東岸潮間帯の岩礫の下にヘドロのような泥が

たまり始めているのが確認されました。8月調査ではブンブクの死骸が

大量に海岸に打ち上げられ、9月調査では泥が岩を埋める程に増え、

マツバガイやイシダタミ・アサリの死殻が随所に散らばり生物の種数・数も

減少しています。希少生物であるミミズハゼ・カサシャミセンも確認する

ことができませんでした。この潮間帯の真上に陸域ボーリング地点があり、

急峻な山道を拡幅・伐採しており、汲み上げられた泥水を地表に垂れ

流している現場も確認しました。

生命のささやきに満ち満ちた貴重な潮溜まりは、ひっそりと静まり

返り墓場と化しています。

 こうした状況を踏まえ、下記のとおり、緊急に申し入れを行います。

ぜひ、皆さんのご参加をお願いします。

 1.中国電力

@日   時 9月15日(木)10:00〜11:00

A場   所 中国電力本社 

2.山口県

@日   時 9月15日(木)14:30〜15:30

A場   所 県が確保中

進行する環境破壊   

(1)田ノ浦ダイノハナ側の細かい粒子の泥が流れ出て、たまっている。

(7/24撮影)

 

 

 

 

 

 

(2)田ノ浦に向かって右側 山から流れ出た土砂の粒子が、

浜の礫や石の間に入って酸素がいかず、嫌気的になっている。

この状態になったばかりの様で、ものが腐った匂いがし、

非常に臭い。(7/24撮影)

 

3)オオブンブクの新鮮な死体が大量に打ち上がっていました。

比較的深いところの砂地の中に生息しているので、

一時に死んでから波に打ち上げられたのではないかと思われます。

(7/24撮影)

 

 

 

 

 

(4)ボーリング地点下の田ノ浦の東海岸。滲み出た泥水で、

岩が黒く変色している。写真の上部。(9/4撮影) 

 

 

 

 

 

7・24〜25調査報告

*ドレッジ&潮間帯調査*(N.H.さん)

田浦沖10〜20mの地点での、ドレッジでイトカケガイと

ウズザクラともに生貝を採集しした磯では、ヨコイトカケギリと

ヤツデヒトデヤドリニナともに生貝を採集しました。ホル

マリンにつけて、保存してあります。イトカケガイとヤツデヒトデヤドリニナは

多分今回が初めてだと思います。(あとで、文献を見てみます。)

ところで、ボーリングのやぐらのすぐ近くで、鉄さびのついた、

小石と、貝の死殻をたくさん採集しました。生貝がまったくいないので、

すぐすててしまいました。後で考えたら、ボーリングで底に

さび付いた小石を撒き散らしている貴重な証拠でした。

今度採集したら、大切にのけておいて、中電に突きつけてやりたいです。

 

*水質調査*(湯浅一郎さん)

 昨年の12月から、この海域の水質調査を始めて、

今回は第*回目になる。1年に4回はや

らないと、年変動の推測ができないものだ。また、この水質調査は、

事前の状況把握のため、という意味合いがある。

今日は午前中2時間に渡って、田ノ浦から鼻繰島にかけての海域を1

7カ所調査した。今回、透明度は8.59m前後だった。4月の調査時は1214m

だったので、透明度は下がったが、それでも広島湾の奥の23mと比べると

格段に高い。原因としては、プランクトンの増加も考えられる。また、

4月は上から下まで水温が一様であった。これに対して、今回は、

2層から3層に分かれていた。船の上から見たのではわからないが、

底層での変化が起っているのかもしれない。

 

*ほ乳類・ビデオ撮影・アフターケア委員*(金井塚務さん)

