前回はMac中心になってしまいましたので、今回はパーソナルユーザでも金銭的に購入しやすいWindowsにもあるフォントについて触れたいと思います。Macがお金が掛かると言われるのはモリサワ社に代表されるフォントベンダーの書体が非常に高価なためです。例えば、お得なパック販売の5書体を購入したとしてもATMフォントとプリンターフォントで10万円を軽く超えてしまうのです。また、OSの大きなヴァージョンアップや初期化しなければいけない等、パソコンではよくあることですからその度に送り返したり、料金がいったり、なにより作業できないでは困ります。パソコンが普及してもMacが未だに専用機化している印象を受けるのはPSフォントを使うという“書体の壁”が大きいからだと思います。よくDTP関連の雑誌などがモリサワフォントばかりを取り上げて他のフォントベンダーの情報がないのも問題です。
Windowsのメリットはなんと言ってもプリンターフォントが必要なく、安価なTrueTypeで高解像度出力もできることです。TrueTypeならアプリケーションから出力出来なくてもDistillerでPDFにするという方法もありますし、また高解像度で出力して印刷するばかりがDTPではありません。名刺やハガキ等、手持ちのプリンターで完結出来る場合や出力されたものを版下として使える場合(モノクロで網や写真が無いもの)など、書体選択の自由度は大きく広がります。
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Macが高いというのはパソコンや書体といった初期導入についてであって、印刷設備をトータル的に見ればWinだから安く済むと言えるものではありません。
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モリサワ社にはViewFontというWindows
TrueTypeもありますが50メッシュの粗いフォントで使用するにも注意が必要であり実用的ではありません。
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Macの和文TrueTypeには解像度制限(600dpi)があり多くのレイアウトソフト等でイメージセッター等が受け付けない書体が多いため、MacDTPではTrueTypeはダメが決まり事となっています。
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●Windowsバンドルフォント(MS明朝等)
マイクロソフトのフォントMS明朝・MSゴシックはWindowsに付属されてくるので、WindowsではWrod等で多く使われ間違いなくWindows標準フォントです。MS明朝は実はリョービの本明朝Lを字母にしています。MSゴシックもリョービのゴシックBが字母です。バンドルフォントの多くはクオリティ(座標空間)が256メッシュ(グリッド)で造られて、このフォントも256メッシュです。256×256のマスのなかで作られたフォントということです。256でもアウトラインフォントなのでビットマップフォントのようにギザギザということはありませんが、数字が高い多い方が字母が忠実に再現され品質が高いと言えます。
Wrod等でMS明朝・ゴシックBoldという指定がされている場合が非常に多いのですが、高解像度で問題ないようにMS太明朝・太ゴシックを出してもらいたいものです。また半角カタガナで入力してあるのもMS明朝・ゴシックが非常に多い。というよりWrodとExcelなのですが、これって“わざと”だったりもあるのでしょうか。
MS明朝・ゴシックの次によく使われるフォントにHG丸ゴシックM-PROがあります。これもリョービのシリウス-Mが字母になっています。ひらがなの“な”が特徴的です。これらのPの付くプロポーショナルタイプは、仮名や全角数字まで詰めてしまうのはどうにもイヤなのですが。
この書体はWord等のマイクロソフト製品がバンドルされているか、後でインストールすると入ります。(詳しくはバンドルフォントを参照)HGの付く創英企画の書体は、店頭ではリコーやキャノンのフォントパッケージが入手しやすいと思います。共にWindows/Macintosh両用のハイブリッドです。リコーは見出し等に使うと良いシャドウ等の修飾文字が豊富ですが、1パッケージどちからと言うとキャノンの方が本文に使える書体もファミリーが充実していて、こちらの方が個人的には好みです。キャノンについては後で触れたいと思います。
