|
夏休みの最大イベントは、町内の空き地での
ナトコ映画(と呼んでいた)の上映
町内の老若男女、みーんな楽しみにしてた
嵐寛寿郎の< 鞍馬天狗 >しか覚えていないけど
杉作少年が新撰組に捕まり危機一髪
天狗が馬に跨がり助けに行く!
という、お決まりのシーンに
子供達は < はやく! はやく! > の大合唱
天狗が背後の敵に気付かないと
<うしろー!あぶないぞー!>
こぶしを振り上げ大騒ぎ
|
大人は<すわれ!><静かにしろ!>と怒鳴る
はしゃぎ過ぎてケガする子供がいて
親にひっぱたかれ、泣きっ面にハチ
そんな夏の夜の、幻想のひとときが終わっても
興奮さめぬ子供達は
鞍馬天狗になりきって家路につく
翌日はさっそくチャンバラ・ゴッコ・・・・・
|
|