kyoto green-farm

カボチャ 栽培

 ウリ科、原産地 アメリカ                  部分更新 08,02,20

カボチャはえびす系と小型のカボチャ
鹿ケ谷カボチャと蔓なし2種の
5種類程作ります。

普通蔓あり種

 

 小型カボチャ左から 栗坊   ほっこり姫 坊ちゃん                     当園のカボチャ畑

性質 適温20〜28度、温暖な気候を好む。西洋種(表面が滑らか)よりもやや日本種(表面に溝がある)
の方が暑さに強い。根は広く張り乾燥及び吸肥力は強いので多肥の場合は蔓ボケする。
ウドンコ病が出やすい。
品種

 

鹿ケ谷南京(日本、京野菜)5〜6月着果6〜7月収穫、一部切り戻し秋作も出来る。
ほっこりえびす
(タキイえびす系)
坊ちゃん(協和種苗)、ほっこり姫(タキイ種苗)、栗坊(サカタ種苗)、小型西洋カボチャ(400g前後)かわ
いくて美味しい詰め物料理にも適する。
利休
(芳香系の蔓なしだが蔓を伸ばして栽培)若どり(未熟果)しても美味しいので人気がある。
定植要項

 

 

 

元肥 野菜跡地等残肥がある場合はなし。定植地点で直径1m程(鞍築き、クラツキ、
定植箇所をやや盛り上げる)に、化成0〜80g。苦土石灰80g。ヨーリン80g。
窒素が多いと花が落ちる。着果始めるまで肥料は効かせない。
畦等 平畦1列植、株間、1〜1,5m、マルチ。
小型カボチャは疫病予防の為出来ればつり(支柱)栽培にする
定植 4月4週より、
農薬 定植時アブラムシ等の予防にアドマイヤー1粒剤(1回、アブラムシ登録ないが、コナジ
ラミ、アザミウマに登録があるので、それらに使用するとして使用)0.5〜1g。
西洋系カボチャは、モザイク病に弱いから多発地は同粒剤 1〜2g
ウドンコ病が多発するので特別栽培には有機栽培認定の微生物製剤ボトキラー及び
インプレッション水和剤の使用。又は重曹製剤のハーモメイト等や特定農薬の重曹
使用。普通栽培はトリフミン水和剤モレスタン水和剤
4月
 2週
  〜
 4週
播種、
 
日当たりの良い家の南側軒下、又は小さなビーニールトンネルので中ポット育苗する。
屋外では4月4週よりポット育苗。直播きは雌花の着生が遅れるので移植栽培の方が良い。
播種潅水後ダイオネットをかけて発芽迄管理。
育苗管理 約2週管理、本葉2〜3枚にする。
育苗時朝夕遮光し昼日長8時間位の短日で管理すると雌花が増える。

4月
 4週 


 

元肥施肥
   畦立て

定植
 

上記施肥量を施し畦立てする。右図のように
所定の間隔で定植場所を直径30cm程を
高さ10cm程盛り上げる(鞍築き)
黒マルチをする。

盛り上げた鞍築へ定植する。上記アブラムシ土壌
薬撒布する。潅水シャクで1株500cc程静かに潅水。活着まで毎夕潅水する。

小型
カボチャの
 支柱栽培
 

 

 


坊ちゃん、栗坊、ほっこり姫

園では支柱栽培としている。
黒マルチをし右図のように定植。

支柱栽培はやや実が小型になると
云われているが梅雨時に多い
実の腐る疫病の発生が殆ど発生
せず、風とうしの良いためか
ウドンコ病も少ない。

5月
 2週
摘芯(日本) 日本南瓜、鹿ケ谷は本葉5〜7枚位でピンチして、子蔓を4本出させ4方へ這わせる。
1番果着果までは孫蔓は除去する。以後放任。
無摘芯
   (西洋)
西洋南瓜は主に親蔓栽培の為、ピンチはしないで適当に蔓を配して行く。(子蔓は全て取る)
利休
(西洋)も親蔓1本仕立て。
小型南瓜(支柱)はピンチし2〜3本子蔓を出させても、ピンチせず親蔓1本仕立てでも可。
いずれも支柱へ誘引する。
整枝
1果目の着果節位は7〜10節(枚)目位に出来た雌花にする。蔓の状態で元気な場合は早く、
遅れている場合は遅くする。
5月
 3週
 〜
    