●ダイナフォント(Type
Museum)
このメーカーのお陰でMacではPSフォントは高いというイメージが変わり、ハイエンドが中心だったフォント環境も随分パーソナル寄りになったのではないでしょうか。他メーカーの書体も影響を受けてか、価格を下げたのではないかと思われるパッケージもあります。店頭にもほとんど置いてあり入手しやすく、100書体あって1万円程度(TrueTypeとATM)と非常に購入しやすい価格帯です。プロテクトもなく安心してインストールできます。以外にMacでもお金の掛かるモリサワフォントよりこちらのフォントを使っている人も多いのです。TrueTypeは1,024メッシュです。よく平成の名が付く書体を見かけますが、平成書体は日本規格協会を中心に制作グループが共同開発したもののようです。これを字母にしていますが、メーカーによってデザインは違いますし、欧文などの従属フォントは字幅等に大きな違いもあります。
ATM/TrueType共に値段が安いので文句は言いにくいのですが、54書体シリーズから明朝の記号等がゴシックと変わらないものになってしまったことと、明朝は英数字が字幅の広いものになったのにゴシックは変わらなかったことが残念です。やはり使用頻度の多い明朝・ゴシックはしっかり造ってもらいたいのです。明朝では数字の2(半角)が30書体シリーズ以前はリュウミンLの2と似たデザインだったのが気になっていましたが(実際仕事でもこれを指摘されたこともある)、これが直ったのは良かったのですが、上記の記号のゴシックの流用と、明朝W7の英数字ピッチがW5より狭いものになっているのが気になります。ウェイトが太くなるのに添ってやはり広くなっていかないと…。同じでも良いのですが、逆に狭くなってしまうのはどうにもおかしい。極太明朝とかも「W12」とか“ウェイト”で揃えた方が良かったように思います。他の書体も太さを「W」に統一した方がユーザーは混乱しません。それと極太明朝は1の位置がかなり左寄りです。ゴシックの極太もそうなんですけど。
ダイナの明朝は横組みのものは自分では結構いいと思っています。また明朝体は横線が細いので、紙面になった時に明朝体の中には線が飛びそうで心配な書体もありますが、これ位だと安心です。
ゴシックはイマイチです。和文より英数字がイケナイ、英文がクッツキ過ぎなのでカーニング等で間をあけるか、フォントセット等(合成フォント)で欧文フォントと組み合わせる等工夫したいところです。また明朝より字面が小さく痩せている感じで、文中で強調することの多いゴシックでは明朝に負けてしまっている感じです。超極太ゴシック(超極太丸ゴも)は、紙面にした時に画数の多い漢字はツブレてしまいそうです。華康ゴシックもW2,
W3, W5とあり品質も平成ゴシックより良いのですが、ウェイトが細から中太の3書体のみで中途半端です。個人的には華康明朝とかが無くても良いからせめて後、W7,
W9と出して欲しかったのですが。
ダイナフォントの特徴として“同じ書体はあるがファミリーでない”のが多いと言えます。例えば丸ゴシックでも「新細丸ゴ」、「平成細丸ゴW4」、「細丸ゴ・中丸ゴ・中太丸ゴ」がファミリーで、「太丸ゴ・極太丸ゴ・超極太丸ゴ」がファミリーとデザインが横並び的です。細いのや中太が幾つもあるより中太丸と太丸の間にもう一つ欲しいところです。中丸ゴは中太丸ゴとウェイトからして余り変わらず、使ったことがありません。丸ゴシックはW4が使えそうですが、ウェイトが無い。このデザインでこのウェイトならW2(細丸ゴシックあたりの太さ)とW6,
8, 10, 12とかにして欲しかった。また、他のメーカーも丸ゴシックはW4というのが多いのですが、丸ゴのウェイトもゴシックに合わせ、ゴシックにW5があるなら丸ゴも“W5”にした方がユーザーは使いやすいと思います。ダイナの丸ゴシックは仮名にクセがあり、例えば新細丸ゴシックのひらがなの“な”はどうにも変だし、細丸ゴ〜中太丸ゴまでのカタガナの“ン”はクレームが付いたことがあります。一字だけ見るとそうでもないですけど文章にした時、確かになんか変かもしれません。また丸ゴシックは他メーカにも多いのですが、縦書きの連数字(月日等)数字の“1”が他の書体より少し右寄りで、ちょうどダイナフォントを使用していて指摘されました。今まで余り意識していなかったのですが、やはりダイナのは目立つような気がします。ゴシックも縦書きでは1が右寄りです。ベースラインシフト等で修正しないと確かに違和感があります。それと行書体の英数字は丸ゴシックの流用?