山の中に道を切ったら、雨が降れば濁流となってそこの土砂が流出してしまう

のは自明である。また、ボーリング調査の廃液によって、海に細かい粒子の泥が

流されてしまうことは、そこに住む生物に決定的に影響を及ぼすだろう。

汚濁物質のフィルターでもある森を伐採してしまうと、そこの環境に

日非常に大きな変化を起こすだろう。 今回は、海中のビデオ撮影を中心に

行った。田ノ浦の海の中を見たのは初めてであるが、多様な生きものの撮影は

楽しかった。それから、陸上に無人撮影装置を設置した。田ノ浦の森に

は、里山に生きる生きものであるテンやタヌキがいるが、こうした生きものが、

ちゃんと生きている、残っている、ということは、とても大事である。

また、田ノ浦の森は下草が少なく、森としては厳しい環境である。

ボ−リング調査のために木をまるごと伐採して裸地をつくり、雨によって

その表土層が流されてしまうと、森の再生も厳しくなるだろう。

  

*陸上視察*(佐藤正典さん)

二日目の今日は、陸上ボーリング調査点の二カ所を歩いて来た。

急峻な斜面があるが、木の幹は太くないので、常に伐採されてきた

雑木林だということが、わかる。薪として利用

されて来た歴史があるのだろう。この度行ってみて驚いたのは、

道が2倍に拡大されていたことだ。機械を通すためだろうが、

広げられた道の表面はカラカラに乾燥していた。雨が降れば、

そこの土砂は流されてしまうだろう。ボーリング調査だけでなく、

それにともなう道路の建設工事の影響も、考えなくてはならない。

これらの道路建設やボーリング調査そのもので掘り出される土砂が

垂れ流されることによって、潮間帯に泥が堆積し、そこ

の生態系に大きな影響を与えているのではないかと強く懸念される。

ボーリング調査中や雨天時に、泥水の流入の様子がビデオ撮影などで

証明できないだろうか。

 「海辺の生き物教室&里山めぐり」に参加して

 7月23,24日に行なわれた「長島の自然を守る会」の夏季調査に参加してきました。

調査に参加するのは、春季に続いて2度目。前回は田ノ浦を取り巻く山歩き。尾根に陸

上でのボーリングのための櫓が一ヶ所だけ組み立てられており、その側で植生調査を

したのでした。あれから中電の調査はどこまで進んだのだろうと気になっておりました。

あの時、櫓は一つでしたが、山中いたるところに青いテープが張り巡らされ、次なる

ボーリング調査地点のためのマーキングなのだろうと思いました。

 今回は、下関からは高市さんと上里、田布施から車に便乗して現地に向かいます。

同乗の佐藤先生は鹿児島大学でゴカイを研究されている方、最初の中電の環境調査を

手伝われた時、貴重な生物を発見され、「ここを守らなければ」と思われたそうです。

現在は、諌早湾埋め立ての問題で、研究者の立場からサポートしておられるとのこと。

車中のお話で、今回参加の加藤先生は「日本の渚」(岩波新書)の著者であると

教えてくださいました。

私たちの方は、これまでに聞き知った上関原発の経過を話しました。

夜のミーティングは自己紹介を兼ねてフリートーキング。終わったのは12時半でした。

先生方が海関係の研究者ばかり、私は海のことはまったく分からない。みなさんが楽

しく話されることを楽しんでいました。「ベントス(底生生物)学会」という初耳の言

葉も飛び交い興味津々、海に親しんでみたくなってきました。「ここの海では泳いでい

ると魚が逃げなくて近寄って来る」なんて嬉しそうに話されると、泳げない自分が悔や

まれるよう。お集まりの皆さんは、シロウトでも研究者とサシで話してゆかれることに

ホトホト感心してしまいます。

 

