玄海酒造


  麦焼酎壱岐は岳の辻(壱岐で一番高い山)のふもとに位置し、その伏流水をボーリングでくみ上げ貯蔵し焼酎造りに利用されています。
  私も水をいただきましたが、なかなか美味しかったです。

  ここは焼酎の仕込みをなんで仕込むかと言うことよりも貯蔵にコダワリをもたれています。
  かめで仕込んでも一度蒸留することによりその仕込んだ効果がどこまであるかは定かでない。
それよりも貯蔵に工夫を凝らすことによりどんどん味、香り、コクに深みと円熟味が増してくる。
  たしかに樫樽、かめ貯蔵、タンク仕込み、それぞれ香り、味、口当たり、コクに違いが有りました。
もちろん度数の違い、貯蔵年数の違い、使用米の違いはありますが、樽とカメとタンクにはまるっきりの違いがありまあす。

  ここの焼酎の特長はなんといっても天然の甘みがあります。それぞれの焼酎の甘みにも微妙な違いがあります。なかにはこれがほんとに天然の甘みかと言えるほどなんとも云えない円熟味の甘さをもった焼酎がありました。
  そして麦の熟成香が特長です。それぞれ口の中での広がり方が違います。

  今度新発売の合鴨農法米を使用された焼酎は、麦の香りではなく米の香りがしました。無農薬有機農法の米のパワーでしょうか。新たな美味しさの発見でした。

 コダワリのもう一つの点は、あたりまえの事ですが焼酎の味を変えないと言うことです。一番良い商品をお客様に飲んでいただくために貯蔵酒の中から、一番風味の良いもの、甘みの良いものをそれぞれブレンドし最高の商品として出されているという点です。
  いやさすがでした。

  一つ疑問に思ったことがあります。
樽で貯蔵した焼酎は樽の香りが染み込むのはわかりますが、何でタンクとかめ貯蔵は味が違うのか、かめは奥ゆかしいまろやかさと風味が増しているように感じました。何でだろうと思い尋ねましたが、はっきりしたことはわからないそうです。

 むぎ焼酎「壱岐」は、麦と米を原料とし、壱岐にひそかに伝わる秘法を継承し、明治33年創業以来研究改良を加えて造りあげた本格焼酎であります。
  全国酒醤油品評会が開催された第14,15,16回大会に於て優等賞に入賞し名誉賞を受賞。福岡国税局酒類鑑評会に於て最高リボン賞を受賞。昭和61年
福岡国税局酒類鑑評会に於て8年連続優等に入賞し、弊社の杜氏が総代として局長表彰を受けました。
  昭和57年4月に放映されました「NHK総合テレビの焼酎特集」では、麦、米、芋、等それぞれの産地が紹介され、「むぎ焼酎が出きるまで」を弊社工場にて撮影し全国に紹介されました。

焼酎の分類…乙類、甲類、甲に乙をブレンド、乙に甲をブレンドの四つに分けられる。

本格焼酎…乙類のみで甲類は一切入らないものに限る。
本格焼酎…「醪取り」と「粕取り」の二つに分けられる。
粕取り焼酎…清酒の搾り粕にモミガラをまぶして造る。
醪取り焼酎…九州が主産地で南方からと、西の中国朝鮮経由壱岐の、二つのルートがあり、壱岐の麦焼酎は江戸時代からの産地として知られています。

 むぎ焼酎「壱岐」の特長
  壱岐で一番高い山(岳の辻)の伏流水と、厳選された原料と永年培った醸造技術を駆使して造りあげた本格焼酎です。
  製法は米麹1/3、大麦2/3を順次仕込み醪熟成させ蒸留します。焼酎の溜出が始まりますと溜出成分は刻々と変化しアルコール度数は高度から徐々に低くなります。
これを初垂(ハナタレ)・本垂(ホンタレ)・末垂(スエタレ)と呼んでいますが、品質的にも安定し、香味の最も優れている本垂部分だけを採り調熟し最短でも2年以上、長くは15年も熟成を重ねた原酒を調合した製品で、ふくよかな香り、まろやかなコクは当社が丹精こめて造り上げた本格焼酎であります。
  麦の香りの風味と、米麹を使用する事により天然の甘みが特長で、砂糖などの甘味料は一切使っておりません。

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