山王の環境を守る会

建設現場:大田区山王2-6-3大和銀行寮跡地

8階建2棟マンション紛争中!
会員60名で設計変更を要求しています。

裁判長期化
詳しくは、下記の「最近の情報」をご覧ください。
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建設現場の写真

現場写真

一つの敷地を二分割し、
それぞれの建築面積を3,000平米ぎりぎりにして
合法を装うことが許されていいのでしょうか。


ニチモ VS 山王2丁目住民
施主:ニチモ株式会社 施行:大成建設株式会社 設計:株式会社毛利建築設計事務所


東京地方裁判所での仮処分裁判は住民の勝利(3/22)、現在は本裁判中!

 

■一つの敷地を二分割することに正当性はあるのか。
東京都建築安全条例4条2項では、建築延べ面積が3000平方メートルを超え、かつ建築物の高さが15メートルを超える建築物の敷地は、幅6メートル以上の道路に接していなければならないとしています。現地前の道路幅は3.63(完成時は4.88メートルにセットバック)〜5.5メートルで、6メートルありません。この規制を回避するために施主のニチモ株式会社は、一つの敷地を二分割し、建築物を2つにしたのです(ウェスト棟とイースト棟の8階建2棟)。それもウェスト棟が建築面積2999.56平方メートル、高さ23.265メートル。イースト棟が建築面積2997.02平方メートル、高さ24.169メートル。このように、高さでは規制値の15メートルを遙かに超え、問題の建築延べ面積ではスカーフ1枚分だけ合法という離れ業をやってのけたのです。これに関して、大田区役所では「見事と言うほかない」とコメントしています。近隣住民の被害は言うに及ばず、日影、プライバシーなどは悲惨なものになっています。
☆裁判で住民は、「2棟合計の建築延べ面積が約6000平方メートルになり、8階建の1棟丸ごと(約3000平方メートル分)が違法である」と主張しています。

■複合日影では違法でないのか。
仮処分裁判での最大の争点は、この複合日影の問題です。ニチモはウェスト棟、イースト棟をそれぞれ別の建物として建築確認申請を行い、日影規制をクリアしています。つまり単独日影のデータになっており、敷地境界線から5メートル以上10メートル未満の居宅では日影規制の5時間を超えていません。しかし、両棟による複合日影のデータでは規制値の時間を遙かにオーバーし、明らかに違法となっています。さて、裁判の判決は?(3月10日記)
その後の仮裁判では実害が認められ、住民が勝利しました。裁判所の「審尋調書」には、「居宅が敷地境界線から5メートルを超える位置に存在し、かつ冬至日の真太陽時による午前八時から午後四時までの間の債権者らの居宅二階主要開口部の日影時間が六時間を超えることに鑑み・・・」と明記されました。(3月24日記)
☆ウエスト棟とイースト棟は、わずか1メートルしか離れていません。法の盲点を利用し書類上で別々の建物として建築確認許可を取っても、近隣住民の目の前にそびえる現実の建物は8階建「2棟」なのです。複合日影では、16戸分が違法になっています。

■建築確認申請に問題はなかったか。
建築確認申請は第三者機関の「(財)日本建築設備・昇降機センター」で行われました。ニチモも大田区役所も建築確認許可が下りるまで、このことを明らかにしませんでした。間取図すら情報公開しようとしませんでした。なお、民間での建築確認申請は平成11年5月から開始され、大田区では今回のウェスト棟が2件目(平成11年11月19日許可)、イースト棟が3件目(平成11年12月16日許可)です。住民は当然のこととして、大田区建築審査会に「建築確認不服審査」の請求を行いました。
☆その後2月13日に大田区役所で「建築確認不服審査」が行われました。保守王国「大田区」の噂通り、わずか1回だけの審議で簡単に「棄却」。区民無視の行政に支援に来た大田区民や区議会議員の怒りも爆発し、激しいヤジとなりました。

■「工事協定書」合意文書に不正はなかったか。
住民は知らないうちに「工事協定書」に合意させられていた。朝日山王マンションでは、管理組合理事長が理事3人全員と住人に知らせないまま独断で合意文書に署名・捺印していました。この事態を知ったのは大田区役所からの電話というお粗末ぶり。その後のマンション総会で追求され、理事長は「工事協定書」を破棄しました。また一戸建では、閣僚まで経験した自民党の政治家秘書が「(仮称)山王マンション建築に係る戸建対策協議会」という勝手な団体を作り同じことをしていました。このように多くの住民を欺いてまで合意文書を必要としたニチモの真意はいったい何なんでしょうか。施工業者の大成建設は、住民の合意が得られたとして1999年12月6日に本工事を開始。これに抗議して住民約20名が阻止行動を行うという波乱の展開になり、仮処分裁判へと移行しました。

■大型車両の通行は道路法違反でないのか。
前面道路は幅3.63(完成時は4.88メートルにセットバック)〜5.5メートルと狭く、しかも両面通行で大型車両の乗り入れが禁止されています。また、歩行者専用道路で近隣住民の乗用車だけが通行を許されています。この道路使用許可の問題で、住民は大田区役所土木課(道路法)と建設省(道路法)および大森警察交通課(道路交通法)と警察庁(道路交通法)に陳情しました。小学校の通学路でもあり、2年間の工事期間中、工事用大型車両の通行は非常に危険なのです。
☆この前面道路は道幅が最大5.5メートルの両面通行ですから、車幅2メートルを超える大型車両は明らかに違反です。大型クレーン車や生コン車を常時通行させ、道路法違反を繰り返しています。大手建設会社のモラルはここまで落ちているのです。

■機械3段式駐車場は騒音条例違反でないのか
北側の敷地境界線に沿って、15基45台分の機械3段式駐車場が作られます。近隣住居から約1メートルしか離れていないところもあります。夜間の車の出し入れによる騒音やヘッドライトで睡眠を妨害されるのではないか。住民は不安になっています。
☆大田区には、「5戸に1駐車場」の条例があります。近隣住居に大接近しても、駐車場の数を減らせない理由がここにあります。

■8階建2棟は「馬込文士村」散策路の環境破壊でないのか。
ニチモの社員は仮処分裁判の報告書で、「前面道路は文士村散策路でない」と三流週刊誌のようなことをヌケヌケと書いています。大森駅前の大型案内看板、その向かいの天祖神社階段のレリーフ、前面道路脇の案内標識、道路の埋め込み標識、これらの存在に気が付かないのでしょうか。大田区役所では区指定の散策路としてパンフレットで広く告知しています。散策路がまったく目に入らないとしたら、あなたたちのようなモラルのない建設業者が破壊してしまったせいです。「馬込文士村」散策路は大森貝塚と同じく、住民の誇りなのです。


 

山王の環境を守る会

「山王の環境を守る会」は、ニチモのマンション建設で被害を受ける近隣住民の会です。政治団体やその他の団体とはいっさい関係がありません。


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