書体は大きく分けると明朝系とゴシック系ですが、行書体なら明朝系の英数字のデザインでして欲しいのと、楷書体は明朝よりふところが小さいのですから、英数字もあんなに大きいものはバランスがすごく悪いのです。それとウェイトが太くなるに従って英数字が段々小さくなってしまうのも変です。楷書体も5ウェイトありファミリーが充実しているのに残念!!
少し厳しいことを言ってしまいましたが、麗雅床やpop等、元々崩した書体は英数字と和文の大きさのバランス等の問題もありますが、これはこれで充分使えます。価格と書体の多さは他のメーカーを圧倒した充実ぶりで、登録ユーザーには優待販売でさらにお値打ちに購入出来たりと、一番身近なフォントベンダーだと言えます。WinTrueTypeは等幅(DF)と半角(1バイト)英数字プロポーショナル(DFP)と仮名や数字まで詰める(DFG)を含む3タイプ。
●ニィス(字多楽)
ニィスのフォントはテレビでよく見かけます。ダイナフォントほどではないですが、字多楽1など25書体が1パックになったお値打ちな価格です。ファミリーも充実していてダイナより品質も良いと個人的には思います。字幅は広く仮名もふところが大きく丸みを帯びたデザインが特徴です。Mが明朝体でSが角ゴシック、Rが丸ゴシック、Zが直線ゴシックと他のフォントベンダーとは違って書体名が独特です。実際に使ってみると可読性も良く、柔らかい骨格(エレメント)で、見出し等に使う場合でも文字をわざわざ詰めたりしなくてもいいようなデザインです。これらの書体の多くは従来の写植的なものより、デジタルの時代にあった書体という感じがします。例えば、女性が読むような雑誌や病院・子どもの広報等の優しいイメージを出したい時はかなり効果的だと思います。パッケージは字多楽1〜3までありますが、字多楽1だけで充分使える書体があります。
個人的にはM(明朝体)は仮名にクセがあるのと数字の4に変なハネがあり使いませんが、S(角ゴシック)や特にR(丸ゴシック)やZ(直線ゴシック)は気に入っています。ポップ体もファミリーはないですが、ダイナと比べても骨格がしっかりしていて安定感がある感じです。気になるのはやはり半角英数字(従属フォント)でプロポーショナルタイプは数字まで詰めがあることです。例えば月日や値段等数字が合わなくて困ります。特に数字の1はかなり詰まっていて“11”と続くとかなりキツイ感じがします。Windowsでは等幅がありますからそれを使えばいいですが、Macの場合は全角で打って詰める等の工夫をしたいところです。数字まで詰めてしまうプロポーショナルな数字以外は気に入っているだけに非常に残念でなりません。また、かなフォントにウィンクスLというのがあったのがSとの混合書体になってしまったのと、MacではATMは1書体選択の字識人のみの販売になり、1書体で25書体活用版(字多楽1と似た内容で25書体が1パッケージ)と変わらない価格となり、字多楽シリーズはTrueTypeのみになってしまったのも残念です。TrueTypeは2,048メッシュと高品位です。フロッピーによるキーディスクで3回までのインストール制限があります。
●千都フォント(ヒラギノ)
大日本スクリーン製造は印刷機材等のメーカーですが、MacではMacOSXからヒラギノOpenTypeがバンドルしたり、ケアゲ・ダイゴ等の独特なデザインのフォントもあります。MacのATMとプリンターフォントはモリサワほどでもないですが、やはり高価な値段には変わりありません。MacよりハイエンドなWindowsDTPでは、TrueTypeのヒラギノ明朝体・角ゴシックを、エディカラーとの組み合わせで使っている方が結構いるように思います。写植を経験した人達には結構人気のあるフォントです。ダイナフォントやニィスの字多楽のように1パッケージにドッサリ系に比べると割高感もありますが、2,048メッシュで丁寧な作りで高品位です。また、WindowsTrueTypeの中で実際に使ってみて、出力に一番安心感もあり信頼できるのも確かです。
