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                                       NO.86

     説明文の指導 T

 

1.「説明文」とは?

 国語教育研究大辞典(明治図書)によると、「説明的文章」と「説明文」とは実質的に同義であるとされている。

 「説明文」という言われ方は、小学校国語科においてのみ多いようである。
広義においては、「文芸作品」に対置されるのが「説明的文章」である。
両者を比較して指摘することで、その一般的特色を以下のように区別することができる。
同書では続けて次のように区別している。

      説明的文章

@事実の世界である。
A論理的順序をたどった読み取り
 により、類推または想像による
 興趣、または、感動が起こりう
 る。
B説明的文章の読みにおいては、
 読み手は、つねに第三者の立場
 に立たされる。
 











 

     文芸作品

@虚構の世界である。
A質的時間の順序をたどった読み
 取りによって、想像による感動
 が起こりうる。
B作中人物とともに作品世界に没
 頭したり、想像の世界で作中人
 物の主要人物とともに間接的に
 生きることができる。
 

 また、説明的文章には、事柄の性質と取り上げ方によって、さまざまな様態の文章がある。
名称を付けることができ、次のように分類することができるとした上で、同書では以下のようなものをあげている。


○説明書○案内文○解説文○観察文(観察日記)○記録文○報告文○広告文

○感想文○論説文(意見文)○ノン・フィクション
 

 このあたりで、標題に対する解答を出すことにする。

 すなわち、説明文の定義である。日本国語大辞典では、ひとことで次のように定義している。


 
事柄を説明したり、知識や理性に訴えたりすることを主要な目的とする文
 

 

2.国語科教育としての説明文指導

  よく、説明文教材の扱いの中で、社会科や理科との関わりにおいて、これは国語科なのか社会科か理科なのかというような曖昧さをもたらすような問題が生じやすい。

 国語の授業で行った説明文教材を、調べ学習や発展学習及び関連的学習といった試みで社会科・理科と結び付けて指導する例がある。

 いわゆる今、注目されている「総合的な学習」の試みの一つである。

 しかし、その説明文教材に書かれている内容が、理科的・社会科的な題材であっても、その違いはずばり一言で言うならば、社会科や理科が内容教科であるのに対し 、国語科は技能教科であるということである。

 社会科・理科などの教科書に載っているような説明文や解説文は、学習内容を学習者に伝えるためにある。
目的は、そのものの学習にあり、説明文はそのための一つの手段にしか過ぎない。

 それに対し国語科の説明文教材は、言わば「読む力」「書く力」などを付けるためにある。
主体的に読み取ることによって、社会的事象あるいはその本質を「理解する力」を付けるためにあるのだ。

 例を挙げよう。『たんぽぽのちえ』(光村図書2年上)と言う説明文教材がある。これは「たんぽぽのちえ」を学ぶものではない。
「たんぽぽのちえとは何ぞや?」ということを読み取る力を付けるために、発達段階に応じて用意された教材なのである。

 その教材を学ぶのではなく、その教材を使って「文章を要約する力」「段落相互の関係や文章構造を見抜く力」といった「内容を理解し、論理的に表現する力」などの言語技術を養う技能目標が、国語科には存在するのである。
 とりわけ市毛氏(早稲田大学教授)は、論理的文章を書けるようになることを強く主張している。

 ここが、国語の力を高めることを目指す国語科の、他教科と根本的に異なる特性である。

 

3.説明文教材の具体的指導内容

 説明文教材の指導においては、その目的において大きく分けて次の2つがあると思われる。


   ○ 読解による内容理解
   ○ 客観的・論理的文章を書くこと
 

 ここでは、「内容理解」のための説明文の指導という点から述べてみたい。

 

T 文章構造をとらえ、見抜くこと】

 「文章構造を見抜く」ためには、まず、形式段落をとらえることが大事である。


最初の字を指さしてごらん。一字下がっているでしょ。
下がっているところを何と言いますか。
 

 


なぜ、一字落として書いてあるのでしょう。
 

というような問いかけで、

 一字段を落としているから段落ということ。

 目で区別できるのが形式段落であること。

を教えなくてはいけない。

 これは、「読解上必要な知識」であり、言語技術の習得という面から必要 な指導事項なのである。
また、


この形式段落は、いくつあるのだろう。その数字をノートに書きなさい。
どう数えた?数える方法は?
 