 

 

交配
 

 

 

 

カボチャは交配してやる方が良い、雄花の花粉を雌花につけてやる。開花当日の朝、日の出後1時間以内位、花粉は多く付ける方が良い。

梅雨期に開花した時は受精不良でも実が大きくなる場合があり、この実が大きくなっても種子が少なく美味しくならないと云う。その為にも確実に交配する。
 右画像は花びらを取った雄花で雌花の柱頭に花粉を付けて
いる所。
  雄花がない時は植物調整剤のトマトトーン、フルメットを使用(但し糖度低下奇形の場合がある)
着果
日本カボチャは子蔓1本に2個計8個位、えびすは1株8個位なる。
小型南瓜の坊ちゃんは10〜15個位なる。

右画像は支柱栽培の小型南瓜
4株で6月末現在40個余りなっている。

6月
 〜
追肥

 

着果後複数の実が少し大きく(ボール位)なったら、株から3〜40cm離すか蔓先辺りへ
化成肥料30g、以後樹勢を見て2〜3週間隔で追肥する。
樹勢の目安は新梢が地上10cm位持ち上がってる位で開花雌花が先から60cm位の所へ。
小型南瓜の支柱栽培は畦中央条間へ追肥する。
玉直し 着果2週後位に出来ればゆがみや着色を均等にする為玉直しをする(支柱栽培は不要)。
病虫害
(ウドンコ)

 

(疫病)

梅雨期中期頃よりウドンコ病(葉に勢いよく潅水すると、一時的にとれるがあまり効果がない)
安全とされる物では発病前から自然由来の微生物製剤のボトキラー及びインプレッション
水和剤(回数制限無し)を使用する。この場合は発病前から10日毎に定期的に確実に散布
する。
もうひとつは台所の重曹(1000倍使用)次にハーモメイト(重曹剤)を使用する。
手遅れで激発時は普通農薬のトリフミン水和剤等がある。
  
普通栽培では疫病の予防に必ずマルチを使用し実の大きめの敷きマットも使用する。支柱栽培
すると疫病は殆ど出ない。

8月
 終了

 

 

収穫
(登熟日数)
   保存
 


えびす系は着果後45〜50日位。(35日過ぎから柔らかだが食べれる) ヘタが完全にコル
ク状になり、つやがなくなり、ずっしりと重くなる。60日位かかる場合もある。8月終了。 
 坊ちゃん35日。終了は8月。小型カボチャの中では坊ちゃんが一番早く甘く登熟する。
 日本カボチャ30日位。重くなりやや色があせ白い粉が吹き始めた時。
収穫後、キュアリングとして保存の為数日干す。鹿ケ谷カボチャは二期取りしているので
終了は10月末。
保存する場合は支柱栽培に限る、地這いの場合は保存中に疫病が出る事が良くあるが支柱
栽培の場合は保存中疫病の発生は殆どない。
冬至の
 
 
カボチャ
 
蔓なしヤッコを8月上旬播きで冬至用のカボチャを試みた。収量は少ないが11月始めに収穫
でき冬至まで痛まずに保存できた。暖地では出来るのが当然だが、京都でも少しは出来るのが
嬉しかった。


蔓なしカボチャ

蔓なしカボチャ(蔓なしと言って蔓は伸びる)は栽培期間が短く、(苗使用の場合定植後最短60〜70日)
ウドンコにはやや弱いが、暑さに耐え、普通栽培(5月上旬定植)から玉葱、ジャガイモ等の後作(6月20日位)に植えて秋物播種期(8月下〜9月上)までに収穫出来るので、4月20日〜6月10日まで随時播種している。
2週苗使用(播種後1週で発芽、後1週育苗)3週苗でも可。
注意点、蔓なし種は1番の雌花は雄花より4〜5日早く咲くので最初の物はホルモン剤を使用するか、
受粉用雄花として1週早く播いておく。(普通種は長日の場合逆に雌花が早く着きにくい)
5月から普通に栽培するなら蔓なしでなく普通種の方が当然よい。