字形ですがアルファベットと数字が和文に対して大きな感じはありますが、個人的にはひ弱な感じよりも好きです。明朝とゴシックを比較してもゴシックが負けてしまうようなこともないのですが、ヒラギノ角ゴシック3の半角数字ピッチが明朝3より若干狭いことが気になります。従属フォントに対して気にしすぎなのでしょうか。フォントを調べて見ると特に従属フォントに欠点が見えてしまうのです。また、明朝体の音引き“ー”のうろこ(止めがない)がなく、楷書体のように伸ばしたままになっている箇所も気になります。リュウミンや小塚明朝も平成明朝系に比べるとこの“うろこ”が弱いのですが、ヒラギノ明朝体ほど先が尖っているようなことはありません。またこの音引きが縦組みだと目の錯覚か左側に少し傾いて見えてしまうのです。しかし、総合的にはかなり良いフォントと言えます。WindowsTrueTypeはフロッピーによるキーディスク等のプロテクトもなく、ストレスなくインストールできるのも評価できます。
ヒラギノシリーズは仮名フォントを除いては、1パッケージ3書体か1書体ですが、明朝・ゴシック共に使用頻度の多い3, 5, 7が1パッケージになっています。価格も3書体パックが定価で19,800円ですが店頭等の実際の販売価格は消費税を入れると17,000円弱だと思います。パーソナルユースではこの辺の価格が境界線だと言えます。2万円を超えてしまうと小遣いの範囲ではなかなか買えない。
書体のファミリーは他のメーカーより多く、特にゴシックは1〜9の9ウェイトと隙間のない充実ぶりです。明朝より1ウェイト細いゴシックがあるのも非常に嬉しいところです。明朝の3を中心に考えるのなら、本文用に使いたいゴシックは3ではなく、均一な太さのゴシックでは少し細い2辺りが欲しいのです。明朝体も7ウェイトありますが、なぜか一番太いウェイトのヒラギノ明朝体9というのは今のところない。また、ヒラギノの3,5,7は平成書体のW3,5,7とほぼ同等の太さですが、平成書体系のW9とヒラギノ9は同じウェイトではなく、平成書体W9はヒラギノの8ぐらいでしょうか。ヒラギノの2,4,6はモリサワのL,R,M辺りの太さだと思います。
●キャノン(Font
Gallery)
FontGalleryはバライティ豊かなフォントベンダーのフォントがあり、平成明朝(3,5,7,9)・平成ゴシック(3,5,7,9)・角ゴシック(L,M,B,U)丸ゴシック(L,M,B,U)と本文に使いたい書体も4ウエイトあり、リコーより整っている感じです。欲を言えば角ゴなどのM,B,Uが平成書体の5,7,9と同じ太さが良いのですが、Mは丸ゴシックによくあるW4位の太さです。和文87書体・なか63書体・欧文100書体があり、このパッケージで幅広く使えると思います。特に筆記体の欧文が余り無い中で、ファミリーで3書体あるのも気に入っています。もう少し「b,f,h,k,l,r,s」等の筆記体ぽさがある方がいいですけど使えそうです。Windows/Macintosh両用のハイブリッドなのも満足できます。Macでは英数字が等幅ピッチのみになります。またノープロテクトなので安心です。クオリティは800メッシュです。
●富士通(FontCity)
FontCityは和文56書体・かな24書体・数字24書体・記号文字2書体・イラスト文字1書体・欧文100書体があります。明朝・ゴシック・丸ゴシックのL,M,B,H(細〜極太)まで同じウェイトで揃っていて使いやすそうです。欲を言うとBとHの太さの間が離れていて、Bがもう少しH寄りに太い方が良いと思います。重ね丸ゴシックHなども見出し等に使いたくなるフォントです。クオリティは256メッシュ。
●NEC(FontAvenue)
NECにはFontAvenueはセレクト18書体パックがありますが、ファミリーは充実してなくちょっと寂しい感じです。
●リョービ
リョービは写植のころから本明朝やナウ等が有名です。個人的には仮名にクセがあると思いますが、写植を知っている人の中にはリョービの書体に惹かれている人も多くいます。購入しやすいのはTureTypeパッケージのリョービナウパック1等のDTPパックと、リョービプレゼンパック1等のOFFICEパックがありますが、4書体パックでも2万円を超えてしまうのはちょっと高い。クオリティは1,000メッシュです。
●モトヤ