といった指示のもとに、形式段落に必ず番号をふることを意識付けることが大事である。
これは、学年問わず、説明文であればすべて行いたい作業の一 つである。

 

 また、文章全体の構造をとらえさせるためには、


A段落に、「アメリカにウイルソンという学者がいます。この人は、次のような実験をして、ありの様子を観察しました。」と書いてあります。
「次のような実験」とは、何段落まで書かれていますか。
 

というように、書かれている内容のかたまりをとらえさせることも必要である。つまり、意味段落のとらえである。

 形式段落は、意味のまとまりによっていくつかに大きくまとめられ固められる。段落は、「区切るのではなく、まとめる」のである。

 

 野口氏(北海道教育大学教授)は、この意味段落の指導において次のように述べている。


  かたまりをとらえさせるには、一番分かりやすい説明可能な箇所を最初に扱うようにします。真ん中を扱うと、その前・中・後ということになります。これを一段落から順にやっていくと、いつもいくつに分けられるかわからない。だから、文章構造を捕らえさせるには典型的なかたまりをとらえて一番分かりやすいところをスポッと抜くとよいのです。
  いわゆる「中抜き法」とでも言ったらよいでしょうか。
 さらに、 私が文章構造をとらえさせるのによく取る方法ですが、「二分法」という方法があります。「この文章を大きく二つに分けるとしたら、どこで区切れるか。」と問うのです。これも大変分かりやすい方法です。
               (以上「鍛える国語教室」明治図書より引用)
 

 どこからやるか、どんな方法をとるかについては、教材によって違うだろうが、野口氏の主張することはただひとつ、「必要な所だけを授業する」という考え方である。氏の言葉を借りれば、「なぞりと確認をしない効力感のある45分間の授業」と言うことであろう。

 もっとも、私自身も読解指導における段落指導は、必ずしなければならないとは考えていない。

つまり、そんなことをせずとも内容理解がなされれば、それでいいからである。

内容理解が困難であろうという場合のみ、その指導を行うべきだと考えている。

 つまり、次のような場合である。


@ 長文である。
A 難解な言葉が多く、文章全体の筋道も複雑である。
B 逆に構造が単純明快で、説明文の読解指導の手掛かりになる。
C 筋道立てた、読み手を意識した作文指導に役立つ。
 

 さて、先ほどの「二分法」による文章構造の捕らえ方指導に戻すが、実際指導してみるとその有効性が分かる。

「うんと大きくとらえて2つに」という大づかみにとらえるということは、文章全体を大きな目で見る、読むということである。

そして、作業後、下図のように子供の考えをÙ印で示し、人数を黒板に記入するのである。


・・・・・F  E  D  C  B  A  @
     
Ù    Ù  Ù
     5人   20人 7人
       C    B  A
 

その後、必ず何故そこにしたのか言わせることが大事である。それも長々と話させてはいけない。

ズバリ一言で短く簡潔に理由を言わせるのである。

 発言させる前にノートに書かせておくことが肝要だ。

 出てきた意見を(A)(B)(C)などとくくり、討論させていく。

 大きく2つに分けることができたら、今度は次のように問う。

 「では、前の半分(後の半分)を大きくまた2つに分けるとしたら、どこで分けますか。」

と言うように、文章全体を単純化させていくわけである。

もちろんAかBか決定しがたい場合もあるだろうし、2つではなく、3つに分けられるという場合もある。

必ず2つにというのではなく、文章全体を分かりやすいものにするための作業方法なのであるから、3つになっても一向にかまわない。

 要は、大づかみに理解するための1つの手立てなのである。

 

 さて、意味段落の分け方について述べてきたが、ここでその分け方の具体的ポイントを以下にまとめることにする。


@ 接続詞を手掛かりにする。
  ・順序を表す言葉・まとめ言葉・つなげ言葉(順接)・反対言葉(逆接)などに着  
目させる。
A その段落の中のキーワード(中心になる言葉)を探す。
B 多く出て来る言葉を探し、その繋がりを探る。
C 「始め」「中」「終わり」の3つに分かれることが多く、大きく3つに分ける。
D 結論は何か、結論はどこかを探すと、全体構造が見えてくる。
 

