フリースのジャケット

3190円 

[12月7日]


3着目と4着目のフリースをユニクロ新世界店へ買いに行く。動物園前から北上すると、朝からワンカップ酒を手にしたジャンパー姿のオッサンがたむろする町の一角に、忽然とブティック風の異空間が現れる。一瞬、クラッとした。こんな建物が出来て、さぞかし皆さんも居心地悪いでしょう。そう思って通りを見回すが、オッサンたちに全く動じている気配はない。さすがだ。この地に店を出したユニクロもアッパレだが、オッサンたちもエラい。その街を、丘の上からリオデジャネイロを見下ろすキリスト像のように、大きなアタマの通天閣が短い腕を広げ、優しく抱擁している。
衣類を買うのは本当に久々だ。ここ10年間の被服費を平均すると、年1500円前後だろう。が、昨年秋、フリースの威力を知って以降、ちょっと出費が増えている。世の中にこんなに安くて暖かいものがあったとは! それまでは、5枚くらい重ね着してもまだ体がガタガタ震えたものだった。私の衣服はいずれも10年以上使い込んでいる。生地の磨耗というハンディはあるだろうけれど、優にその3〜4枚分の保温力を、わずか1着のフリースが備えているのだ。「世間一般の人々は、こんなに暖かい思いをしていたのか」 そう思うと、これまでの頑張りがアホらしくなった。しかも、1着目のフリースはたったの680円。1食分の外食代より安い。衣服の価格と保温力の間に存在した比例関係は、もはや過去のものとなった。
購入したフリースは上下で、パジャマとして使用する。3季用の寝袋で寝起きしているため、明け方にやや寒い思いをしていたが、これでグンと快適になった。


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