モトヤは余りメジャーではないかもしれませんが、活字から使われてきた伝統ある書体で、デジタルフォントも早くから取り組んできたようです。書体の作りもしっかりしていて、読みやすく紙面でもゴシックのツブレや明朝の横線のトビも気にならなかった記憶があります。例えば明朝体では字幅や仮名の懐(ふところ)は平成明朝的ですが、毛筆的な印象も受ける明朝体です。明朝・ゴシックでは変なクセもこれと言って見あたらず使いやすかったです。個人的にはシーダ(懐が広くモダンなゴシック体)には興味があります。ウェイトバランス(2,4,6,8)も平成明朝W3あたりの本文と組み合わせても使いやすそうですし、モリサワの新ゴのように目の錯覚で、ウェイトの太い書体の方が小さく見えてしまうようなことはなくて、なかなか良さそうな書体です。この書体にウェイトの3がないのが不思議ですが、ウェイトバランスが良いので4書体で充分使えそうです。
モトヤの書体のウェイトは2,3,4,6,8がモリサワ社のL,R,M,B,U位の太さで、明朝3が平成明朝体のW3位の太さでしょうか。書体のファミリーは明朝が2,3,4,5,6でゴシックが3,4,5,6、シーダが2,4,6,8でマルベリ(丸ゴシック)は2,3,4,6,8と言った具合です。これなら2,3,4,6,8と全て合わせた方が使う方は解りやすいのではないかと思います。価格も5書体で40,000円とWindowsにしては高めで、5書体パックAとBの内容も使用頻度の多い明朝・ゴシックだけにして、マルベリはこの書体だけのパッケージにした方がユーザーは購入しやすいと思います。書体が横並び的に入っていると、欲しい書体の為にいらない書体も買ってしまうことになってしまうのと、特にパックBはパックAに対しても、このパック自体もあまり変化のないウェイトで揃えてあり魅力がありません。このように今のところ価格が高いのと、明朝・ゴシック体・マルベリ(丸ゴシック)のみのパッケージがない等、パックにバリエーションがないのと1書体のみの販売も無いのも難点です。
●イワタ
イワタは活字のころからの歴史のあるフォントベンダーでソフトにバンドルされていたり、キャノンのFontGalleryの中にも3書体入っていたり、NECや富士通の中にもイワタの字母を使っているのもあります。TrueTypeは1書体1パッケージで定価9,000円となっています。これもちょっと高いですね。実際は8,000円弱だと思いますけど。2048メッシュで作られているからかもしれません。バンドルされているのはヴァージョンの低いタイプ。新しく出た新ゴシックはゴナぽくて個人的には好みですが、イワタフォントはヴァージョン・アップが頻繁なのは不安です。
●視覚デザイン研究所(デザイナーズフォント)
デザイナーズフォントはファミリーが充実していますが、本文用というよりアクセントに使ったり、ロゴを作成したり、見出し用にといった用途の方が向いています。Vol.1〜9まで15書体で25,000円、10書体で18,000円と22,000円のと、5書体で11,000円のパッケージがあります。
OpenTypeについて
OpenTypeフォントはAdobe社とMicrosoft社の共同開発による新しい次世代のフォントフォーマットです。
WindowsとMacintoshの互換を実現するフォントですが、Adobe InDesignでしか今のところ安心して使えません。WindowsDTPが思ったほど広がらなかったように(WindowsのパソコンにバンドルされることによりWrodを使ったビジネスDTPは圧倒的に増えた)Windowsでは既に安価なTrueTypeが標準ですし、価格によっては、Windowsユーザーはわざわざ高価な和文OpenTypeフォントはどうかな?といった感じがしてしまいます。(バンドルされてくるOpenTypeは別ですが)また、新しいOpenTypeでは不備な箇所や字形を変更してくることも考えられますし、AppleとAdobeで違うフォーマットのOpenTypeがあったり、今後もAdobe-Japan1-5とかに拡張されることも考えられ、外字エリアの違いが今後心配です。
Apple社のMaxOSXにヒラギノがバンドルされていてApple Publishing Glyph Set(APGS)の20,291字の文字セットですが、InDesignに付属される小塚シリーズはStdがAdobe-Japan1-3準拠
9,354字、ProがAdobe-Japan1-4準拠 15,444字です。モリサワ社がAdobe-Japan1-4にしたこともあり、今後他のフォントベンダーもAdobe-Japan1-3かAdobe-Japan1-4になってゆくようです。ダイナフォントはAdobe-Japan1-3の9,354字を発売しました。