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夜行バスにて、とりあえず無事、北部の古都チェンマイに到着。この「無事」という単語には、若干の重みが込められている。その理由は、100バーツという金額にある。
夜7時に出発して朝6時に到着する、外国人旅行者専用の豪華バスの料金にしては、いくらタイと云えど安過ぎる。一般のローカルバス1等車でさえ403バーツだから、誰だって不安になる。巷(つまり貧乏旅行者間)で言われているのは、わざと早朝着の運行時刻を設定し、提携しているゲストハウスを下車地点にして、乗客をそのまま宿に泊まらせてしまうのが本来の目的、という説。
その他、バンコクで出会ったM氏などは、「乗客の荷物から金品を抜き取る目的で、格安料金でカモを集めているところもあるんじゃないか」と推理している。彼は、南行き夜行バスを利用した際、車体横のトランクに預けておいた荷物から現金が全額消えているのを、後に宿で発見したという。「最初からトランクの中にコソ泥が潜んでいたんだろうね」と分析している。
ま、コトの真相はどうであれ、荷物ともども懐かしの街にたどり着け、ホッと一安心だ。