 

U 要旨をとらえること】

 まず、始めに、説明文における題名は、そのまま要旨を示す場合が多いということを認識しておくことが肝要である。

 例えば、「たんぽぽのちえ」(光村2年上)では、


このお話は、たんぽぽのお花について紹介している文なのか、そうでないのか。
 

 


「たんぽぽのちえ」を書いているのは、何段落でしょう。
 

という発問は有効であろう。

 

 

要約の指導においては、見出しや小見出しを付けるという活動をすること が多い。

その際、文章そのものにあてはまる言葉がある場合は、キーワードとして使えばよいのだが、ない場合は自分で文体を作り出さなければならない。

野口氏は、これを「文体加工」とよび、語と句で書けるように日頃から訓練しておく必要があると言う。

 向山氏は、このあたりの指導を次のような指示で行っている。

 「全体の文章を30字以内で要約しなさい。」

 この30字以内でと字数を限定することで、要らぬ言葉を省き大事な点だけを抜き出し、文体加工させる力を育てていくのである。

 このような指導を繰り返していくことで、子供たちの要約文にも向上的変容が見られるようになる。

 「、」「。」や助詞にもこだわるようになっていく。

 また、訓練するうちにキーワードを見つける目も養われ、体言止めの文末表現ができるようになる。体言止め要約法を鍛えるワークなどの先行実践も多くあるので、参照されたい。

 ところで、要旨をとらえるという点では、第一にその教材を充分に読み込むということが必要であるが、次のような指示もその際有効である。


この文章全体の、要点となる文章を一文だけ探せ。
 

 いわゆるトピックスセンテンスを見つけさせるのである。

 これは、ほとんどの場合、終末にあることが多く結論の中で語られていることが多い。

 したがって、再度言うが、「結論を探すと全体が分かる」ということになる。
向山式要約法については、実践例の項で具体的に触れることにしたい。

 

4.説明文教材の具体的実践例 〜発問・指示等〜

 

【「あなたはだれ」桑原茂夫(光村3年下)】

 

@ 題名は何ですか。ノートにきれいに書きなさい。

A 題名の横に○を10個書きなさい。1回読むたびに●にしていきます。

B 題名から本文の一段落まで、起立して3回音読しなさい。

C 先生が今のところを読んでみます。(題名は大きく、筆者名は小さく、本文までは充分間を空けて読む。)

D ちょっと強めて読む始まりが段落の始まりです。全部でいくつの段落の ある説明文か@Aと番号を振りながら聞きなさい。(全文範読)

E 全部でいくつの段落がありましたか。

F このお話は、漫画サザエさんのことを書いたお話だと思う人は○、違うと思う人は×をノートに書き、訳も考えなさい。

G では、漫画サザエさんのことを例として書いている段落は何段落ですか。
H この文章を大きく2つに分けるとしたら、どこで区切れますか。

I では、前(後ろ)の部分をまた2つに分けるとしたらどこで分けますか。

J これは、説明文といいます。説明文の場合、「始め」「中」「終わり」の3つに分かれることが多いのです。

K この文章全体で、一番大事な段落は何段落ですか。

L その段落の中で一番大切だと思う一文を探しなさい。

M このように文章全体の中で一番大切な文を「トピックスセンテンス」と言います。

N 題名「あなたはだれ」の後にはどんな記号をつけますか。

  「。」「!」「?」「・・・。」のどれですか。

  (題名をどう読めばいいですか。語尾上げ?語尾下げ?)