栽培期間(2個穫り)おおよその目安
定植後余裕1週見て8〜10週

育苗

定植〜開花交配

着果〜可食期〜完熟

2 〜 3週

  2 〜 3週

5 〜 6週

        左から定植、     雌花開花前日         生長した全体画像            着果状態
品種 蔓なしヤッコ

定植概要

 

 

元肥 化成0〜80g、石灰80g、ヨーリン80g、
カボチャは吸肥力が強いので、肥料が多いと蔓ボケするので残肥も考慮して控えめに
畦等 平畦、2列千鳥植、間隔60〜70cm、出来ればマルチ。
定植日
農薬 前記小型カボチャの項と同じ

播種

 

何の後作に使用するかを考えて定植予定の2〜3週前にポットへ播種、覆土1cm
播種用土は短期間なので、普通の物であればなんでも良い。
播種後たっぷり潅水し、発芽まで乾かないようによしずやダイオネットを掛けておく
何回も潅水すると種子が腐る
元肥 上記量を施肥混入耕起するが普通玉葱の後作は残肥が少なく、ジャガイモの方がやや多いのが普通なのでそれらを考慮して施肥する。
定植 2〜3週苗を上記間隔で定植する、くれぐれも、アブラムシ薬を忘れずに、たっぷり潅水
出来ればマルチをしておく方が下記に出てくる疫病等の予防になる。
病気 ウドンコ病等は前記小型カボチャ 6月 病気(ウドンコ)と同じ。
土寄せ 大きくなれば、若干倒れやすいので少し土寄せする、畦はM型になる。
管理
 
初期追肥

摘葉
 

短期勝負なので、ひどく乾けば潅水する(特に予定数着果迄は)

モザイク病には若干弱いので、(右画像、葉に濃淡ができ縮れ大きくならない)見つけたら、抜く。
  
肥料不足気味なら株から15cm離して化成1株20g追肥出来すぎ(高さ70cm位)と思える場合は、大きい葉を切り取
り、展開葉を20枚あまりにする
 

 

ピンチ

 

2個穫りの予定だが、最終栽培日までに余裕があれば、親蔓を1〜2本伸ばして数個とっても良い、幼果(1〜2cm位)が見えてから可食期収穫まで約6週、(完熟には約7週位)計算し、可能のない場合、又は密植している場合は収穫予定幼果の先でピンチ。
幼果落下注意

 

 

 

但し極端な肥切れや多肥の時、木の状態が良くないときは幼果も開花せずに落ちる事も多い
のでその果を確実にとめたい時は幼果の先で葉1枚付けて蔓をピンチする、そして開花時交配すれば、確実性が増す。
8月末で栽培をうち切る場合7月中旬に出来た幼果は収穫可能だがそれ以後の物は全て除去
する。(出来れば予備を1個付ける)
もしその後栽培日数に余裕の出来た時は又どこかから新芽が出てくるのでそれに着果させれ
ばよいので、落下防止ピンチは有効な方法と思う。
以後出てくる芽は全て除去(以外と出てくる)
交配

 

 

定植後2週前後で雌花が咲いてくる、交配有効時間は朝5〜6時位なので、前日に開花する物
を見つけておく(上に開花前日画像あり)
虫が交配してくれるが、短期間栽培なので確実性のため交配する、出来るだけ多くの花粉を付ける(雨の時はビニール覆いする)
雄花がない時はトマトトーン、フルメットを使用(但し糖度低下や奇形の場合がある)
敷き藁等

 

普通カボチャと違い蔓が短いので玉直し(置き換え)は出来にくい、せいぜい敷き藁くらい
又株もとに出来た物は葉柄を切ってやらぬとゆがむ
長雨時地にくっついていると疫病等で腐ることがあるので、実だけでも敷き藁等は必要
追肥 1番交配後3週位で化成肥料追肥する、1株20〜30g株から20〜30cm離して施肥。
収穫

未熟果

開花後1ヶ月(約4週)余りで柔らかだが可食出来る、普通42日位(約6週)余り、保存は完熟収穫後3日ばかり干す
もし30日以内の白い未熟果で終了期を迎えた時は、ズッキーニの代わりに同料理に使用すると良い。
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