 今回は地元の方の参加が

なく、道がわかるかなというかすかな不安はありましたが、なんとかなる

だろうと出発しました。道々、盛山さんがキノコにお詳しいのが分かり、

楽しさの増した山歩きになりました。集めたキノコは10種類以上。

圧巻は傘の長径11cmの霊芝でした。注目のボーリング用櫓は、尾根に

作業中のもの1基、鼻繰島を目前に見る斜面に準備完了の形で1基、

ここにはトロッコ用のレールが斜面を下っていました。5月にあった最初の

櫓は完全に撤去されていました。

大変気になったのは、山道の荒れでした。櫓ことばかり気に掛けて

いましたが、道の荒れの方が深刻なのではないかと思いました。

5月の時より道幅が拡張され、キャタピラの跡がくっきりとついています。

キャタピラは道の土砂を常に不安定にしますから、雨が降れば土砂の

流出は免れないでしょう。道の表面を覆っていた枯葉や腐葉土はどう

なったのでしょう。これらの栄養は、土にしみ込み湧き水として川海に

流れこむことで、水の生き物たちを養うはずですのに、一挙に流出した

のでは、海を汚染するのではないかと心配になります。高島さんたちが

「石を引っ繰り返すと黒くなって還元型になっている。悪い臭いがする。」

とおっしゃっていたことと符合するのかしらと思いました。気仙沼で魚が

採れなくなったとき、「森は海の恋人」というキャッチフレーズで、森の手

入れを始められた漁師の方たちのことを思い出します。コンブが浜焼け

するようになって、森の手入れをなさった北海道漁師さんの話も。ここに

来て、環境からのアプローチと、いい漁場を守ろうとする人達との連携が

大切にそして必要になってきた気がします。

 中電は、山の中で一体何をしているのか。作業工程を見せてもらいたいと

思うようになりました。ボーリングの際使用される水は、どのように扱われて

いるのか? キャタピラのついた車はどんな作業をしているのか? 

少なくとも、週に一回、作業の無い土日でもいいから、山の環境の変化の

記録が必要になったと思いました。交替での観察記録にしないと続けられ

ないでしょうから、誰にでも分かる地図を作り、地図上に変化を記入して

ゆく作業に、すぐにでも取り掛からなければと思います。そういえば、

道に投げ置かれたコンクリート板が砕けていた場所もありました。

 高島さんたちの話に、「ここの海は夏になっても海藻が消えない。

海水温が低いのだと思う。泳いでいて、ところどころに冷たいと感じる

場所がある。湧き水があるのだろうか」という興味深いものがありました。

よい漁場の条件なのかしらとフト思いました。

 午後少し、私は初めて潮間帯の石をひっくり返して、小さな生き物を

観察しました。こどもの靴くらいの大きさの石の下に、小さな生き物たちが

ゾヨゾヨザワザワしているんです。ウニ、サンゴ、ミズヒキゴカイ、

クマノアシツキ、サンショウウニ、ヒモムシコケムシ、フサゴカイ、ヤドカリ。

「ボクラハミンナイキテイル。」なんですね。生物多様性って実感でした。

 (上里恵子)

 

京都の中瀬です。五月のときは本当にお世話になりました。

ありがとうございました。さて以前、上関の長島でとった砂礫海岸潮間帯性の

ハネカクシ、あわせて4種類採れていました。2種類はめずらしいらしいです。

特に一番左のものは海辺の昆虫を調べている専門家の人も

採ったことがないそうです。田ノ浦では一番いっぱい採れましたが。

写真(次頁)は左からHalorhadinus sp.,Bryothinusa algarum,Thinobius sp.

,Diaulotaaokiiです。水質の悪化にはとても弱いそうなので海中ボーリングの

 

影響が心配です。

7.14着信メールより)

   

 

 

 

 

 

 

(追伸)

