ハ ー レ ム

弟と銭湯へ行くたびに
デザイン科がいかにイイ所か
女の子にモテるかを
吹きまくっていた

< ハーレムみたいやぞー >
< ハーレムって何け? >
< 女にモテまくることや・・・ >

弟は、そんな兄のウソ八百を信じ
少し尊敬してたらしい


彼がデザイン科へ入学して
そんなウソはすぐにバレてしまう

言ってたボクもミジメだった
のではあるが・・・・・・

女 の 子 は・・・・

女の子
三人寄れば男の話

それも先輩や、若い先生
といった年上ばかりで
近くにいる同級生には目もくれない
って感じ

バカにしやがってコノヤロー
まるっきり相手にされないボクは
ひがんでいた


でも、あれは絶対、女の見栄
だったんだ・・・・

成  績

ボクは自分の成績も他人の成績も
まるで興味がなかったけど
ヤスは通信簿の点数をヤマとかケイゴに聞き
よく比較していた

学期が上がるにつれ上位の者に
聞くようになっていったみたい

当初は、なんでボクに聞かないのかなァ?
なんて呑気に思っていたけど

限りなく下位にいるボクに聞いても意味が無い
ってことに気づくまで少々時間がかかった

世の中、やっぱりそういうものである

アサはボクが知っているクラス・メートの中で
唯一、将来の明確な目標を持っていた人間で
学科も実習も違うレベルでやっていて
クラス内での成績は意に介さず、超越してた

ボクはクラス内で意に介されてなかった

昭和の子供たち・やよい町15番地