カンムリワシ
 
 カンムリワシはイリオモテヤマネコと同じ国の特別天然記念物です。西表島には200羽ほど生息しているといわれています。

カンムリワシ

カンムリワシ:特別天然記念物。絶滅危惧種(環境省)
タカ科の鳥。(タカ科にて、比較的大きいものをワシ、小さめのものをタカと呼ぶが、明確な区別はなく、慣習に従って呼び分けているに過ぎない) 翼長37cmほど。全体に茶褐色で翼に小さな白斑がある。後頭部の羽毛は興奮するとインディアンの羽飾りのようになる。中国南部から東南アジアにかけて分布し、日本では石垣島と西表島に生息する。水田や湿地に面した亜熱帯の森林生息し、リュウキュウマツやイタジイの枝に営巣する。カエル・ヘビ・カニ・などを食べる。
写真 Copyright©川島 博 2000年10月24日撮影

 イリオモテヤマネコと違って島のあちこちで姿を見ることができます。その多くは道路脇の電柱の上で見受けられます。

電柱のカンムリワシ

飛翔するカンムリワシ カンムリワシの頭の羽毛
飛んでいるカンムリワシは羽の縞模様で特定できます
インディアンの羽飾りのように見える頭の羽毛
 

■カンムリワシを守ろう(カンムリワシも絶滅の危機にさらされています)
路上で餌を食べているカンムリワシ
道路上で餌を食べているカンムリワシ
 イリオモテヤマネコもそうですが、カンムリワシも自動車事故に遭います。
 道路上に出てくるカエルやヘビ(それらは車が轢いた場合が多い)を食べるべく路上に舞い降り、ついばんでいるところに車が走ってきます。カンムリワシは大きな鳥ですから地表から飛び上がるまでに時間がかかり、車に接触してしまうのです。
交通事故で重症のカンムリワシ
交通事故で重症のカンムリワシ
カンムリワシの治療にあたる栗原医師
胸の羽毛が白く、まだ若いカンムリワシ
交通事故にあい西表西部の動物診療所に保護されたカンムリワシ。重症で立つことも枝にとまることもできない。(2006年10月30日撮影)

 カンムリワシは暗い夜に活動しません。早朝の薄暗い時刻から活動します。車の運転者には路上で餌をついばんでいるカンムリワシが分かるはずです。電柱などの高いところから舞い降りるのが普通で、シロハラクイナのように急に畑から飛び出したりはしないはずです。

車を運転される方への注意

1.前方の路上に物が落ちているようであったら必ず車のスピードを落としてください。

2.カンムリワシは車が近づいてくれば飛び立ちますが、ヘビなどの獲物を足で掴んで飛び立つ場合があり、獲物の重さでもたつき、時間がかかります。車を徐行させ、飛び去るまでゆっくりと待ちましょう

3.カンムリワシが飛び立った直後は、カンムリワシの動きを見て、車と接触しないように注意しましょう。

 Copyright©Akebonokan.