ミミズハゼは五月(2005)にはヤリミミズハゼ、オオミミズハゼ、ミミズハゼの三

種類がいつもの場所で確認できました。(ミミズハゼはちょっと違う種類だったかも、

うろ覚えです。)そして、七月にはミミズハゼと言う名前のミミズハゼ一種しか確認で

きませんでした。(こいつは結構どこにでもいるミミズハゼの中ではいわゆる普通種で

す。)この変化はたぶん、ボーリングの影響だと思われますが、今まで夏に調べたこと

がないそうなので季節変動の可能性もあります。浜に嫌気的な部分が増えていたことに

ついても同様にただの季節変動の可能性もありますが、心配です。

あと、ハネカクシについても変化かあったので、報告します。五月には

潮間帯でHalorhadinus、Thinobius、キイロウミハネカクシが得られましたが、七

月にはキイロウミハネカクシしか見つけられませんでした。つまり、ミミズハゼ同様に

他であまり見ない種がいなくなってしまい、普通種が残っている感じです。ハネカクシ

は寿命が短く一年中繁殖しているものが多いのでその場所にいれば季節に関係

なくいつでも見られると思うので、どうやら本当にいなくなっているようです。  

「きのこ教室」に参加し

 

 

 

 

 

2005年6月26日(日)9:30〜

 上関町公民館にて

 

 キノコアドバイザーを称する、山口でのきのこ学の権威、山田詳生さんから、

きのこの世界、特に分類と毒キノコの見分け方の話を聞きました。

 きのことは菌類の中の担子菌と子嚢菌が有性生殖のために大きく

育ったもの。菌類とは植物、動物を土に戻し、植物、動物などとともに

地上の生物を構成する不可欠なもの。

参加者は少ないけど、皆、きのこのSF的不思議な世界にはまりました。

すると、昼前にけっこうな雨が降りました。しかし、観察をするころには

すっかり晴れました。田ノ浦「つどいの場」へ移動し、昼食。 

13:30〜大変な蒸し暑さのなか、神社地から田ノ浦に向かって観察会。

雨の少ないこの時期に、あまりきのこは見られないだろうと思っていましたが、

ベテランがついていると、ちょっと違う。私が見ただけでも以下のよう。

小さなかわらを並べたようなカワラタケ、落ち葉に生える小さなモリノカレバ

タケ、美味しそうなミミタケ、その耳の裏に産毛が生えたフカゲミミタケ、

真っ茶色なチャタケ、ろうそくのようなマンネンタケの幼生、画鋲のふたの

ようなビョウタケ、栗の実にそっくりなエリマキツチグリ、白い小さな扇子の

ようなスエヒロタケ、触るとほこりの出るホコリタケ、黒いほくろのような

クロイボタケ。他の人は、また別のいろいろなきのこを見つけているようでした。

半島の先ダイノハナの高いところには、には2台のボーリングの台船が並び、

 

 

 

 

 

 

 

二台ボーリングのやぐらが立てられ、田浦の湾 田浦の道沿いは全域、

縄文時代の埋葬物の調査のための溝が立て横に掘られ、

田浦の段々畑にはトロッコ風の線路がありました。

自然破壊が進んでいるのを見るのは悔しいですね。          

H.N.

 

