時空を越えて現代に蘇った

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【ツタンカーメンのエンドウ】

 

ツタンカーメン

 紀元前14世紀、エジプト第18王朝のファラオ。即位は10〜11歳と考えられ、即位後僅か9年で突然死亡した。妃はアンケセンアメンである。1922年、ハワード・カーター(イギリス)により発見された、「王家の谷」にあるその墳墓が「黄金のマスク」など豪華な副葬品とともに発掘された。福岡のツタンカーメン展で見た黄金のマスクは、30年過ぎた今でも脳裏によみがえる。

 

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 ツタンカーメンのエンドウ豆は、発掘された副葬品の中から発見された。古代エジプト人が食べたであろうエンドウ豆を持ち帰ったカーター氏は、発芽、栽培に成功した。その後、数国にわたり、栽培が続けられた。
 日本には1956年、米国から水戸に送られてきた。その後、古代ロマンの夢を託したエンドウは、主として小学校、教育センターを介して広がった。
 私のもとには、1990年、朝日新聞【声】の欄の特集「ツタンカーメンのエンドウ:古代ロマンの輪を広げよう」から6粒届いた。
 毎年、ワインレッドの花を愛で、エンドウ赤飯を味わいつつ、各地にロマンの輪を広げてきた。

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我が家で栽培しているツタンカーメンのエンドウ


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 ツタンカーメンのエンドウは、日本で栽培されている種とは異なり、古代エジプト産で、エンドウの原種と思われる。
 背丈、茎、葉、豆の形、色は、普通種と同じである。花の色は、ワインレッドでたとえようもなく美しい。さやの色は紫で、花、さやの形は、普通種と同じである。
 エンドウご飯を炊くと、はじめは普通のエンドウご飯と変わらないが、保温すると、あら不思議、徐々に赤飯に変わるのである。味は、普通のエンドウご飯と変わらなく美味しいが、色の変化がロマンを醸しだすロマン味である。
 ワインレッドの花、さやの紫、エンドウご飯の不思議さは、古代ロマンにひたることができる。古代エジプトから時空を越えて現代に伝えてくれた人々に感謝し、古代ロマンの輪を広げたいものである。

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@育苗
水をたっぷり含ませた種子を、ポリ育苗ポット(小)に、10月中旬〜11月上旬にまく。
A定植
本葉が2〜3枚になったら素焼き鉢、プランタン、畑に定植する。
B寒対策
日光に十分あてる。エジプト産であるがあまり気にすることはない。ただ、寒、雪に弱いので、ビニールをかぶせると良い。
C施肥
肥料は、下肥を施し、定植後10cmくらいに伸びたら、食用なので、有機肥料を月1回与える。
D支柱
2mにも伸びるので、支柱を立て、つるが巻きつくように、竹で編むか、ネットを張る。
E雑種
近くに普通のエンドウが栽培されていたら、雑種になるので気をつける。もし、白い花が咲いたら雑種なので処分する。

【参考・引用文献】

・ ツタンカーメンのエンドウ:広島市教育センター資料

 

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