O この文章全体を30字以内で要約しなさい。

 

【「虫のゆりかご」岡島秀治(光村3年下)】

 

 ○ 範読・・・・段落番号付ける。

 ○ 新出漢字の練習

 ○ 言葉の意味調べ

 ○ 音読練習

 

@ 筆者は何という名前の虫を発見したのですか。

A ウスモンオトシブミの絵を教科書をみながらでいいので、簡単にすばやく描きなさい。

B 筆者は、その虫をどこで見つけたのですか。ずばり一言で言いなさい。

C その雑木林は、町の中にある林なのですか。○か×をノートに書きなさ い。

D 筆者が、この雑木林で一番最初に見たもの、目にした物は何ですか。

E 見つけた物は何ですか。またそれは、1つだけですか。

F 筆者は、虫の卵って知っていたのですか。

G 筆者がこの虫を見つけたのは、何月頃なのでしょう。

H このお話の中で、「?」を終わりに付けてもいい文は、どれですか。

I このお話の中で、「!」を終わりに付けてもいい文は、どれですか。

J 挿絵はいくつありますか。A,B,C・・・と記号を教科書に付けなさい。

K それぞれの挿絵は、何段落に書いていることでしょう。

 

【「たこたこあがれ」(光村3年上)】

 

@ 先生が1回読みます。段落番号を振りながら、読めない漢字があったら、ルビをふりなさい。

A 一番印象に残ったたこは何ですか。感想を簡単に書きなさい。

B 分からない言葉を無くします。グループになって、辞書で手分けして調べなさい。

C 何段落ある説明文ですか。

D 段落毎に指名無しで音読しましょう。

E この説明文では何種類(いくつ)のたこが紹介されていましたか。

F それぞれどんなたこなのでしょう。ノートに表にしてまとめてみましょう。

G この文章を「始め」「中」「終わり」にわけなさい。

  「終わり」はどこの段落ですか。「始め」はどこの段落ですか。

H 「たこたこあがれ」という題名と、関係の深い段落はどこですか。

I トピックスセンテンスはどれですか。

J 文章全体を30字以内で要約しなさい。

 

【「ヤドカリのすみかえ」今福道夫(光村3年上)】

 

1.全員起立。日付と題名を書いた人から座りなさい。

2.題名をみんなで大きい声で読みましょう。

3.題名の下に人の名前が書いてありますね。これは何ですか。

4.物語などのお話や詩など、その人が作って書いた作品の場合は、その書いた人を「作者」。このような説明文を書いた人を「筆者」といいます。

5.ノートに赤ペンで「筆者」と書きなさい。

6.さて、これからみなさんは、この説明文を学習します。ノートに「説明文」と書きなさい。

7.「説明文」とは、どのような文のことなのですか。

8.教科書の題名の横に10個○を書きなさい。

9.全員で「丸読み」します。一人一回一文を読みます。

  先生はあてませんから、誰でもいいから立って読みなさい。
10.次は先生が先に読みますから、読み終えたところまで、みんなで声を合わせて読みなさい。
   まるで一人が読んでいるように、なめらかに読むのですよ。(段落毎に)

11.上手でした。今のを「連れ読み」と言います。

12.さて、先生やみんなは、今どんなところで区切って読みましたか。

13.一字落ちているところでしたね。一字落ちて、違う文のまとまりになっていますね。いくつ一字落ちのところがありますか。

14.そこのところに教科書に直接@Aというように番号を書きなさい。

15.このように番号付けられたひとまとまりの文のかたまりを何というか知っていますか。「段落」といいます。

16.赤鉛筆でノートに書いておこう。これからは「段落」という言葉を使うのです。

17.では、もう一度聞きます。この説明文は、全部で何段落でできていますか。

18.では、C段落をみんなで読みなさい。さん、はい。

  D段落を読みます。さん、はい。

  E段落を読みなさい。さん、はい。

19.さて、CDE段落には、説明する順序を示す言葉が隠れています。

   C段落ではどの言葉でしょう。鉛筆で□で囲んでごらん。

  (DEも同様にやる。)
20.よく見つけましたね。説明する文章では、このような言葉がとても多く出ているのです。
   それは、読む人が分かりやすいように順序をはっきりさせて説明するためなんです。こんな言葉に気を付けて読むといいですよ。

21.さて、この説明文で、読み手に問いかけているのは何段落ですか。ノー トに書きなさい。

22.それは何故ですか。

23.そこに赤ペンで波線を引きなさい。
24.それでは、この説明文で筆者がまるでそこにいて、ヤドカリを直接見ているように書いてある段落は何段落ですか。
  その段落番号をノートに書きなさい。書いた人からノートを先生にもっていらっしゃい。