8月27日の報告

岡野 友紀

つどいの家に着いたのは、8月26日の夜10時半だった。下関から2時間半で

着くことができた。今回も祝島の夜景を見ながらのビールは格別だった。それか

ら気仙沼の友人が送ってくれた秋刀魚を焼いて、夕食が終わったら1時半を回

っていた。

 翌朝、いつもなら早朝の探鳥活動に入るはずが、目は覚めても8時まで起き

ることができなかった。玄関(?)に出ると、誰だか紫のフンを落としていた。

黒い1ミリ強の種がいくつも混じっていた。つどいの家の前にヨウシュヤマ

ゴボウがたわわに実をつけている。そばのクズの葉にも紫のフンが・・・。

9時、遅い朝食の準備に入る。ほどなくして、フンの主が現れた。イソヒヨド

リだった。5羽がやってきて、入れ替わりながらヨウシュヤマゴボウの実をつ

いばんでいく。残念ながら、人間は食べられないと聞いていたので、食べたこ

とはない。家の中の私たちが気に入らないようで、全員ついばんだ後、飛び去

った。イソヒヨドリのオスは職場の工場の屋根で、きれいな大声でよく

さえずっていて、いつも心を和ませてくれるのだが、メスの声は初めて聞いた。

オスのような大声ではないが、きれいなソプラノだった。

2カ月ぶりの田ノ浦に降りていくと、環境は激変していた。かつての棚田が湿

地となりアシ、ガマが繁茂していたそこは、その面影を残さず整地されていた。

海岸近くは遺跡の発掘が続いているようだった。ここでは下関ではめったに

お目にかかれないヒクイナの拍子木を打つようなさえずりを聞くことができた

し、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロも繁殖していたはずだ。冬にはオオジュ

リンたちが越冬に来るのに、もうこの有様では繁殖も越冬もできない。この程

度では環境破壊にならないと言うのだろうか? 中電にとって、環境破壊とは

どの程度のものなのか?

旧棚田だけではない。山もいたる所、木が伐採されていた。1号機建設予定地の

土手に行ってみると、10メートル以上にわたって水が滲み出していた。水が

したたり落ちる所には、小さな粒子の土砂がヘドロ化して溜まっていた。これ

が海に流れて、ミミズハゼの仲間が棲めなくなったのだろうか? 中電には、

自分たちが行った工事による環境悪化を調査しようという姿勢は見られない。

よくもぬけぬけと「環境保全」などと言えたものだ。下関に帰ってからも、

思い出すだけで腹がたってくる。

田ノ浦の水は冷たい。3年前くらいだったろうか。6月末にシュノーケリング

したことがある。海に入ったときから水が冷たかったが、我慢して少し沖へ出

ると、4〜5メートル下をイサキの群れが泳いでいた。「近くで見よう」と思

い潜ると、まるで水温が違うのだ。〈危ない〉と思い、すぐに浮上した経験が

忘れられない。それ以来、田ノ浦でのシュノーケリングはしたことがない。海

水パンツにTシャツで泳ぐには、水温が低すぎる。

今回は、田ノ浦から海に向かって右の端に見える岩場の下に、キサンゴの仲間

が生息しているというのを聞いて、どんなものか見たくなったので、久々に潜

ってみた。海に入って、目の前に点々と白い物体が現れた。目を凝らすと、大

きいもので5ミリくらいのヨコエビの仲間。小さいものでは1ミリくらいのプ

ランクトンらしい生物がかろうじて見分けられた。目指す岩場でキサンゴの仲

10個ぐらいの群体を2カ所見つけることができた。鮮やかなオレンジ色のキ

サンゴを初めて見た。体が冷えきってしまい、それ以上海に居られなかった。

ほかにギンポの仲間が5種くらい見られた。みな個性的で美しかった。  

嶋田淑子

「生命のささやきに満ち満ちた貴重な潮溜まり」という表現を高島さんのメー

ルの中で読んで、泣きそうになった。岡野がシュノーケリングで見た「みな個

性的で美しかった」生き物たちを、中国電力は詳細調査という名目で、はじめ

から存在しなかったものとしようとしているのではないか。電力会社がどれほ

ど、地球に、環境に“やさしい”と主張しても、生物が棲めない環境に変えてい

るこの行為をどう説明するつもりなのか。

多くの人にこの惨状を知ってもらいたいと思う。  

 

 

 

 

 

 

 

 

ベントス学会の岩崎先生とタイドプールを調査

8・27ベントス学会自然保護委員会委員長の岩崎敬二さん

(奈良大学教授)が視察に来られました。9月24日から開催される

ベントス学会総会で上関原発問題に対し、アクションを起こす

ためです。ベントス学会自然環境保全委員会は2000年に環境

アセスに対して、要望書を出して下さいました。今回は特に

詳細調査に焦点を絞りたいと考えておられ、私たちも希望するところ

だとお伝えしました。

 

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