タカオカ駅から北西の方向に歩いて30分 市街地のはずれに、やよい町 があります 二本の用水に挟まれた 住人150たらずの 同じような家が並ぶ、色彩の乏しい町 決して裕福とはいえない世帯の集まった町です 小学生の頃は中心部商店街以外 道路舗装はしてなくって国道でさえ砂利道でした 当然、ボク等の町内も舗装なんかしてありません
やよい町15番地が、ボクたちの家の住所 屋根つづきになった長家のような家並の端っこ 用水の横の12坪の古い平家に住んでいます ボクが東京へ出るまでの約 13年間 親子5人は、ここで生活しました
六帖二間、親子 5人が住むには 広くはないけど 用水に面してるから開放感があります 昼でも薄暗い台所にはコンクリートの流し台 大きな米びつ、炭箱なんかでゴッチャゴチャ ハエ取り紙や洗濯物もブラ下がり 御飯やおかずの煮炊きは奥のかまどで していてます 便所は汲み取り式 時々、どこかのオッチャンが回収に来ます
カーチャンが生きていたら 恥ずかしいから、こんな絵は描くな!って 怒っただろうな
イッチャマ、と呼ばれています 目立たず、引っ込み思案で消極的、虚弱体質なくせに おちょこちょいで、いっつも大失敗をしています 女の子からは当然、無視されていました 家は世間並みに貧乏 恐いトーチャンと、ちょっと美人のカーチャンの間の 二男一女の長男です セイビ保育園中退、セイビ小学校、シキノ中学校 コーゲー高校を卒業しました 左から、保育園、小学校、中学校、高校生のボク うしろでのぞいているのは、弟と妹です
昭和の子供たち・やよい町15番地