 (ノートチェック〜板書させる〜検討)

25.この説明文で一番大事な段落はどれですか。そしてその訳も考えなさい。

26.このように説明文では、大事なことやまとめは、ほとんど一番終わりの方の段落に書かれていることが多いのです。

27.では、この一番大事なE段落をもっと短くまとめてみましょう。要らない言葉をできるだけ省いて、30字以内で書き直してみなさい。

 

【「ありの行列」大滝哲也(光村3年上)】

 

1.全員起立。日付・題名・筆者名をノートに書いた人から座りなさい。

2.題名の横にいつものように○を10個書きなさい。

3.連れ読みをします。鉛筆を持って段落番号を付けながら読むのです。

4.この「ありの行列」は何段落で、できている説明文でしたか。

5.きちんとI段落まで段落番号ふられているか、隣同士確かめてごらん。
6.さて、説明文などというものは、筆者は学者や博士など偉い人が書いた人が多いものです。
  ですから分かりにくい専門の言葉もよく使われているようです。

7.これから、分からない言葉を無くします。P32から見て行きましょう。
  この中で分からない言葉を何でもいいからあげてください。

8.(板書後)これらの言葉を定規で線を引いて、先生と同じようにノートに書きなさい。
9.これから、これらの言葉を調べます。1班は〜、2班は〜、・・・をそれぞれ辞書で調べなさい。
  調べたらノートに辞書に書かれていたことを書き写すのですよ。そして、黒板にもその意味を自由に書きにきて下さい。

10.(板書されたのを確認点検してから)ノートにすべて書き写しなさい。

11.みなさんは、ありの行列を実際に見たことがありますか。それはどんなときですか。

12.筆者の大滝さんもありの行列を見ました。筆者は、そのありの行列を見て、まず始めに不思議に考えたことは何ですか。

13.「なぜ、ありの行列ができるのでしょうか。」これですね。これをノートに書きなさい。(板書)

14.どうしてそう思ったのですか。

15.そこである学者が登場します。誰ですか。ノートにその名前をきちんと書きなさい。

16.「ウイルソン」(板書)ですね。ウイルソンは、この謎を説き明かすために、ある実験と観察をしました。それは何段落に書かれていますか。

17.一つ目の実験は何でしょう。「〜実験」というようにノートに書きましょう。できるだけ短く書くのです。

18.2つ目の実験は何でしょう。「〜実験」とノートにまとめなさい。

19.一つ目の実験を観察して、ウイルソンが気づいたことは何ですか。また、それはどこに書いてありますか。指をおきなさい。

20.2つ目の実験を観察して、ウイルソンが気づいたことは何ですか。また、それはどこに書いてありますか。指をおきなさい。

21.観察のまとめをしている段落は何段落ですか。
22.さて、2つ目の実験をもう少し詳しく聞いてみます。ウイルソンは、どれくらいの大きさの石を置いたのですか。
  どれくらいの大きさなのかその大きさの石をノートに実物大で絵で書きなさい。

23.教科書の挿絵をみなさい。石は絵からすると、ありにとって大きな石であり、長さはありの4倍くらい、高さはありの2倍くらいの石なのです。

  ウイルソンが実験したありは、「フタフンアリ」というありです。このありは、体長5mmほどの大きさなのです。
  だから、正解は、長さ2cm 高さ1cmの石ということになります。

24.では、次の問題をノートに書きなさい。

  「 ウイルソンは、いつ、大きな石を置いたのか。」(板書)

  A 砂糖を見つけて、巣に運ぶありの行列の途中に。

  B 一匹のはたらきありが、巣に知らせに帰った後。

25.何か道しるべになるものを付けたと書いてありますが、ウイルソンの研究では、それは、何だということが分かったのですか。

26.このほかに、ウイルソンの研究で分かったことは何ですか。箇条書きでノートに書きなさい。    

27.ありの行列ができる訳をまとめてみましょう。

  「・・・・・するため」とノートに書きます。「、」「。」を含めて50字以内で書きなさい。50字を越えてはいけません。

28.ありってすごいですね。1つおもしろいことを教えましょう。

  ありの仲間に、ハキリアリというありがいます。このありが、おしりから出す液は、たった0.33ミリグラム。チョークの粉より少ないです。この液の量だけで地球を1周する道しるべが引けるそうですよ。すごいですね。

