英雄なんて要らない!
11月末、イラクに駐留していた日本人外交官2名が
恐らくテロと思われる事件で命を落としました。
非常に悲しい事件で
犠牲になられたお二人、並びにそのご遺族の方々には心から哀悼の意を表明したいと思います。
だけど
亡くなられたお二人を、英雄に仕立て上げようという動きがあるように感じます。
特に
奥参事官の方は、イラク復興に対して、ある志を持っておられたようで
それをホームページで訴え続けておられたそうです。
そして、その志半ばにして凶弾に倒れた、と。
彼が、ご自身の志を持って、我が身をいとわず活動されてこられた事は
非常に尊い事だと思います。
だけど、
彼の志を受け継いで、日本も自衛隊を派遣しないといけない・・・
という論には、ちょっと待った と言いたい。
彼自身の志を持った活動自体は素晴らしいと思います。
だけど
その事と、日本が取るべき態度はどうか、という事は、
話が別だと思うのです。
それを
犠牲になった人の意見だから、と言って持ち上げるのは
筋違いではないでしょうか。
彼が我が身を省みずに働いて犠牲になった事と
彼の意見が正しいかどうか、は、
別の次元で話し合われないといけないでしょう。
今、必要なのは、
いたずらに情緒に流れず、日本の取るべき道を冷静に話し合う事だと考えます。
だけど、
やたらと彼を英雄として持ち上げ、その志を錦の御旗のようにかかげるような意見を聞くと
彼の死を政治的に利用しているのではないか、と言いたくなります。
お二人の死は、とても悲しい事です。
でも、だからこそ、今後もっと犠牲者が出ないように、
どうすれば、より血が流れずに済むかを考えたいと、私は思う。
犠牲となって命を落とすことで英雄になる
そんな英雄なんて、要らない!
と私は思います。