29.この説明文を「始め」「中」「まとめ」の3つに分けることにします。

  「まとめ」はどこからどこの段落ですか。

  では、「中」はどこの段落から始まるのでしょう。

30.このように、説明文は「始め」「中」「まとめ」の大きく3つに分かれているのです。

31.漢字の練習をしましょう。

 

【「人類はほろびるか」日高敏隆(光村6年上)】

 

 ※ 範読。指名なし音読。言葉の意味調べの後。

1.本文の最初の一字を指さしてごらん。一字下がっているでしょ。その下がっているところを何と言いますか。

2.この形式段落は、いくつありましたか。

3.なぜ、段落をつけるんだろうか。なぜ段落を落として書いてあるのか。

  段落が無い方がかっこいいと思う人は○、やっぱりあった方がいいと思う人は×をノートに書きなさい。訳も考えなさい。

4.内容が変わるところを段を落として読み手に分かるようにしている。

  目で区別できるのが、形式段落である。

5.中をみていこう。形式段落というのは、形で(目で)区別がつきますね。この形式段落は、またいくつかで1つのまとまりを作ることができる。

6.A段落に「まず、ほろびるとはどういうことか考えてみよう。」とあります。全員で読んでみよう。

7.「まず」に赤丸で囲む。こういう言葉を接続詞という。これは、順序を表す言葉ですね。説明文では、順序を表す言葉が「中」にとっても多い。

 気を付けて読むといいですよ。

8.では、「ほろびる」ということの意味を説明しているのは何段落目までですか。ノートに書きなさい。また、それは、どうしてですか。

9.「では」を赤丸で囲みなさい。

10.AB段落は、同じような意味を持っている段落の仲間ですね。

  このような形式段落の固まりを「意味段落」(板書)と言います。

11.C段落の始めの一文を読みましょう。

12.この文で、大切な言葉って何ですか。

13. では、この答えを書いているのは何段落ですか。

14. ですから、CとD段落がもう一つの意味段落になるのです。

15. Eを読んでみよう。「では」に赤丸。ハチドリという鳥の名前が出てきている。筆者は、これを「例」という言葉で説明しようとしている。

  さて、この例は、何段落まで続きますか。

16. したがって、E〜Hまでが、かたまりの意味段落だね。

17. Iを読みます。「では」に赤丸。Iの段落に対して、まとめている段落はどこですか。

18. 「このように」に赤丸。だから、I〜Kが、ひとまとまりです。

19. この説明文は、こんなふうに分かれているんだね。

20. この説明文において、問いの段落はどれですか。

21. その段落で、問いの文はどれですか。

22. その文で、問いの言葉はどれですか。

23. その言葉で、問いの一文字はどれですか。

24. 問いの段落に対しての答えの段落はどれですか。

25. 「桃太郎」のお話を知っていますか。ちょっと言ってみてください。

26. このお話を20字以内で要約してみなさい。

27. できた人は、先生に見せにきて下さい。(チェック・板書・評定)

28. 桃太郎の物語で、大事な言葉を3つ選んでノートに書きなさい。

29. 今の3つの言葉を使って、始めに書いたさっきの要約文を直しなさい。

30. この3つの言葉で最も大事な言葉はどれですか。

31. それでは、今の文を「桃太郎」で終わる文にしなさい。

32. このように、文を要約するときは大事な言葉キーワードを必ず入れます。
33. その言葉を最後にもってきて、「。」で終わるのです。これを体言止めと言います。
   そうすると、ほとんどの人が同じようなすっきりとした要約文を書けるようになります。

34. ただし問題提起している文は、必ずしも体言止めにしなくてもいいです。

35. @段落を要約してみるよ。この段落にはいくつの文がありますか。

36. この4つの文で大事な文はどれでしたか。

37. そうです。だからこの段落は、「人類はほろびるのだろうか。」この文がそのまま要約文。他の文はいりません。

38. この文章全体の要点となる文章(トピックスセンテンス)を一文だけ探しなさい。

39. 全体の文章を30字以内で要約しなさい。

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